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ソードアート・オンライン handle a system

作者:ハマT
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41須郷再び

 
前書き
非道さんにはちゃんとした末路があるのでよろしくお願いします 

 
「和人のヤロー後で覚えとけよ」
ログアウトしてきた俺はそんなことを呟く。そしてあの役人に連絡しようとしたけど何か飲みたい気分の方が勝り俺はリビングに行くため部屋を出ようとする。だから気付かなかった……消したはずの部屋の電気がついていてカーテンが開いていることに。
「?!」
突然窓ガラスが割れる音がした後何かが俺の頬をかすりその直線にある床に当たる。その床を見て何が飛んでかを理解する。銃弾、つまり狙撃されたと言うこととなる。俺はスグに机の上の携帯を手にして下に降りる。下に降りると何故かリビングに電気がついていた。不審に思いつつも俺はそのドアを開けた。そして俺はその先に見えた光景に俺は絶句した。一人の男がスグの頭に拳銃を突きつけていた。その男は……
「須郷?!」
かつてALO で非道な実験を行いそれを俺と和人に止められ警察に逮捕されたはずの男だった。
「脱獄までして俺に復讐か」
「ああそうさ君達には復讐したかったからねでも牢屋にいるなかで僕にも色々と考えさせられたよ……僕の知りたいことを教えてくれたらこの子を解放してあげよう……クロノスって言葉を聞いたことはないか?」
クロノス?北欧神話やローマ神話にに出てくる神様のことか?いやそれについてはネットで調べるなり図書館で調べるなりすれば出てくる。ならこいつの言っているクロノスってなんだ?
「悪いが神様だってことしかわかんねぇ」
「そうか」
俺の答えを聞くと須郷はスグを解放した。少しは不審に思ったみたいだがスグも少しずつ俺の方に歩いてくる。さっきからずっと後ろ手にしているため縛られていることが分かる。そして須郷はスグに拳銃を向けていた。
こいつ……スグを撃つ気だ!!
俺は走りスグを横に突き飛ばす。そして銃声の後俺の左肩に鋭い痛みが走る。
「?!リュウヤ!!」
まずい……この状況はヤバイせめて……
「スグ……助けを呼んでこい…」
「え?…でも………」
「でもじゃねぇ!!この状況を俺達で何とかできる分けねぇだろ!!俺が時間を稼ぐだから助けを呼んでこい!!」
「リュウヤ……ごめんっ!」
スグがリビングを出た後玄関のドアが壊れる音がなる。俺の家のドアは全て緊急時にスグに開くように特定の部分に力を加えると壊れるようにしてある(ただし中から限定)。俺は須郷に殴りかかる。しかし須郷が撃った拳銃の銃弾が左足に当たる。そしてそこにスグに須郷は拳銃を発砲。今度は俺の腹に当たる。
「苦しみながら……死ね!!」
そう言って須郷が俺の胸に向かって発砲する。そこで俺は意識を手放した。

俺はクライン久々の出番で張り切るぜぇ!←
「クソッ!まだかよ!」
キリトの妹に何かあったらしく俺は和人の家に向かっていた。目的はリュウヤの家だがあいつの家は和人の家の横の赤い屋根の家だからほとんど同じようなもんだ。この辺は細道が多くて車でいくと逆に時間がかかる。ある程度走って十字路に来たとき俺は人と衝突した。
「風林火山のクライン!?」
俺と衝突した女性は俺の顔を見た瞬間驚く。にしても誰だ?俺の事を知ってるってことはSAO プレイヤーだと思うんだけどなぁ。ALO は顔違うし………。俺の知り合いの女性ってアスナとリュウヤ……あ、いやこいつは男だ。
「えーと誰だ?おめぇ?」
「元笑う棺桶の一人アンナよそれよりあなた時間ある?」
「笑う棺桶だと?!テメェ今度はなに考えてんだ!?」
「私は笑う棺桶を辞めたわそれよりリュウヤが危ないの!」
俺は走りながらアンナの目的について聞く。少し前にある男が笑う棺桶にリュウヤとキリトを殺すのを手伝うと言ってきた。全員全く知らない男だったがその復讐心の高さから仲間に加えたらしい。そしてその男がリュウヤの家にいるらしい。
しばらく走り和人の家に着く。すると隣の家から一人の人がでてきた。あれは………
「直葉ちゃん!?」
和人の妹の直葉ちゃんだ。その顔は真っ青で服の一部には血がついていて後ろ手で縛られている。
「クラインさん!!助けてください!!リュウヤが………リュウヤが!!」
「アンナ直葉ちゃんを頼む!」
俺は直葉ちゃんが出てきた家にはいる。玄関に丁度竹刀があったのでそれを手にしてリビングに入る。そこにはリュウヤが倒れておりその目の前には一人の男がいた。
「テメェ!ぶっ倒す!!」
俺は怒りのままにその男に殴りかかる。しかし相手が持っているのは拳銃。相手が引き金を引く瞬間突然後ろで発砲音がした。そしてその男は拳銃手放した。後ろを振り返るとアンナが銃を構えていた。俺はスグにその男に足払いをかけ上に乗る。リュウヤがよくやる手だけど俺がやるのは始めてだ。そして相手を押さえつけた。それを見届けるとアンナは廊下で誰かを手招きした。すると直葉ちゃんが入ってきてリュウヤに抱き付いた。
「リュウヤ!!お願い死なないで!!」
「無駄だよ奇跡でも起こらない限りその桐ヶ谷リュウヤ君は死ぬよ」
男が突然に口を開く。殴ってやろうかと思った瞬間こいつのいったことに少し違和感を感じる。桐ヶ谷リュウヤ?こいつのリアルネームは月城リュウヘイのはずだろ?
「桐ヶ谷………リュウヤ………?」
「?!クライン!!早くそいつを黙らせて!!」
俺はこいつを殴り黙らせようとするでも全く黙る気配はない。
「月城リュウヘイってのは偽名さそいつの本名は桐ヶ谷リュウヤ……桐ヶ谷和人の兄さ!!」
「リュウヤとお兄ちゃんが兄弟……じゃあ私とリュウヤは……そんなの嘘だ……嘘だ!!」
警察と救急車か来るまでの間この部屋に直葉ちゃんの鳴き声が響き続けた。


 
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