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とある女性の非日常

作者:*N*
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超自然対策

どれくらいの時間が経ったのか…怨霊たちはすっかりその姿を消した。


『終わったみたいね。皆 お疲れ様』

「「「勝った~!!!」」」

喜ぶ三人を見ながら 私は全く霊感の無いと思っていた人生が180℃変わるのを感じた。


そして 来たときと同じように乱紅蓮で地獄堂の前に降り立ち 刀を鞘に収めると 乱紅蓮はその姿を消した。

「ねーちゃん!!カッコ良かったぜ!!」

『あ…ありがとう…』

「ゾディアックとどっちが強いか勝負させてみたいな」

「仲間同士なんだから 力比べは止めておこうぜ~」

「まぁ…そうだね」

ゾディアックのこともその主人のことも 重々承知だった私は 敢えて何も言わなかった。


店の中に戻った私たちは オヤジさんのところへ真っ直ぐ向かった。

「ヒヒヒ 霊獣も使えるようになっていたのぅ」

『はい…でも自分でも まだ実感が無くて…』

「霊感の強い体にするために ちょいといじられたんだろうな…ヒヒヒ…」

『…(ちょいとどころじゃ無いよね…)』

私が何も言えずに居ると 三人が誇らしげにやれゾンビを倒しただの結界を張っただのと語りだした。

『(…まあ 異世界からきたんだもん 何かしらの力はあるよね…それより)オヤジさん 私はこれからどうすれば良いんですか?』

当然ながら住む場所も 財布もない。

「ヒヒヒ…お前さんはここに居れば良いのよ…ヒヒヒ…」

『住み込み ってことですか?』

「ねーちゃん住み込み!?」

「じゃあいつでも会えるね!!」

「住み込み…なんだか良い響きだ…」

三人ともばらばらな意見だが 私への警戒は解けたらしい。

良かった…。


その日の夜。
オフィス街でビルのガラスが一斉に割れるという謎の事件が起こったと TVのワイドショーで放送されていたのを 私だけがニュースを観ていたので知った。

 
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