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貯蔵能力を持つ赤龍帝

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魔王とトラップ

試合が終わったので帰るとトラップに魔王が捕まっていた。

「何してるんですか?」
「いやー、君の家に転移しようとしたらこんな状態になっていてね」
「自業自得ですね」
「酷いなー、頑張ってるからご褒美をあげようとしたのに」
「なんですか?」
「この家を改築して広くしようと」
「結構です」
「遠慮せずに、というか、これ解いてくれない?けっこうきついから」

魔王を捕らえているトラップは魔力とかのエネルギーを吸い頑丈さを増す糸だ。

「反省しました?」
「うん、今度からは玄関から来るよ」
「なら、いいです」

絡まっていた糸がほどけて魔王が落ちる。

「いたたた、凄いトラップだね」
「まあ、対人から対神、対龍トラップもありますよ」

対神トラップは木場に投影してもらった天の鎖で拘束、対龍トラップは龍殺がいたるところからはえてくる。

「ここは要塞かい?」
「自宅ですよ」
「でも、こんなのがあるのになんで家族を守るために悪魔に転生したんだい?」
「いくら家が安全でも、外に出ないとなにもできません」
「まあ、そうだね」
「ですから、俺は悪魔になったんです」
「そうかい、君は親思いなんだね」
「そんなことありませんよ」
「おっと、僕はそろそろ行くよ」

魔王の下に紋章が広がるが、再び糸で拘束される。

「・・・・・学習してください」
「中からも転移不能とは」
「この家で異能の力を使えばすぐにこうなります」
「覚えておくよ」

糸をほどくと魔王は玄関から帰っていった。

気配が完全に無くなったので情報収集を始めよう。

「有里、木場とギャスパーの偵察に行ってくれ」
「了解」
「リインフォースは俺とバアルの偵察」
「わかった」
「ドライグはアガレスの試合の映像を入手してくれ。録画機能は使えるだろ」
「そんな機能まで着いていたのか・・・・・」

知らなかったらしい。

「よし、行くぞ」

バアル眷属がグラシャラボスの眷属をほとんど削ってからの王同士のタイマン
俺たちの対戦と同じようにバアルの勝利
こちらを見てバアルが一言

「兵藤一誠、次の試合はいい勝負にしよう」

上等だ。お望み通り殴り合ってやるよ。 
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