| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

黒銀の夜叉

作者:
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

任務
  任務

 
前書き
見て下さい。 

 
ここはギルド〈漆黒の龍〉、アングム最大のギルドで、ギルドの名前の由来でもある《漆黒の龍》の二つ名を持つギルドマスターとXランクである《黒銀の夜叉》の所属しているギルドである。

先ほどの少年は漆黒に銀のラインが入ったローブに身に纏い、受け付けで手続きを済ませギルドマスターの部屋の扉の前にいる。


「はぁ……」


これまでも同じような状況を味わった事があるのだろう。明らかに気分の乗らない表情の少年は、小さなため息をつくと扉を軽くノックする。


「黒銀の夜叉です。戻りました」

「どうぞ。中に入って」


聞きなれた声を聞き少年は中に入る。すると、二十歳であろう美しい女性が座っていた。エメラルドの髪を腰の所まで伸ばし机に積み上げられた書類を手慣れた手つきで次々と処理していく。彼女こそがギルドマスターであり、《漆黒の龍》の二つ名を持つ女性。ティアラ・エメリードである。


「マスター、いきなり呼び出してなんの用ですか?」


いきなりの呼び出しに少し機嫌の悪い少年は、世間話一つせず話の本題を聞き出す。ティアラの方も少年の気持ちを察したのだろう。すぐに話を始める。
 
 

 
後書き
続きます。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧