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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜何気にチートの雷属性〜

作者:膝丸燈
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3話

 
前書き
感想くださった方、読んでくださってる方、ありがとうございます!

3話目です

投稿日不安定ですが、どうか読んで下さい

では、どうぞ! 

 
『ーーーふむ、人間か?ココまで来るとは。試練を受けに来たのか?』

「あ?なんだお前?ヘビ?」

世界の果てへ向かっている途中、いや、世界の果てまでもう少しの所まで来て、十六夜に声が掛かる

喋っていたのはヘビ

『さぁ、試練を選べ』

「…へぇ、お前、俺を試すってか?いいぜ、お前が俺を試せるかどうか、試してやるよ!!」

そう言って十六夜は第三宇宙速度にも匹敵する速さでヘビの前まで移動する

『なッ!?』

「…やっぱ残念な奴だったな。お前」

十六夜はガッカリしたように言い捨てると、目の前のヘビの事を殴る


ボゴオオォォォォン!!!!

騒音が辺りに響く
十六夜はそこら辺の人間の拳とは違う
油断しきっていたヘビは、川に落ちそうになるが、耐える

『グッ…まだだ。まだだぞ人間ッ…!』

「おぃ!そこのヘビ!!邪魔あぁ!」


バゴオオオン!!

二度目の騒音
しかし今回は十六夜ではなく、第三者による者だった

『グオォォォ!?』

今度は完全に不意打ちなので、力を入れる事も出来ずに、吹き飛ばされる

ヘビは二度目の衝撃に耐える事が出来ず川に落ちた


「ーーー勇川!?」

そう、二度目の騒音は十六夜と共にこの世界へ飛ばされた、勇川雷輝の仕業だ

「おいーす!やっぱ来たわ!!」

「(…もう追いついて来たのか?速すぎるだろ…)…なぁ、お前、走って来たのか?」

「雷輝でいいぞ?走って来た」

「ーーーヤハハハ!!いいな、面白いな!勇川、いや、雷輝!!」

「そろそろ黒ウサギも来るぞ。で、あのヘビ何?今さっきの謝った方がいい?」

「いや、必要ねぇだろ。まだ生きてるし」

ココまでの会話、ずっとヘビは気絶している

「なぁ、雷輝。お前の能力ってーー「やっと見つけたのデスヨ!!この問題児様方!!」ーーっち、黒ウサギか。どうした、その髪の色?」

十六夜が雷輝の能力について聞こうとするが、そこに黒ウサギが来て阻まれる

「良かったのデスヨ…十六夜さん達が水神のゲームに挑まなくて…」

「水神?あぁ、あいつの事か?」

そう言って十六夜は後ろでくたばってるヘビを見せる

『ーーーまだ…まだ試練は終わってないぞ小僧ぉ!!…そこの小僧…よくも不意打ちなどとセコい真似をしてくれたな?』

「蛇神?!どうやったらココまで怒らせられるんですか!?」

「え、いやぁ、ゴメン」

「だから謝る必要ねぇだろ雷輝。アイツが上から目線で試練を選べとか言ってきたからな、アイツが俺を試せるか試させて貰った」

『心意気は買ってやる。それに免じ、次の一撃を凌げば勝利を認めてやる』

ヘビーー蛇神は息を荒くしながら十六夜と雷輝に言う

「寝言は寝て言え。勝負は勝者が決まって終わるんじゃない。敗者を決めて終わるんだよ」

「ヤダ何それ名言?十六夜君カッコイイ」

「ブフォ!?」

十六夜が蛇神に向けて言った言葉に茶々を入れる雷輝
雷輝の言葉に黒ウサギは吹いてしまい、十六夜に睨まれる

「…黒ウサギ、テメェ後でその耳むしり取るからな…」

十六夜は恥ずかしかったのか、顔を赤くしてプルプル震えながら黒ウサギに言う

『フン…その戯言が貴様らの最後だ!!』

蛇神の雄叫びに応えるかのように、川の水が巻き上がる

渦のように回る水柱が出来、十六夜と雷輝に襲いかかる

「ーーハッ、しゃらくせぇ!」

「ーー俺とお前とじゃ相性が悪りぃよなぁ…」

十六夜は腕を一振りしただけで水柱を吹き飛ばす
それを習うかのように、雷輝も腕を振る。すると少しバチバチッと音がして、十六夜と同じように水柱が吹き飛ぶ

『何!?』

もはや人智を遥かに超越した力に驚く蛇神だが、その間に、十六夜に懐に入られてしまう

「ま、中々だったぜお前」

そう言い、蛇神を蹴り上げる

『グッ!?』

蛇神の身体は宙に浮かび上がり、待ち構えていた雷輝の元へと行く
「雷の速度で攻撃食らったことある?」

バチバチィッと音が響き、雷の速度の拳が蛇神を叩く

もう何度目かわからない騒音が辺りに響く

『か、身体がッ…!?』

「だから言ったろ?相性が悪いってよ。ポケモンやってる小学生でも分かるぜ?水が雷に弱いって事ぐらい」

「くそ、今日はよく濡れる日だ。クリーニング代くらいは出るんだよな黒ウサギ?」

話しかけられる黒ウサギは、まだ何がなんだが分かっていない様子だった


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所変わり、六本傷の旗を掲げるカフェテラス

「なるほどね。大体理解したわ」

「理解が早くて助かりますレディ。そこでですが、我々のコミニュティに参加してみませんか?」

状況を説明すると、皆で仲良く話していたときにガルドと名乗る者が来て、ジンと口論をし、ジンのコミュニティの現状を暴露された、といった感じだ

そこでガルドは、自分のコミニュティに来ないかと誘った所

「お断りするわ」

「「ーーは?」」

飛鳥のビックリ発言に、ジンとガルドの声が重なる

「だって私、ジン君のコミュニティで間に合っているもの。春日部さんは?」

「…私はこの世界に友達をつくりに来ただけだから」

「あら、なら私が友達第一号に立候補していいかしら?」

「……うん、飛鳥は私の知る女の子とちょっと違うから、大丈夫かも」

「あ、じゃあ俺二号に立候補ー!」

「…貴方誰ですか!?」

いきなり話に入ってきた第三者に驚くジン

「あら、ゴミ屑じゃない。いつの間に来たのかしら?」

「普通ならいきなり現れた俺に驚く場面で冷静な罵倒をどうもありがとう!!」

内心驚いていた飛鳥だが、相手が相手だったので冷静を保つ

「…まぁ、雷輝も、大丈夫かな?」

「何故に疑問系なのか是非とも聞きたいなうん」

「…オイ、誰だテメェは?」

今さっきまで大人しかったガルドが、いきなり入ってきた雷輝を睨みながら言う

「え?お前こそ誰?いかにも悪役って顔してんね」

雷輝の言葉に、ガルドがキレる

「テメェ舐めてんのか!?俺を誰だとーー《黙りなさい》ッ!?」


ーーが、飛鳥の言葉で喋れなくなる

ガチンッ!と勢いよく口を閉じるガルド

「私の話はまだ終わってないわ。貴方にはまだまだ聞き出さなければいけないことがあるのだもの。」

「おぉ、久遠さんカッコイイ〜」

「…ゴミ屑にも質問があるわ。まず、十六夜君達を追いかけて行ったわよね?十六夜君達には会えたの?で、いつの間に帰ってきたの?どうやって帰ってきたの?ていうか、私達の前からいきなり消えたけど、どうやったの?」

「質問多いっすね…十六夜達には会えた。ついでにヘビにも。黒ウサギの話を聞いて、今さっき帰ってきた。なんかコミュニティ崩壊寸前らしいじゃん?俺的には魔王に惹かれたね。で、後どうやって帰ってきたかとどうやって消えたか、だっけ?普通に走って帰ってきた。いきなり消えた訳じゃなくて、見えなかっただけだよ。俺、雷属性ですから」

罵倒に慣れてしまったのか、罵倒を華麗にスルーし、最後の方はドヤ顔で話す雷輝

「そう。お疲れ。帰っていいわよ。土にね」

「死ねって事だよね!?」

ーーーーー否、罵倒には慣れていなかった

「あのー、ガルドへの質問は…」

ジンの呟きも虚しく、二人はしばらくの間言い争いをしていた 
 

 
後書き
…最後の方睡魔と闘いながら書いてました

内容大丈夫ですかね?

戦闘シーン下手くそですみません…

読んでいただきありがとうございました!
感想、意見待ってます!!

 
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