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ロザリオとバンパイア 時空の狭間で

作者:圭人
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第11話 和解

アカーシャの部屋にモカを除く、亞愛、美優、刈愛、心愛がいる

一茶は任務でているし、まあ話をつけるなら俺だってできる

一応、一国家、里の長だったからね

「さて、全員そろったね。モカはまだ起きそうにないから寝かせてるけど」
「ええ。モカについては起きたら改めて話をしましょう。それより、今はあなたのことよ、ミナト」


「是是。首を斬られても死なない上に、あのアルカードを体内に封印するなんて、あなたは何者なの?」


 亞愛の言葉に血相を掻いた心愛が姉に言い寄る。


「く、首を斬られたってどういうことなの!?」


「アルカードを封印したなんて、一体どうやって?それにミナト君の姿もかわって…」

刈愛も心愛も困惑しているな… まあ全部はなすか…

「待って。 落ち着いて?俺のことも事件のことも封印のこともこれからのこと全部話すから」

「生き返ったこと?」

これについては皆疑問みたいだ

「じゃあそのことから話そう」

なぜ生き返ったかはなす

「確かにあの時、亞愛に首をはねられ死んだ だけど生き返った
俺は転生したんだ」

その単語に皆、目を丸くする

「チャクラでつまり君らなら妖力を肉体に変換し、魂を転生する
前の肉体はチャクラとして、魂に帰り、尾獣の生命チャクラで、肉体
を生成したってことだ」

まだ理解出来ないか、心愛は理解し難いようだ
「つまり、そのチャクラ自信がミナトの魂と同じで尾獣をなし得る者のみ
できる術、そうよね?」

「ああ。パートナーがいないとだめなんだ 」

「でも、なんでミナト兄様が死ななきゃいけないの?復活したのはわかるけど、なんで?」

「まあちょっと喧嘩になってな…亞愛と…」

そうはなしながら亞愛をみる

だが心愛が亞愛に思いをぶつける

「喧嘩だからって兄様の首を切ることないじゃない! 姉さんのばかあっ!」

そう言って心愛はミナトに抱きついた

「わかったからちょっとしたはなれてよ 話はまだおわってないから」

「そしてアルカードとモカ、美優のことだ 立ち聞きした内容からあくまで俺の推測だが
モカは難産で出産後、瀕死の状態、それと、亞愛がはなした、真祖の血を摂取する
そして真祖の血には不死の力がある その点に要点があると推測した」

「なぜ私の血が不死としってるの?」
アカーシャが驚きを隠せない

「そのぐらい俺だって調べてしってるさ そしてだ、出産後瀕死のモカに
アカーシャは自分の血を分け与えて蘇生した そして奇跡的に回復し、元気
に成長したが、血はアルカードと同調していたためモカにも同調した
アカーシャは、過去にヤツの体内から封印していましたね?俺の中にヤツがいるから
わかるが そのときアカーシャとヤツの血がシンクロし、モカにもそれがながれている、
そうだね?」
「ええ。 間違いないわ モカを助けるためにアルカードとシンクロした血をあの娘にそそいだ
わ。 でも、真祖なんかと関係無しに幸せになってほしかった。それだけ。あの娘にもあなたにも悪いことをしたわ。 ごめんなさい」

すべて認めたアカーシャ この人はなにもかもしっている
でも恨んでいるようにはみえない

「謝ることないさ 母親が愛する子供を助けたいと思うのは当然のこと。
そしてモカは俺の死をきっかけに真祖になった
次に美優だ 彼女はシンクロしている血はながれていないが、妹の危機と
奴の血を反発するように新たに限界覚醒した真祖、これはアカーシャの
愛が妹を思う愛に発動したと思う、あくまで推測だが」

そこに亞愛が
「じゃあ体内に封じてるミナトも真祖に?でもアルカードの邪悪な
妖気ではまたあなたが…」

「それは心配いらない 正しきチャクラでコントロールすれば化け物の姿はなくなり、
力として循環するだろう たぶんな」

真祖について説明した
ここで俺は三人になりたいとはなす

「刈愛、心愛、席を外してほしい。美優もかなり眠そうだから一緒に」
「ええ。」
「なんでー?」
「大事な話だ」

そういうと、刈愛は美優の手をとり心愛にいきましょ?といって部屋をあとにする


部屋をでたのを確認するとミナトは時空間結界をはった


「なにをしたの?」

「大事な話しだし、亞愛のメンツもあるから、防音措置をね」

そしてまた話し出す

「まだ人間に復習したいか?」

その問いに戸惑う亞愛

「わからない… 」
「じゃあ真祖の血はまだ狙うか?」

「諦めきれていない、というのが正直なところ。私は今まで世界を手にして人間たちに復讐することだけを目標に生きてきたから、そう簡単に考えは覆せない」
正直、諦めてないよりましなこたえだ
まだ話しはまとめやすい

「あなたが過去に人間にどんな酷いことをされてきたのかは当事者でない私たちには想像することしかできないわ。でも、全ての人間があなたを辛い目に遭わせてきたような人
ではないと思うの」
「…」
「前にも言ったけど、あなたは自分が思っているほど冷徹な娘ではない。たったの二年という月日だけど、それでも私は母としてあなたをずっとこの目で見てきたわ。私には分かる」

継母の言葉に苦しそうに顔を歪める亞愛。膝の上に置いた手をキュッと握りしめて何かに耐えている。

「君と過ごしてきた期間は短いが君は守るべきもののためなら力を尽くすよね?
誰かを思うからこそできることなんだ それとは逆に復習心はきみを躊躇させる
モカが俺を人間でも好いたようにきみも同じ、そんななかで復讐なんてできないよ
やるなとはいわないが、もしモカが復習の対象にされれば君は被害者だ
関係のないモカは死ぬ、きみはそれをしようとしたんだ」

「そうよ、みんなでまた仲良く、くらしましょ?全てを滅ぼすなど無理なはなし。」
「那?、怎?做(じゃあ、どうしろと言うのよ)!? 私から復讐を取ったら何も残らないのよ! それだけを生き甲斐にしてきた私の目標を取らないでよ! それに、あんなことをした私が、今更みんなと過ごせるわけがないじゃない……っ!」

「なら皆出て行けといったか?いってないはずだ
皆なにもいわない 確かになにもいわないが、それとなく
償えばいいさ、ゆっくりと 復習も関係のない人間を巻き込まないなら
復讐はしろ わかるな?」


「…」
「関係ないの殺された、それが無限に負の連鎖がはじまる
関係のない人を殺せば、その身内の復習の対象は殺したひとになる
それが戦争なんだ そんなことはいやだろ?」

「ミナト…お母さん…」

「ごめんなさい…!」

2人に抱きつく亞愛


「わかればいいんだよ… 一緒にがんばろ?」
「ミナト…」
「私もわかってあげれなくて ごめんなさい」

「お母さん…」

俺たちはこうして和解をした
亞愛の目は復讐より希望に満ちた目に変わりつつあった 
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