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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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14円舞曲ーtempo I (tempo primo)(最初の速さで)

 
前書き
ちょっと短い。(前書きも)
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
「いつまで寝ているんだ?」

その声で目が覚めた。僕はいつかあった光の中にいた。僕は確かクラディールを止めに行こうとして…

「気絶だろ?」
「また、君か…いや、『俺』」
「お、その感じは思い出した感じだな。久しぶりだな『僕』…ああ、心配しなくていい。クラディールは俺が殺っておいた。キリトは無事だ。」

もう1人の僕は笑いながら答えた。そして…

「じゃあ宿題を回収しようか。朝田詩乃は人を殺したでしょうか?」
「その答えは…」

僕は答える。今まで自分を殺してまで目を逸らしていたものを見つめるために…

「朝田詩乃は…いや!詩乃は殺してない‼︎

































人殺しをしたのは…
僕であり『俺』だ!」

どれくらいの時間がたっただろうか…不意に『俺』が口を開けた。

「正解。ようやく目を逸らしていたものを見るようになったな。」

『俺』は穏やかな声で言った。
でも、

「まだ言う事があるだろ?」

もちろん、と返事をし、さらに僕は答える。

「僕は今まで誤魔化してきた。自分が人殺しだって事を忘れるために。そのせいで、詩乃を傷つけた。僕はまず謝りたい。あの雨の日、詩乃を助けた日に僕の名前を言えなかった事を。謝ったら僕は詩乃に笑ってほしい。だから僕は歌うんだ‼︎そしてこのゲームから抜け出したいんだ‼︎」

そう言うともう1人の僕の姿が光の中から見えた。血まみれのスノードロップが立っていた。いつもの明るい赤いコートが赤黒くなり、黒のシャツやジーンズも血が付いている。

「もう俺の出番は無しにして欲しいな。…だけどどうしても助けて欲しい時にまた出てやるよ。」
「案外君も優しいんだね?」

僕は笑いながら答えた。『俺』も笑いながら答える。

「それは自分が1番知ってるだろ?」
「だね。んじゃそろそろ…」

『俺』は拳を突き出す。

「おはようございます♪僕の未来♪」

僕も拳を突き出し、合わせる。
すると眩い光が包んだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「うーん…」

起きると僕は39層のホーム、アーブルにいた。
どうやらソファーで寝てたようだ。

「ったくベットでちゃんと寝させてくれよ、まったく…ん?」

見るとメモが置いてあった。

スノードロップを、雪宮佳、そして、詩乃をよろしくな!

「…わかってるさ。だけど君も一緒に、だぜ?」

わかってるさ、そんな事ーーー

何処で『俺』の声が聞こえたような気がした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「という事があった訳!」
「壮絶だね…あんた…」

次の日僕は48層のリズベット武具店に愚痴りに来ていた。ちなみにもちろん詩乃の名前は出してない。

「そういえばこの話、キリトやアスナにしたの?」
「いいや、してないよ。…今呼んだけど。」
「へえー、そうなんだ…呼んだ⁉︎」
「うん、驚かせて見たいからさ。…きたみたいだね。」

話しているとアスナとキリトが入ってきた。そして

「「スノー!」」

同時に僕の名前を呼んだ。目の前にいるのに聞こえるよ。

「…ただいま、アスナ、キリト!」
「お前…いつものスノーなんだな?」

キリトが恐る恐る聞く。

「いつもの僕に決まってるだろ?飾らない僕さ♪てね」
「良かった。本当に…」

アスナが気が抜けたように言った。

「うん、なんとか戻って来たよ。ところで遅れたけど…結婚したの⁉︎二人とも!しかも血盟騎士団休んでるし!」
「ちょっと疲れちゃったからね…」

アスナが本当に疲れた用に言う。

「あ、ちなみに僕も休んだからさ!君たちいない血盟騎士団いる意味無いしね。」
「スノー…人の事言えないな…」
「僕は言って良いのだ!」
「お、おう…そうか。」

キリトが呆れ顏で言う。僕は笑顔でこう言った。

「みんな!ありがとう‼︎」

 
 

 
後書き
スノー「というわけで僕復活!」
作者「おかえりなさい!」
スノー「ただいま〜いや〜久しぶりだね!この場所!
あ、感想いつもどうり募集しています。このM作者に
Sの鞭を…」
作者「やめろ!スノーいきなり暴れないで(泣)ちなみに
次回はオリジナル展開やっちゃいます!それでは!」
スノー&作者「次回もよろしくお願いします!」 
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