| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ファンタシースターオンライン2 蒼穹の剣士

作者:竜胆
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五話 惨殺魔法少女

 
前書き
新キャラです
リン・イクリプス 年齢16歳 種族ニューマン
第二学年A組 誕生日12月29日 クラス ブレイバー/ハンター
得意武器 刀 身長160cm 体重48kg イメージ声優 高垣彩陽
容姿 凛々しいとした顔立ちだが、ちょっと幼さが残る。茶色のポニーテールで目の色は赤
性格 しっかり者、真面目 

 
ナベリウス凍土エリア

森林の奥地にあるエリアで常に雪と氷に覆われている

そのエリアのエネミーは勿論氷属性のエネミーが沢山おり、獰猛である

そのエリアに一人のアークスがガルフルという狼に似た凍土エリアに住んでいるエネミー相手に善戦していた

すでに数十体が骸となっており、全身が黒く焼け焦げている事から炎系のテクニックを受けたのだろう

「さてと…後一体ね」
少女と思われるアークスは、ヴィオラマギカを身に纏い、その手には死神が持っている鎌の形をしたロッドがあり、顔は可愛らしいドクロの面がしてある

最後の一体となったガルフルが怒りに身を任せ少女に突撃した

しかし当たる直前に少女はジャンプし、そのまま浮遊した
そして鎌を回転しながら詠唱を始めた

「滅殺☆イグニートプリズン!!」

するとガルフルの足元に赤い魔方陣が出現し、四本の火柱がガルフルを襲い、そして、止めの一撃に中心から大爆発を起こした

炎にやられたガルフルは真っ黒に焦げていた…
周りにある雪も炎によって溶けていた

「今日も滅殺☆完了!!」

と決めポーズらしい構えを取り、テレパイプで帰還した









朝…シップ4アンスール住宅地エリア…
ジルベール「ふああっ…眠い…」

大きな欠伸をしながらジルベールは登校していた
そしてその両側には
リシア「えへへーお兄ちゃんと一緒に歩くって、久しぶりだね♪」
アーシア「にぃにといっしょにがっこう、たのしいな♪」
とジルベールの妹、リシアとアーシアがジルベールの両方の腕を抱きながら歩いていた

ジルベール「二人とも、ちゃんと歩いてくれ…俺が歩きづらい…」
と二人に言うが…
リシア「えーっ、いいじゃーんこうしていようよ!ね、お兄ちゃん♪」
アーシア「にぃにと、くっつきながらあるきたいの…だめ?」

と笑顔と上目遣いで行ってくる妹達をジルベールは怒る気になれなかった…

ジルベール「わかったよ、ちゃんと歩いてくれよ…」
リシア「やたー!!えいっ!(ムギュゥゥゥ…)」
アーシア「ふにゃあ!(ムギュゥゥゥ…)きもちいい…」
ジルベール「抱き付いても良いとは言ってないぞ…」

とそこへ
キース「よう、今日も妹と楽しい時間過ごしてるな♪ジル!」

キースが現れ、ジルベールをからかった
リシア「キースだ!やほー!」
キース「おう、リシア!んで、やほー!アーシア」
アーシア「…」

アーシアはジルベールの胸に顔を埋めてしまった、アーシアは人見知りが激しいので、キースにまだなついていないのである

キース「ははっ、アーシアは相変わらずだな」

ジルベール、キース、リシア、アーシアの四人はハルシオン学園へと向かった

そして校門の所で

カリーナ「おはよー!ジル、キース」
ユウリ「おはようございます」

カリーナとユウリの仲良しコンビに会った

二人はジルベールの妹に気づいた

カリーナ「もしかして、ジルの妹?」
ユウリ「わあ…可愛いです…私も妹ほしいなぁ…」

と話していると

由花里「おはようございます、ジル様」
アルト「おはよー」
アテナ「…おはよ」

由花里、アルト、アテナの三人組が現れた、もうこの三人とのわだかまりは無くなっており、仲良しと言える関係まで仲良くなったのである、この前一緒にクエストも行った。



そして、リシアとアーシアは中等部の為、ここで別れなければならない
リシア「じゃあ、あたしとアーシアは中等部に行くから…ってこら!アーシアさっさと行くよ!いつまでもお兄ちゃんにくっついてちゃだめでしょ!」
とリシアがジルベールに引っ付いているアーシアを連れていこうとするが

アーシア「やだ…にぃにといっしょにべんきょうするもん…」
と駄々をこねた

リシア「そんなわがままは駄目でしょ!ほら行くよ!」
アーシア「やだやだやだぁっ!にぃにといっしょにべんきょうするもん!…ぐすっ…」
と泣き出しそうなアーシアであった

ジルベールはアーシアの頭を撫でながらぎゅっ…と抱き締めた

ジルベール「アーシア、離れたくないというのはわかるよ、でもね学校はわがままが通じる所じゃないよ、ここはお姉ちゃんの言う事聞く、いいね?」
そう促すが
アーシア「でも…」

ジルベール「よし、何かあったらこれ使え…ピット!」

ジルベールはデバイスから自分のマグを取り出した
丸い球体のフォルムに目が着いており、短い四本の手足が生えている可愛らしいマグである

アーシア「あ、ピットだ」
アーシアはジルベールがいないときいつもピットと遊んでいるのである
ピットを胸に抱えてアーシアはやっと離れた
ジルベール「終わったら第一訓練所に来い、俺らそこにいるから」
アーシア「うん!わかった!じゃあねにぃに!」
リシア「アーシアの事ならあたしに任せて、じゃあねお兄ちゃん!」

その様子を見たキース達は…
キース(いいねぇ…妹)
カリーナ(ジルの妹、可愛いなぁ…)
ユウリ(ほしいなぁ…妹…)
由花里(ジル様のお嫁さんになれば…私にも妹が…)
アルト(アーシアちゃん可愛い…)
アテナ(…羨ましい…)
とそれぞれ呟いていた…

妹達を見送ったジルベールは振り返り
ジルベール「俺らも行くか」
とみんな歩き出した途端…

「こらぁっ!キースッ!」
女性の怒った声が聞こえてきた…
キース「?」
「チェストォォォォォォォッ!」

ドゴォォォッ!

キース「ぐはぁっ!」

何者かの強烈な飛び蹴りがキースの背中にクリティカルヒットした
そしてキースは背中に飛び蹴りを受けた衝撃で地面に突っ伏していた

キース「てめっ…リン!いきなり何しやがる!」

リンと呼ばれた少女は腰に手を当て、キースを見下ろしていた

リン「あんたが忘れ物するのがいけないんでしょ!ほら弁当!」
と弁当箱を差し出した…
キース「お、おうサンキュー…」
リン「まったく、アークス以外の事は全然駄目なんだから…」
リンは頭に手を当てて言った
キース「うるせえな!リンだって所構わず暴力振るいやがって、この暴力女!」
リン「なんですってぇぇぇぇっ!もう一回ブッ飛ばされたいの?あんた!」

ジルベール「いい加減にしろリン、キース、大勢の前で恥ずかしい真似すんな」
とジルベールが仲裁に入ると

リン「へ?ジ…ジルさん!?どうして…ここに…?」
と、頬を赤めながらジルベールに質問した

ジルベール「ああ、俺もここに通っているんだよ」
リン「そ、そうなんですか…あはは…」

キース「まったく、ジルの前だと態度が急変するよな?リン」
とリンをからかったが、語気を荒げて
リン「うるさい!別にいいでしょ!ああ…あたしA組だから同じクラスじゃないじゃん…」

ユウリ「あ、あの…キースさん…その方は?」
とユウリが聞いてきた

リン「はじめまして、キースの双子のリン・イクリプスよ」

カリーナ「双子?妹なの?」
リン「いや、違うけど…」
由花里「姉上ですの?」
リン「それも違うけど…」
アルト「じゃあ、なんなの?」
リン「双子です」
アテナ「…それじゃ…わからない…」
リン「まあ、とにかく双子って事でよろしく!」

というアバウトな自己紹介を終えたリンは校舎に入っていった
それに続いてジルベール達も校舎に入っていった



教室に着いたジルベール達は自分の席にそれぞれ座った、由花里、アルト、アテナの三人組はジルベールの後ろの席である。そしてSHR(ショートホームルーム)
のチャイムが鳴り、担任でジルベールの姉、アクアが入ってきた

ジルベールはまた前の席が空いている事に気が付いたのだ
前の席は、エルシアの席

ジルベール「あいつ…また遅刻か?」
カリーナ「完全に遅刻ね」
キース「なんで遅刻ばっかなんだ?エルシアの奴」
ユウリ「今日で10回目ですよ、エルちゃん」
由花里「目覚ましを設定してませんの?」
アルト「今頃全速力で向かっているでしょうね♪」
アテナ「…」

そう話をしていると教室の扉が開き

エルシア「ごめんなさい!遅れましたぁっ!(バコーン!)ふぎゃっ!」
エルシアが入ってきたと同時にアクアが出席簿で彼女の頭を叩いた

アクア「どれだけ遅刻すれば気が済むのかしらねぇ…次遅刻したらジルの刀で峰打ちよ」
ジルベール「アクア姉!俺の刀をくだらん事で使うな!」
エルシア「ジル君の刀で…えへへ…叩かれても良いかも…」
ジルベール「いや、どんな想像してんだお前は!変態か!」
アクア「はい、コントはこれまで!エルシア、席に着いてね」
エルシア「はーい♪」

こうして授業が始まった







ある休み時間





カリーナ「ねぇ…アークスにドクロの魔法少女のような奴がいるって噂、聞いた事ある?」

キース「なんじゃそりゃ?」
とキースが疑問符を浮かべるが

ユウリ「なんか、ナベリウスの凍土エリアで酷く荒らされた形跡が目立つんですよ、まるで焼け野原みたいに雪が溶けて、エネミー達が黒く焦げているんですよ」
由花里「焦げているということは、炎系のテクニックですわね…」
顎に手を当てて考えている由花里

ジルベール「クラリスクレイスじゃないのか?」
とジルベールが一つの答にたどり着く
キース「ああーあり得るな」
アルト「可能性は大きいね」

そう納得していたら…

エルシア「ねぇ…クラリスクレイスって誰?」

ズゴッ!!

全員がその言葉にコケた

キース「お前はクラリスクレイスまで知らんのか!!」
カリーナ「授業に出てたじゃない!」
由花里「授業中何を聞いていたんですの!」
アルト「どうせ、ジルの事ばっかり考えていたんでしょ?」
アテナ「…馬鹿…」
とそれぞれ説教(悪口?)した
しかし当の本人は
エルシア「え、そんなに知ってなきゃ駄目?」

こんな感じである

ユウリ「ねぇ…エルちゃん、三英雄って知ってる?」
エルシア「うーん…わっかんない!」

ジルベールは呆れ顔になって説明した
ジルベール「エル、六芒均衡って知ってるか?」
エルシア「あ、アークスの中でも強い人達の事だよね」

ジルベール「まぁ、間違いではないが…その中のレギアス、カスラ、クラリスクレイスがその三英雄と言われている。彼らは、前大戦でダークファルス・エルダー(巨躯)を封印したとされている…で今お前が知らんと言ったクラリスクレイスはその三英雄の一人だ」
エルシア「じゃあ、偉い人なの?」
ジルベール「いや、現在のクラリスクレイスは二代目だから、そんな権限はもってないはず」
キース「まあ、年は俺らと変わらないし、見た目はガキだしな、とにかく炎系のテクニックぶっ放して爆破してるし、キレると暴走するし」
エルシアは納得したかのような顔をして
エルシア「わかった!とにかく偉くて、ちっちゃくて、危ない娘なんだね♪」
ジルベール「…まあ、わかればいいよ…」
そうしてジルベールは先の話に戻った

ジルベール「で、この魔法少女らしき人物が誰かだが…今現在の情報ではクラリスクレイスが圧倒的に可能性が高いな…」
とここでユウリが
ユウリ「あの…その魔法少女、なんかドクロのお面と死神の鎌のようなロッドを持ってるって…」
キース「おいおい、なんのコスプレだよ?」
由花里「ドクロのお面と鎌って…死神気取りですの?」

pppppp…
とここでジルベールのデバイスが鳴った
相手は…
「ふははははははは!聞いたか?耳に入ったか?六芒均衡の6ヒューイだ!」
なんと六芒均衡の6、ヒューイ・ナハトであった
ヒューイはナハト分家の息子で、ジルベールとは従兄の関係
ジルベールは耳につんざくような爆音に鬱陶しいと思いながら
ジルベール「何の用?従兄上」
ヒューイ「いやはや、実は我が従弟に是非頼みたいことがあってな!魔法少女の噂は聞いているか?」
ジルベール「ああ、聞いている」
ヒューイ「その魔法少女の被害がとうとうアークスに出てしまってね、見逃せない事態になってしまった!ジル!ナベリウス行って魔法少女を調べ、見つけたら注意勧告してくれないか?」
ジルベールは即答した
ジルベール「わかった、行くよ」
ヒューイ「すまない!お前だけが頼りだったんだ!俺もクラリスクレイス連れて凍土に行く!そちらも四人で来るがいい!」

ジルベール「ああ!わかった!魔法少女の化けの皮を剥がしてやるさ」

そして俺らは魔法少女捜索のパーティーを作った

第一部隊
ジルベール、キース、由花里、アルト
第二部隊
カリーナ、ユウリ、アテナ、リン

の組み合わせとなった







 
 

 
後書き
原作キャラの紹介です
ヒューイ・ナハト 年齢20歳 クラス ハンター/ファイター
得意武器ワイヤードランス イメージ声優 柿原徹也

クラリスクレイス 年齢16歳 クラス フォース/テクター
得意武器ロッド イメージ声優 悠木碧  
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧