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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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七人目
DARLIN’
  十話

なんで私達ばっか…






そう言って泣きながらあいつはな…

老山龍の腹の下に突っ込んでいったよ。


よほど効いたんだろう。

やっと老山龍は倒れた。


あいつはそれでもまだ…攻撃をやめなかったよ。





早く逃げろ!





倒れて行く龍の合間を縫い……まだそこにいる、あいつの手を掴んでな。

逃げたんだ……

でも…



途中であいつが俺の手から離れた。


倒れた老山龍の足がな…
あいつの腰から下に…
下によお……


早く逃げればいいのによ…





ねえ…ダーリン…







死にそうに話すから怒ったんだよ。

許さねえぞって…


そしたらよ…
涙一杯ためて…






ごめんなさい…

ゴボゴボゴボ…





血吐きながら言いやがんだよ…

引きずり出そうにも、デカイ爪が食い込んでな。


でもよ…
また涙ぼろぼろ出しながら俺に言うんだよ…






私ね?






うん…






ダーリン…ダーリン…





うん…





私の…ね?





わかってるぞ?





やったあ…ダーリン…
ゴボゴボ…




い…家の色はよ、白っぽい感じでな!
ファンゴの毛皮飾って…
それから……うう…






話を嬉しそうな顔をして聞きながら…

あいつは俺から…
いなくなった。
 
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