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気付いたらTSしてHUNTER×HUNTRの世界へ

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第四話『三次試験』

 
前書き
5/26 誤字修正 

 
現在三次試験会場へと飛行船にて移動中
今の時刻は夜中の8時で
三次試験会場への到着予定時刻は朝の8時と12時間ほどあり
それまでは各自飛行船内で自由にしていて良いらしい
ボクはのんびりと寝ていよおうと
人が居なさそうな所を探そうと歩き出した所で
「ゴン!ヒカリ!飛行船の中 探検しようぜ」
「うん!ヒカリも行こうよ!!」
キルアとゴンがそう言った後に
ゴンに手を掴まれて飛行船内探検へと連れて行かれた

その後
あらかた飛行船内を見回ったあと
飛行船の窓から外の景色を眺めながら
ゴンがキルアの両親が何をしている人なのかを聞いたりしていると
後方から強力な視線を感じて
ボク達は素早く振り向いたが誰も居なく
「どうかしたかの?」
後ろから誰かが話しかけてきたので振り向くと
ハンター協会会長のネテロがゆっくり歩きながら近づいてきていた
「ネテロさん こっちの方から誰か近づいてこなかった?」
ゴンがさっき視線を感じた方を指さしながら聞くと
「いーや」
ゴンの問いにネテロは否定の言葉で答え
そして
「素早いね年の割に」
キルアがネテロに対してそう言うと
「今のが?ちょこっと歩いただけじゃよ」
キルアの言葉にはネテロはそう返した

キルアにはさっきのネテロの動きが少しは見えていたみたいで
ネテロ自身は先ほどの動きは全然本気では無いような発言だ
「じいさん何かよう?」
キルアが問うと
「退屈なんで遊び相手を探してたんじゃよ」
ネテロはそう答えたあとに
「おぬしらワシとゲームをせんかね?
もしそのゲームでワシに勝てたらハンターの資格をやろう」
そう提案をした

そしてネテロについて行った先にあった部屋は
特に何もないただ広いだけの部屋で
ネテロは部屋にあったボールを手に取り
「この船が次の目的地に着くまでの間にこの球をワシから奪えば勝ちじゃ
そっちはどんな攻撃も自由でワシの方は手を出さん」
ネテロがゲームの説明をすると
「ただ取るだけでいいんだな?じゃ俺から行くよ」
キルアが一歩前に出てそう言った
そのままキルアはネテロを中心に円を書くように歩き出した
するとその姿が……普通の人になら何人にも見えるであろう歩法を使っていて
ゴンは驚いていてネテロは関心しような感じだ
そして複数人に見えるであろうキルアは
一斉にネテロへと向かうが
ネテロに軽くあしらわれてしまい
それならとキルアは
ネテロの右足を常人の足なら粉々になりそうな勢いで蹴りを入れた
だがしかし
ネテロの足が悲鳴を上げる事はなく逆に
「いってぇ~~~!!」
悲鳴を上げたのはキルアの方だった
「鉄みたいだぜ あのジーサンの足」
キルアは涙目でそう言いながらゴンにタッチし
「よーし 次はオレだ!!」
ゴンはキルアのタッチを受けたあと
「行くぞ!!」
そう言ってネテロの方へとダッシュしたが
そのスピードではネテロには通用せず
数分ボールを取ろうと頑張ったが残念ながら無理で
一度コチラへと戻ってきて
「くそぉ~~ヒカリタッチ!次頑張って!」
そう言ってボクとタッチした

先ほどのネテロの動きを観察してた結果
ネテロが先ほどまでと同様に油断しててくれれば
多分1秒以内にボールを奪う事は可能だろう
だけどネテロほどの実力者なら
ボクが力を隠している事はわかっていそうだ
「……いいの?」
だからボクはこのゲームに本当にボクが参加してもいいのかと聞くと
「問題ないわい」
ネテロはそう言って油断しまくっていたので
「……最初の1回は練習でいいよ」
そう言ったボクの手には
先程までネテロが持っていたボールがあり
それをネテロの方へと軽く投げて返した
「え!?」
「はぁ!?」
「何じゃと!?」
するとゴン・キルア・ネテロと全員が驚き
驚いていたせいかネテロはボールをキャッチできずに
ボールはネテロの後ろへと転がって行った
そして驚愕から復帰したネテロは
「ふむ…少々甘く見すぎておったのぉ」
そう言いながら右手の人差し指を動かしたので
ボクはそれを『凝』を使って見てみると
オーラで文字が書かれていて
それは『お主使えるな』と言う内容だった
なのでボクはネテロと同じようにオーラ文字で『もちろん』と答えた
その後
ネテロが後ろに転がったボールを拾って戻って来た所で
「……ボール取ったら合格?」
もう一度ネテロに聞いてみると
「お主がそれで良いならな」
そう言われたので考えてみると
「……別にいいや」
ボクはネテロから取ったボール返しながらそう答えた
「!?」
これにネテロは先ほどよりも驚いた顔をしたが
すぐに納得したような雰囲気へと変わった
まぁ今回はちゃんと警戒していたのにボールを取られていた事に驚き
それがボクの念の能力だと言う事に思い至り納得したのだろう

今回使った能力は時間停止だ

時間停止(タイム・マジック)《特質系》
・周囲の時間を止める事が出来る
※範囲は自身の『円』の広さに依存
・時間停止中は『絶』状態になる
・一度に止められる時間は最大0.1秒
・一度使うと24時間は使用不可
・発動時の使用オーラ量以上のオーラを纏っている者には効かない

『円』自身を中心にオーラを薄く広げ範囲内にある物を知る事が出来る技

まぁ『絶』状態であっても今のボクならば
0.1秒あれば100m先の人物の心臓を貫く事ぐらい可能なので
この能力は確殺技だったりする

そしてボクはゴン達を置いて部屋を出て行き
その後は適当な部屋でゆっくりの眠りについた

それから数時間後
飛行船は何か高い塔のような所の頂上へと着陸した
マメ頭の生物の説明で
ここがトリックタワーと呼ばれる場所で
三次試験の内容が72時間以内に生きて下まで降りる事だそうだ

ボクは取り敢えず塔の淵まで行って
「……先…行ってるね」
ゴン達にそう言ってから飛び降りた
上からゴン達が何か叫んでいるけど気にせずに
ボクはどんどんと落下して行き
数分後にやっと地面へと到達しようとしたので
ボクは態勢を整えて『すとっ』と両足で着地した
その後ボクはこのトリックタワーの壁沿いを歩いて
中へと入る扉を見つけてゴール地点へと到着した

『406番ヒカリ!三次試験通過第一号!!所要時間12分!!』

すると三次試験の試験官の声だろう声が三次試験通過と教えてくれた
それからは特にする事も無いので
ボクはこのエリアの隅の方で眠りについた

数時間後
何か大きな音が聞こえた気がしたので目を開けると
目の前に何故かピエロのような男ヒソカが
両腕両足の関節を外された状態で転がっていた
「……何してるの?」
ボクはそう聞いてみると
「自分でヤっておいてそれはひどいんじゃないかい♠」
ヒソカはうつぶせのままそう答えたが
ボクはただ寝ていただけでそんな記憶は欠片も無かったので
「……記憶にない」
ボクは素直にそう答えると
「くっくっくっ♥」
ヒソカは何故か笑っていた
まぁこのまま放置しておくのも何だから
ボクはヒソカの右腕を掴み上空へと投げ飛ばし
バキッ!ボキッ!ガキッ!ドゴッ!!
外れていた関節を元の状態へと直してあげた
まぁその代償としてヒソカが仮死状態になったけど問題は無いだろう

そして数十時間すると
ちょろちょろと合格者が増えてきて
その頃になると丁度ヒソカも仮死状態から復活していた
「いやー◆死ぬかと思ったよ♥」
「……ワンモア?」
「……今はやめておくよ♠」
そしてさらに数十時間が経過して
そろそろ時間切れと言った所で
ゴン達がギリギリゴールとなるこのフロアへと到着した 
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