| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

リュリュちゃん日記

作者:あちゃ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

ソルムンド暦177年7月29日

今日はとうとう海辺の修道院の皆さんともお別れです。
短い間だったけど凄く素敵な時間でした。
修道長様から魔道書を2冊貰いました。

1冊は回復系の魔道書。
まだベホイミを完全に習得してないので、後はサンタローズに帰ってからお勉強です。
もう1冊は補助魔法の魔道書です。
中には『マホトーン』や『マホカンタ』スカラの上位魔法『スクルト』等が記載されてました。
私自身がもっと魔道鍛錬をして魔法力を上げないと使用できないけど、一生懸命勉強して使いこなせる様に頑張るんだ!!

私、ラッキーです!
夕方前にはオラクルベリーに着いたたんですが、着いて早々ウォリック君に再会できました。
エリオットさんはしばらくオラクルベリーで商売をするみたいです。

だから今度は私の方が先に町を出て行きます。
お母さんに許可を貰って夜のオラクルベリーを探索です。
さすがに子供だけでは危ないので、デルコさんも一緒です。

人気のない町の外れに『オラクル屋』と言うお店がありました。
中に入ったら、全然品物が無いんです!
お店の人に何を売っているのか尋ねたら「もう今日で店を畳むんだよ……だから全部売り切っちゃってね……」
とても残念です。

そうしたらね……
「お嬢ちゃんは以前に馬車を値切って買っていった青年に、目がそっくりだ! よし、お嬢ちゃんにはウチの特製暖簾をプレゼントしよう!」
って、3匹のホイミスライムが連なったオラクル屋の暖簾を貰っちゃった。

でも……使い道が良く分かんない……
ウォリック君は「リュリュの部屋に飾れば可愛いよ」って言ったけど……
物には罪は無いわよね!
だから元オラクル屋のおじさんには、笑顔でお礼をしました。

そう言えば……私とそっくりな目の青年ってお父さんの事かな?
だとしたら嬉しいなぁ…



 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧