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ストライクウィッチーズ  扶桑海軍119航空隊

作者:stk
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第501統合戦闘航空団

『こちら扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦闘105航空隊助役の根岸理恵大尉です。まもなく扶桑皇国海軍横須賀基地に着きます。』

『了解しました。』

汽車を利用できたことにより予定よりも早く横須賀基地につくことができた。横須賀基地には予定よりも少し早く出港することになっていた赤城が訓練を行っていた。

「理恵。もう着くんだね」

知香は横須賀基地に行くのが嫌みたい。私にはわからないけど何かあるのかな?それとも前の部隊みたいにみんながいなくなっちゃうとでも思っているのかな?

「理恵。私はここから戦場に行きたくない」

圭まで!なんで横須賀基地に対してそんなこと思っているのかな?

「ここから戦場に行くと仲間が消えちゃう気がする」

やっぱり前の部隊のことを引き摺っているんだ。たしかに164航空隊も184航空隊もここから戦場に向かって行ったけど、帰ってきたのは半分もいなかったもんね。

「大丈夫だよ。私たちは二人をおいてなんかいかないから」

「そうです。私も二人をおいて何処かに行ったりしません」

へぇー。まだあってから数日しかたっていないのにここまで言うなんて。でも、私はなにがあってもこの二人より先に戦場をさることはしない。

「根岸大尉。もうすぐ着きます。ご準備ください。」

「わかった。」

これから向かうのは最前線であるブリタニア。一体どれくらいの旅になるのやら。




~基地内へ~





「着いた~。う~ん、海のいい臭いがするよ。理恵。海いこうよ!」

たしかに横須賀基地の近くには砂浜もあった気がするけど、一様これから最前線にいくわけなんだから心構えとかそういうことを考えないと。って、もう行く気じゃん。

「海に行くから、その前に自室に荷物をおきに行こう」

私が「海に行く」と言うと目を輝かせた知香と圭。まだそこまで暑くないと思うけど二人にとっては大事なことらしい。と言うか、ただ単に海に入りたいだけなんじゃないかな?

「宮藤さんはどうしますか?」

宮藤さんに声をかけるが何も返事がないので振り返ってみると、坂本少佐がいるところを見つめていた。坂本少佐は誰かは分からないけど一人の少女と話していた。歳は私と同じくらいかな?

「宮藤さん?」

私は近づいて声をかけるが、全く返事がないので、肩を優しく二回ほど叩いた。

「はいっ!なんですか?」

「どうしたんですか?私が何度呼び掛けても反応がないなんて」

「それはすいません。実は、坂本少佐と話している人が姉にそっくりで」

「そうなんですか。ではご挨拶をかねて近づいてみますか?」

私が提案すると「是非、お願いします」と即答する宮藤さん。そんなに気になっているならいってくれればよかったのに。
私は移動しながら考え事をしていました。なぜ宮藤さんは宮藤博士のいた技術班ではなく航空隊に来たのだろう?そんなことが頭の中を埋めていた。

「根岸大尉~?聞こえてますか~?」

ヤバい。考え事に集中しすぎていたようだ。

「すいません。それで宮藤さん、なんのようですか?」

「ようってほどじゃないけど、坂本少佐の近くにいた人が何処かにいってしまったので話さなくてもいいかなと思いまして。」

なるほど。目的の人物がいなくなってしまったのですね。それなら

「宮藤さんは先に自室に行ってください。私は着任報告をしてきますから」

「了解です」

と言っても着任報告なんているのかな?私からしてみればまだいらないと思うのだけど、坂本少佐は怒るととても恐いと有名だからしっかりしないと。

「坂本美緒少佐。扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊第一分隊分隊長の根岸理恵大尉です」

「お~。もう来たのか、早かったな。私は第501統合戦闘航空団の坂本美緒少佐だ」

「存じ上げております。申し上げにくいのですが、坂本少佐に一つお願いがあります」

「なんだ」

「赤城乗船中に緊急事態が起きた場合の指揮をお願いしたいのです。」

そう。私たちは赤城の護衛も任務なのだが、私には赤城よりの離着陸の許可を出すことはできない。だからこの船の人間にお願いしなければならないのだ。

「了解した。ところでそちらの戦力はどれくらいだ?」

「戦力は私とあと二人ほどいます。それと護衛対象ですが戦える人間が一名ほどいます。」

つまり三人+1と言うことです。

「了解した。では緊急時以外は自由にしていていいぞ」

「ありがとうございます。それでは失礼します」

自由にしていいと言うことは、出港までも自由。つまり知香達が海に行く。私も一緒に行くことになる。まあいいか。たまには羽を伸ばすのも悪くはないはずだよ。




~出港の日まで~




「あ~あ。結局、海には入れなかったじゃん」

そう。昨日も一昨日も波が高かったため海にはいることは出来なかった。と言うか、私が海に入ろうとするのを止めたのですけどね。

「知香。我慢」

圭までもが知香を攻めてるよ。この二人が同期って言うのは本当なのかな?私から見ると、圭の方が少し大人に見えるよ。どこかと言うと、行動とか、発言とかかな。

「そんなことより、みなさんはこんなところにいていいのですか?」

「こんなところにいていいのですか?」って言われても、なにもすることがないしね。目的があれば動くけど、今のところはやらなければならないことはないようだからべつにいいと思うけど。

「いいんじゃな~い。私たちは「緊急時以外は自室で待機していろ」って言われたんだから」

そうそう。いまはなにもしなくていいと思うよ、なぜか知らないけどいろんなところ護衛任務で来ているようだしね。それとも私たちは信用できなかったのかな?

「何かしないと暇だよ~」

知香の言う通り暇だけど、体調管理も大切な任務の一環だからね。

「理恵。私寝てくる」

「うん。行ってらっしゃい」

圭はよく分かっているみたいだね。ならいいのだけど。 

「とにかく、坂本少佐が呼ぶまでは待機だよ」




~一ヶ月後~




「もうすぐブリタニア?」

「そうみたいだね」

一ヶ月も船に乗っていたのに、一回も応援要請がこないなんて。

『···こちらブリタイア連邦領ワイト島方面防衛隊角丸中尉。大型ネウロイ出現につき、援護をお願いしたいのです』

え~と、ブリタイア連邦領ワイト島方面防衛隊?なにそれ?聞いたこともないのだけど。でもネウロイが現れたなら助けにいかないと。

「こちら扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊の根岸大尉です。救護要請了解しました」

赤城にいる私に電波が届いたのなら、近くにいるはず。それで援護を無視した場合の被害を考えると、出撃した方がいい。

『ブリタニア連邦領ワイト島防衛隊角丸中尉です。扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊根岸大尉、先程の大型ネウロイの件は片付きました。』

「了解です。おつかれさまでした」

へぇ~、以外にやるじゃん。勝つなんて思ってもいなかったよ。

『こちら扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊桐島大佐です。第501統合航空戦闘団の坂本少佐と話をしたい。応答されたし』

あれ?恵里香さん、なにしてんの?

『我が扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊は第31統合航空飛行隊の援護を行うため、到着が遅れる。承知されたし』

なるほど。つまり恵里香さんが来るまでは自由ってことなのかな?それは嬉しいのだけどね。

『あと、すでに出向している四名については自由に使ってくれ!』

「なに言ってんですか!!!」

『理恵。聞こえているわよ』

しまった。まさか、無線を開いた状態であんなことを叫んでしまうなんて。

『こちら坂本美緒だ。到着が遅れる件は了解した』

よかった。知らない隊でこき使われるなんて私の性に合わないもん。てか、誰かに使えるのも嫌なんだけどね。

『まあ、四人は適当に使っておくさ』

適当って。変な任務が来ないことを祈ることしか今の私には出来そうにないね。

『理恵。聞いたわね』

「はい」

『坂本少佐の指示を聞くように!』

抜け出して、ワイト島方面防衛隊に向かおうかな?

『ワイト島に逃げても捕まえに行くからね♪』

前言撤回。この人から逃げることは出来ないようだ。

『理恵。貴女なら、逃げるとどうなるかわかるわよね?元第25航空戦隊119航空隊(最速の魔女隊)隊長さん』

うん。わかるよ、逃げた場合はかなりの厳罰が与えられる。運が悪いと銃殺だってありえる。それにしても、今さらになって119のことをださなくてもいいじゃん。

『あと、颯がそっちに向かっているからよろしくね』

マジで!颯が来るの?

『ワイト島付近までは茉耶が付き添っているから、ワイト島付近まできたら迎えに行ってあげてね』

はぁ~。茉耶がいるからいいけど、迷子になりやすからな~。

『多分明日にはつくわ。多分···』

颯が期日通りに到着できたためしがないと思ったけど。それなのに、恵里香はこっちによこしたの?絶対に途中ではぐれそうじゃん。それだと困るよ。

『とにかくお願いね』

「はぁ~、了解です」

「颯が来るの?」

知香、面倒ごとを起こさないでよ。後がめんどくさいから。

「恵里香、なんで第31統合戦闘飛行隊なんかにいくの?」

『なんでって言われても、・・・簡単に言えば様子見かな』

あ~あ、ヒガシか。でも、とっくの前にあがりを迎えているはずなのに。まだ前線にいるの?

「了解しました。ごゆっくりどうぞ」

まぁ、いいか。

『それでは』

やっと通信が終わったよ。長いったらありゃしない。

「理恵。颯が来るとネウロイ退治も楽になるね♪」

ネウロイは虫じゃないんだから。

「理恵。ブリタニアにはまだ着かないの?」

圭、いまさっき寝てたよね?

「あと半日くらいだよ」

つまり、もう着くってことだよ。赤城の乗り心地は大変よかった。先程の戦闘時以外は。

「知香、圭、宮藤さん。私は501統合航空戦闘団に連絡を入れます」

119航空隊はまだ無くなったわけではない。ただ別任務があるだけ。扶桑皇国海軍上層部の極秘任務だけどね。もちろん知っているのは私と、颯だけ。

「その間、静かにお願いします」

「は~い」
「わかった」
「了解です」

それでは

「こちら扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊根岸理恵大尉です。第501統合航空戦闘団司令、応答願います」

お願いでて。これ以上連絡がつかないと

『こちら、第501統合航空戦闘団隊長ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐です。根岸大尉どうしました?』

「ミーナ中佐。私たち105航空隊は現時刻より貴官の指揮下に入ります。よろしくお願いします」

『了解しました。第501統合航空戦闘団。通称、ストライクウィッチーズにようこそ』




~到着~




「本日付で、連合軍第501統合航空戦闘団の援護として派遣されました、扶桑皇国海軍遣欧艦隊第24航空戦隊105航空隊第一分隊五名です。私は105航空隊参謀兼分隊長の根岸理恵です。階級は大尉ですが気楽に話しかけてください。」

「私は副分隊長の里山颯です。階級は中尉です。」

そうそう。颯はね、なぜか知らないけど、私たちよりも早く基地についていたんだよ。ビックリしちゃうよね。いつもなら、颯が遅れてくるのは当たり前なのに。

「片原知香で~す。階級は少尉です。よろしくね~」

「大崎圭。少尉。よろしく」

二人とも~。こう言うところでは、丁寧な言葉遣いではなしてよ。

「宮藤愛です。少尉です。衛生兵扱いになることが多々あります。治療関係の相談は私にしてください。」

これが普通なんだよね~。二人にはもっと見習ってもらいたいよ。まぁ、無理だとは思うけどね。

「みなさん。これから仲良くしてあげてね。あと、105航空隊の五人は、宿舎が別フロアになるからそのつもりでいてね」

「わかりました」

「それでは、解散」

ふぅ~。今回は普通に終わりそう。105に配属のときなんかは、元々私と同じ119から来た仲間がいたから「隊長」とか、「少佐」とか言われて大変だったら。
いまの階級と違うことを指摘されたけど、それは諸事情で隠している理由は言えない。

「ちょっといいか」

「はい、なんでしょう?」

あれ、リベリオンに知り合いなんていないはずだけど?

「私は、シャーロット・E・イェーガー。リベリオン出身で階級は中尉だ。シャーリーって呼んでくれ」

あ~あ、私の次にスピードが速い魔女(ウィッチ)か~。

「なんで少佐はあそこまでのスピードを出せるんだ?」

ヤバい。この人は私の正式な階級を知っている。この時点で私の階級がバレるのは快くない。ここはあえて、

「あとで私の部屋に来てください。話はその時にします」

「そっか、それじゃあ、またあとでな」

「はい」

これでよし。第一の脅威は無くなった・・・はず。

「はやて~。おっきい~」

「やめてぇぇぇ~」

これはいったいどう言うこと?ツインテールのちびっこが颯の胸を揉んでるんだけど。 
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