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とある英雄の学園生活

作者:にゃん丸
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第30話 1年A組の担任

 「キラ早く起きてよ」
 
 アリスは寝ている俺の体を揺らす。
 「もう起きる時間か……」
 
 時計を見ると……5時30分と表示されている。
 
 「アリス……あと2時間は寝れるので寝る」
 
 俺は布団に潜り込んだのだがアリスは俺を起こそうと必死だ。
 
 「キラ、起きてよ、イフリートもシヴァももう起きてるよ」
 
 あの魔人コンビは別に寝なくても大丈夫なの。
 一向に俺の体を揺すって起こそうとするアリス。
 頼むアリスもう少し寝かせてくれ。
 
 「綺羅~、主であるアリスが起きろて命令してるんだから起きないと」
 
 俺たちのやりとりを笑いながら見ているイフリート。
 
 (イフリート、アリスを連れて行ってくれ。俺はまだ眠い)
 
 「綺羅、諦めておきたら?」
 
 なんでこんな早く起きないといけないんだ。
 
 「ねえ、キラ起きようよ」
 ……わかったよ、起きればいいんだろ、グスン。
 
 「おはよう、アリス」
 
 「おはよう、キラ」
 
 アリスを見ると、制服を着ている。
 
 「もう着替えているのか、早いな」
 
 「うん、あはは、キラの頭すごい寝癖だよ」
 
 頭をさわると確かに髪の毛があっちこっちにはねているようだ。
 
 「顔を洗ってくる」
 
 「食堂でまってるからね」
 
 俺を起こしたことに満足したようで、アリスはイフリートと一緒に俺の部屋を出て行った。
 さて、もう一度寝るか。
 
 ガチャ
 扉が開きアリスが部屋を覗き込み

 「2度寝したらダメだからね」

 アリスはどうやら俺が2度寝することを読んでいたようだ。

 「しないから」

 「早く来てね」

 今度こそアリスたちは食堂に向かった。
 俺も仕方なく洗面所に向かった。

 今日の朝食もカレーだった。
 早く食事を作る人を雇わないと。
 カレーは嫌いじゃないが毎日続くのわちょっと勘弁してほしい。

 「「いってらっしゃいませ 姫様」」

 「いってきまね」

 門番に挨拶をしたあと俺たちは学院に歩いて向かった。
 俺とアリスとシヴァの3人で登校だ。
 ちなみにイフリートには留守番をお願いした。
 俺とアリスは手をつないで歩く。
 シヴァは氷突剣に変わって俺の腰に装備されている。
 俺たちの横を数台の馬車が通る。
 先日はセヴァスチャンがいたので馬車で登校したが、セヴァスチャンはあちらの屋敷に行ってしまったので馬車を運転する者がいないた、今日は徒歩での登校となった。
 人を雇ったら馬車で登校できるようになるからとアリスに伝えたところ

 「馬車で登校するより徒歩のほうが楽しいからこのままでいいよ」

 と言われたので、じゃあ今後も徒歩で登校することになった。

 学園都市は小等部エリア、中等部エリア、高等部エリア、大学エリアと各等部によってエリアに分かれている。
 俺たちは小等部エリアに着くと持っていた地図で自分たちの教室がどこにあるか確認すると、
 どうやら俺たちの教室は小等部エリアの一番奥の校舎の1階にあるみたいだ。
 校舎につくと入口の横にある掲示板に各クラスの地図は表示してあったので、
 自分のクラスを確認し教室に向かった。

 1-Aここが俺たちの教室か
 俺がドアを開こうとすると

 「私がする」

 と言ってアリスがドアを開いた。
 教室に入るとまだ誰もいなかった。
 どうやら一番乗りみたいだ。
 黒板をみると席順が貼られていた。
 窓際の一番後ろが俺たちの席のようだ。
 席についた俺はホームルームが始まるまで寝る予定だったがアリスに邪魔をされたので、
 アリスとたわいのない話をして時間を潰した。

 時間が経つにつれ人が増えてきた。
 主は制服を着ているが護衛騎士は軍服を着ている者もいれば、鎧を着ている者もいる。
 おいおい鎧は無いだろう。
 一部の生徒がアリスを見るものもいれば俺を見て何かを話している者もいる。
 気にせずに無視しておこう。

 予鈴がなると生徒たちは自分の席についた。
 あとは担任がくるだけだ。

 ドアが開き担任が教室に入ってきたのだが、
 入ってきた人物は俺のよく知る人物だった。
 なんで?
 その人物は俺と目が合うとにこやかに微笑んだ。

 「このクラスの担任になりました、ネイ・イチジョウです」  
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