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魔法少女リリカルなのは~過去を捨て今を生きる者~

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それから
  行動パターン

 
前書き
時間があれば投稿していくつもりなんですけど、誤字直しとかプロット勧めたりとかしてたらなかなか進まない・・・。
ので、遅いと週一投稿になると思います。
これから一周年記念も書きたいし。

それではっ
 

 
あの後は本当に数時間部屋に引きこもって仕事をこなした。
で、それが終わったのが大体十時くらいで、午前の練習が終わるのは十二時前。
今から向かったとしても二時間近く参加できるはずだ。

「しっかし、行ったところでオレは何をするんだろうな?」

机の上に置いていたヤミを首にかけながら呟く。

<練習の見学、手伝い、最終的な感想、後片付け・・・ですかね>
「それ、オレ必要なのか?」
<はっきり言うといりませんね>

ヤミ直球!流石のオレも少しだけ傷ついた。
しかし本当のことすぎる。
一応オレは部屋を出て練習している外へと向かう。
が、本当にオレは何をするんだろう。

「あ、陽龍」

廊下を歩いていると背後から声が聞こえてきた。
振り返ってみると、そこにいたのは冬弥だった。

「オレ年上。お前らより二つ上」

ちなみに春香は三つ下で、ほかは二つした。

「なら陽龍さんとお呼びしたほうがよろしいでしょうか?」
「おえっ。敬語とかマジやめろキモイ」
「なら最初から言うな。・・・で、陽龍は何をしているんだ?」

敬語を一瞬でタメ口に切り替えた冬弥が聞いてくる。

「仕事終わったから練習見に行くとこ。お前は?」
「特になにも。対した理由もなく歩いてただけ」
「暇ならはやてのとこ行ってやれば?仕事が溜まって死にそうな目してたし」

あと数日もすれば死んだ魚の目をしながら何もない空中を眺めて初代リインフォースと会話をはじめるとか、以前リインが言っていた気がする。

「はやてか・・・まあ、後で行ってみる」
「ん。今の時間じゃなくても基本的にはやては部隊長室にこもってうーうー唸ってると思う。軽く息抜きさせながら仕事させてくれ」

息抜き二割、仕事八割な感じで。
リインは息抜き二割、昼寝三割、仕事五割な感じ。

「優しいのか鬼畜なのか、判断に迷うな。ってか行動パターンとか覚えてるのかよ」

呆れ顔をしながら言う。
その言葉を聞き、頭の中にほかのメンバーを思い浮かべる。

美愛は午前中は部屋で寝てて、午後になると慎吾に起こされて五時っくらいまでメカニック。それから六課を彷徨っていることが多い。
慎吾は午前中はヴィヴィオを遊ぶかフォワードの訓練の手伝い。午後は美愛を起こしてからメカニック。六課を彷徨う美愛の監視。
フェイトは朝早くに起きて執務官の仕事したり、スターズの隊長としての書類とか片付けてる。途中でアリシア起こしてまた仕事して、午後になると休憩を挟みながらまた仕事。たまにフォワードの練習手伝ったり。
なのはは午前午後、両方ともフォワードにつきっきりで、練習がないときはデスクワーク。週一くらいで誰かと話していたきがする。
はやてはほぼ一日中部隊長室にこもって仕事詰め。最近の睡眠時間は二時間から三時間とか。
アリシアは九時くらいまで寝てて、それからフェイトに起こされ執務官の仕事。三時くらいになると部屋に戻ってリインと昼寝。四時になると起きて彷徨う。
冬弥は日毎(ひごと)に違うからよくわからないが、基本的に午後は練習をみてる気がする。
夏希は午前中は個人練習をして、午後になると練習に加わったり、六課を彷徨うアリシアと一緒に彷徨う。
秋良と春香は基本的にセットで訓練したり六課を彷徨ったり、極稀にヴァレスティアの手伝いをしている。

「・・・なんとなく、オレの知り合いって行動の予測立てやすいやつ多いんだよな」
「否定はしないが、もちろんその中に俺は入ってないよな?」

ギリ入ってるが、口には出さない。
口に出した瞬間鼓膜が破れそうな気がした。

「まあいい。とりあえずこれから部隊長室行ってくる」

それだけ言って冬弥はオレに背を向け、はやてのいるであろう部隊長室へと歩いて行った。

「自覚なし、現状は他よりも仲がいい程度。気づくのは・・・まだまだ先か?」

そう呟き、オレはまた外へと足を動かした。 
 

 
後書き
短い気もしますが、一応終了。
まえがきにだいたい週一投稿と書きましたが、できるだけ早めに投稿できるように頑張りたいと思います。
それではっ
 
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