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ロザリオとバンパイア 時空の狭間で

作者:圭人
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第22話 幻術

あれから一週間
部屋ではまた月日がながれ俺は先生とはまだ程とおいが
スピード、体術、忍術もあつかえるようになった
もちろん先生が教えてくれた術もマスターした
苦悩の、日々だったけど


一方新聞部


「ねえ?最近つくね変わった気がしない?」
くるむがぼそっとつぶやいた
「確かに….なんかたくましくなったっていうか、というか
つくね、足早くなったよね…」
「姉さんのいうとおりだ 前まではおいつけたが今はミナトと
ほとんど変わらない気がする」
みなつくねの変化にきづいている
「休みの日もミナト先生のところへ行ってるみたいだぞ?」
「みぞれちゃんそれってホントなの?」
どうやら休みの日も修行しているようだった

「そうだ 後をつけてみない?」
亞愛が提案した
「休みの日はバスでいってるようだ」
「それだ!紫ちゃんに透明になる薬作ってもらって後をつけようよ!紫ちゃんできる?」
平日はミナトのバイクで行くため追いつけない
でもら休みの日ならミナトは学校にこないしかえって好都合

「わたしもつくねさんのこと気になってたです。すぐに作るです!」

そして透明になる薬は完成、紫いわく効力は24時間
日の出にバス停に待ち伏せ先に乗り込みつくねをつける

そして計画通りのはずが
「あれ?みんな?」
「まさか?」
「効果切れてるですー!!」

どうやらバスがくるまえに効果が切れ、時間は2時間程度だった

一方つくね


「今日は仮試験だ 合否は一本先取できめる」
「はい!」
「なんでもありの時間は無制限 スタート」

スタートの合図で俺は林の中にかくれた
今日は部屋ではなく寮の近くの林

先生にまず忍者とは忍隠れるもの それが基本だとおそわった
いつもの修行服で今は木の上で先生の様子を伺う

あそこにいる
まずはクナイで出方を伺う

クナイを3本威嚇投擲する



キン キン キン

先生はなんなくかわし直ぐに俺にクナイを投げた

(しまった! 今ので居場所が!)
「隠れるのは上手くなったが… まだまだッ!」

木から木へジャンプしているときよこから先生の蹴りがいきなりとんできた

そして一瞬間合いが切れた瞬間先生は空中で
印を結ぶ

「はっ速い!」
ならおれも


先生の最後の印がみえた

寅の印!
あれは火遁!

なら

「火遁 豪火球の術!!」

「水遁 水龍弾の術!!」

先生の火遁と俺の水遁がぶつかり火が消え煙りがあがった
だけど…


「しまった! 煙りで見えない! (これが狙いか!でも先生も同じはず!)」

(いい反応だが一つ勘違いをしているな)

そこへいきなり雷鳴が


「なにっ?」
「自分もみえないから先生も同じだっておもうな?」
先生の必殺技、雷竜奏はなんとかかわしたが近接戦に
なりクナイどうしがあたりつばぜり合いになった

「写輪眼についてあらたにおしえてやる あれはコピーだけじゃなく
敵の体内のチャクラの流れもみることができる
だから煙だろうがみのがさない それと写輪眼を相手にするときは
印を隠すのが基本 どんなにはやくても先読みし見切る そして色で
チャクラを見分ける たしかにつくね… お前は術も多彩になったし印の
スピードははやくなった だが写輪眼相手ならまだまだだ
それと修行では教えてないことをしてやろう」

その言葉と同時に先生は俺を睨みつけ木の葉隠れできえた


「なんだ?なにをしたんだ?」

するとそこにモカさんと美優さんの声が

「つ….く…ね」
「た…す…けて…」

声のする方へ目をやると水をくらったのか、足元がらおぼつかない2人の姿が

「モカさん!美優さん!」
俺はすぐ木から飛び降りかけよった

「誰にやられたの!?水のダメージが!」

「うっ…水泳部の…」
「奴に….やら….れた….」
「水泳部?そうかあのときの復習で…すぐ医務室につれていくから」


以前、部活体験のときつくねのミスで2人は水泳部と揉めたことがあった

肩を貸し歩こうとした瞬間


「モカさん?美優さん? ちょっと…痛い!」

なんと2人は普段血を吸う何倍もの強さで首にかみついてきた

「つくねの…血」
「全部吸い尽くせば…元気になる…」

「ぐっ! がはっ!」

俺は映画のバイオハザードのゾンビに噛まれたひとみたいに吐血した

(ヤバイ…血を吸われすぎた…意識が…)

「つくね、お前は私たちのエサでしたかない」
「それも知らず仲良くしてたなんて…ばかね…」

「ま…て」

俺は最後の力を降り絞りたちあがった
しかし

「うっとうしいな 目障りだ」
「身の程を知りなさい」

見たことのない冷たい目だった
そのまま俺は蹴り飛ばされ木に叩きつけられた

「がッ!!」

「ふん そこで死ね」
「さようなら」

(なんだよ やっぱりそうかよ 血が目当てかよ 友達とからいいながら
ホントはエサあつかいかよ)

俺は涙もでなかった 泣ける気力なんてもうなかった




「ちょっとやりすぎたかな? ここまでにしてやるか、 解!」



あれからどうなったかわからない
ミナト先生の声がする

「…きろ… 大丈夫か?」

そこにはミナト先生が
「先生?先生!大変なんだ!モカさんと美優さんが俺を殺そうとして!
それでっ!」

「幻術だ 馬鹿」

「あれ?首が痛くない じゃあいまのはホントに…」

「幻だよ 幻術ぐらいわかるだろ?黒乃が幻術を統べる
妖なんだから」

あれは先生が俺にかけた幻か

「忍戦術その三、幻術 俺の眼をみただけでかかる
写輪眼の対抗戦術は印を隠す、それと直視しないことだ
まだ修行だからいいが任務なら殉職だ」

「殉職…」

「いわなくてもわかるよな?」
「はい…」

あれが戦場なら俺は死んでいたんだ
まだまだたりない

実感した

「今日は肉体的ダメージは少ないが精神ダメージが大きい、
3日ほど休め たまには部活に顔をだしてやれ」
「はい…」

その日そのまま寮へかえり翌日は仮病をつかい休み
実家へかえった
次の日にモカさんたちにこっぴどく怒られたけど
先生はなにもいわなかった
なせだかはわからないが 
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