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魔法少女リリカルなのはStrikerS ~賢者の槍を持ちし者~

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Chapter37「理想と真実の物語〜走り出す運命」

 
前書き
今後も更新が遅くなりそうです・・・・
 

 
列車に飛び込んだルドガーと共に、はやて達もいつの間にか列車の車内に入っていた。

「酷い……」
「キャロとエリオは見ちゃダメ」
「いえ、僕達もちゃんと見ます」
「怖いけど……ルドガーさんはもっと辛いはずだから……」
「2人共……」

車内には無数の乗客と乗組員の死体が転がっていた。
あまりの惨状になのはは口を抑え、フェイトは幼いキャロとエリオにその光景を見せないように促すが、2人は大丈夫だと言いその光景を直視する。

エル達を探すルドガーは列車の中を歩き始める。

『ナァ~!』

ルルの鳴き声が聞こえ、直ぐにルルと気を失ったエルを見つかった。
エルを抱え無事を確認している時、エルが首からかけている金の懐中時計に興味が行く。
その懐中時計はユリウスが持っている金の懐中時計と瓜二つだ。

気になったルドガーが時計に触れると、時計は光を発して消えてしまう。

『うぅ……ん……』

ルドガーの驚いた声で意識が戻るエル。
だが巡回してきた武装集団の一人を見て驚いてエルが声を漏らした事で2人に銃弾が襲い掛かる。
慈悲もクソもない行いからルルとエルを守る為、ルドガーは立ち向かう事を決める。

『はああっ!』

覚悟を決めたルドガーは座席から飛び出る。
ルドガーへ銃が放たれるが、銃弾が当たる前にテロリストの傍らに着地し座席の一部を掴み、脚で蹴りを入れるがガードされ、反撃を受ける前に身を屈めて宙を飛び着地すると、狭い車内で攻撃を躱し続けるが、顔前に銃を突き付けられてしまう。

『!!』
『こいつ、エージェントか!?』

常人離れした巧みな動きに、テロリストだけでなく彼から銃を学んでいるティアナも驚いていた。

『くっ!』

両腕の銃の銃身を掴み、押さえるがそこから放たれる銃弾が座席から隠れて見ていたエルの傍を霞める。座席を足場に使い、テロリストを翻弄するルドガーだがやはり無手では厳しいく、徐々に追い詰められていき、蹴りをくらい形勢が逆転する。

『終わりだ!』
『これっ!』
『!!』

エルが2つの剣をルドガーに投げ渡す。
柄を握ると同時にテロリストがルドガーに向け、数発銃を撃つ。


全員が息を飲む。

煙が晴れた先には双剣を交え、全ての銃弾を剣身に受け止めていたルドガーが立っていた。
双剣を手慣れたように回転させ構え、テロリストと対峙すると、あっという間にテロリストを蹴散らす。

テロリストを倒し、エルの無事を確認する。

『平気だし……ぜんぜん』

と、強がりだとわかる態度を見せ、安心するルドガー。
それもつかの間、背後に立つ気配を感じて武器を構え直す。

『……あれ?』

振り返った先には別のテロリストが立っていたが、直ぐ倒れ後ろから先ほど別れたジュードが現れる。

『お見事。Dr.マティス。今のが、リーゼ・マクシアの武術ですか。我が社の護衛にも習わせたいものだ……と、言ってもリーゼ・マクシア人のあなたのように精霊術は使えませんがね』

秘書のヴェルを引き連れクランスピア社社長ビズリーが、ジュードの腕を称賛しながら現れる。
ジュードと話していたビズリーはルドガーに気付く。

『そちらも、なかなかの腕をお持ちのようだ。私はクランスピア社代表、ビズリー・カルシ・バクー』
ビズリーは自己紹介をすると、握手をルドガーに求め、ルドガーはそれに応じる。

『ルドガー・ウィル・クルスニクです』
『ルドガー・ウィル・クルスニク……ユリウスの身内か?』
『クルスニク……!』

頷くルドガーの横でクルスニクというファミリーネームに心当たりがあるのか反応するジュード。

『本社のデータにありました。ルドガー様は、ユリウス室長の弟です……母親は違うようですが』

意味ありげにそう話すヴェル。

『そうか。では、私とも家族のようなものだな』

ビズリーの話した事どういう意味なのかはルドガーにもはやて達にもわからなかった。
列車が大きく揺れエルが小さく声をあげる。

『始めたな、アルクノアども』
『アルクノア!?』
『リーゼ・マクシアとの和平に反対するテロ組織です』
『連中、和平政策を支持する我が社を目の仇にしていてね。恐らく、この列車をアスコルドに突っ込ませるつもりなんだろう』
『!』
『そんなの困る!』

このままでは列車に乗る自分達は勿論、アスコルドにいる大勢の人間の命が犠牲になる事になる。何がなんでも列車を止めなければならない。

『列車をとめる!』
『できるの?絶対?どうやって?』

止められなければ、自分の手を引くこの少女も死ぬだけだ。
選択の余地は最初からない。エルをビズリーに預け、ルドガーとジュードは列車を止めるため、先頭車両に向かう。

ルドガーとジュードは初めて共闘したのにも関わらず、抜群のコンビネーションでアルクノア兵をあっという間に先頭車両前の車両まで無力化していった。

先頭車両に潜入してからは運転席に入るまでの作戦を考えようと、先頭の様子を伺っていたが、銃撃音が聞こえたことで、一気に先頭車両のガラスドームスペースまで駆け抜ける。

『これはっ!?』

ルドガー達の目に飛び込んだのは、銃撃を行ったであろう複数の横たわるアルクノア兵と、その中心に立つ兄ユリウスの姿だった。

『ルドガー!?なぜ……』

ルドガーに気付き振り返ったユリウス。
彼の両手には銀と金の懐中時計が握られている。

『今のは……何?』
『見た……のか?』

ユリウスの問いに頷くルドガー。
ここに来た時、ルドガーはユリウスが異形の姿から戻る一部始終を目撃した。
はやてはユリウスの異形の姿が骸殻のものだという事と、まだルドガーが骸殻のことを知らない事に気付く。

『あ!パパの時計知らない?』

そこへエルとルル、ビズリーとヴェルが現れた。

『さすがはクラウンエージェント・ユリウス。仕事が早い』
『戯れはやめてください、社長』

優秀な部下を持てて鼻が高いとでも言うかのように、ユリウスの働きを称賛するビズリー。

『しかし、こんな優秀な弟がいたとは』

ルドガーの事を話しながら、ユリウスの前に立つ。

『大事に守ってきたようだな。優しい兄さんだ』

その言葉をかけられた直後、ユリウスの瞳に殺気が宿った。
その殺気は、思わずシグナム達守護騎士と隊長陣にデバイスを手に握らせるほど。

『……当然だろう!』

ユリウスが渾身の力で双剣をビズリーの喉元に向け斬りかかる。
ユリウスは幾度も双剣をビズリーに振るうが、ビズリーはその場から動くことなく紙一重で難なく躱していく。

「このビズリーという男……」
「ああ、ただの社長ではない」

ユリウスの行動に驚くはやて達を余所に、シグナムとザフィーラはビズリーの動きを見て、彼が相当の実力者だと見抜く。

『いいのか、弟の前で?』
『くっ……』

形勢が不利だと悟ったユリウスは背後へ跳び退き、双剣を床に突き刺すと、懐から2つの懐中時計を取り出してかざす。

『その時計!…あれ!?』

ユリウスの持つ、金の懐中時計を見たエルが前に踏み出した瞬間、エルの胸元にユリウスが持つ物
とは別の金の懐中時計が輝きと共に出現する。
その不可思議な現象にユリウスとビズリーも現れた時計に注意が向く。

『危ない!』

ジュードの警告の声。
物陰から突然アルクノア兵が飛び出してきた。
アルクノア兵は無差別に銃を発泡し、その一射がエルへ一直線に向かったが、ギリギリでエルの前に立ったルドガーが弾を双剣で弾き落とす。

『我々は認めん!リーゼ・マクシアとの融和など!』
『しまっ……!』

アルクノア兵の放った銃弾がユリウスの手にある金の懐中時計を弾き飛ばし、時計は未だ輝きを放つもう1つの金の懐中時計と重なり1つになったように見えた。
ルドガーはエルを守ろうと、とっさに彼女の手を引く。

『な、なに?…あっ!』

突如時計からまばゆい光と歯車が、エルを通してルドガーに浸透していき、ガラスドームスペースから強力な光が溢れ出る。

『ぐあああ……!』

光が収まったガラスドームスペースでは、ルドガーが咆哮を上げ苦しんでいた。
また、その肌暗く変色し、両腕は漆黒の鎧を纏い、その手には、どこからともなく現れた槍が握られている。

骸殻……ルドガーが度々見せた、魔法で言うレアスキル。

だがこれまでルドガーが骸殻を発動して苦しんでいる姿を見たことのないはやて達は唖然としていた。

『うおおおっ!!』

咆哮を上げるルドガーは苦しみから逃れる為、渾身の力で槍をアルクノア兵目がけて投擲し、壁に磔られる。

『あああっ!!』

「ひっ!」

スバルが小さく悲鳴を上げる。
槍に貫かれたアルクノア兵は断末魔の叫びを上げ絶命した。
それと同時に、世界が歪んでいき、ルドガーとエルにジュード、ルル達はいつの間にか列車の最後尾にいた。
ルドガー達もだが、一連の騒動を見ていたはやて達にも何が起きたかわかるはずもない。

『心配ないよ、エル』
『心配ある!その人も時計も変になったし!』

ジュードの後ろに隠れてルドガーを指すエル。エルだけでなく自分の身に起こった変化の正体がわからないルドガー自身も、少なからず混乱していた。そんなルドガーの傍にはやては行きたかったが、体が自由に動かず近づくことができない。

『僕、不思議なことに縁があって、四大精霊とか精霊の主とか、ね』
『また来た!』

ジュードがルドガーの不安に気付き、その不安を取り除こうと話しかけていると、再びアルクノア兵がルドガー達の前に立ち塞がる。
ルドガーとジュードは武器を取り出そうとするが、アルクノア兵はバタリと前に倒れ後ろから武器とはかけ離れた棒を持った女性が現れる。

『!?』
女性の事を知っているのか、ルドガーは驚いた表情をしている。

『ヴェランド頭取、こっちです』
『お見事、ノヴァ君。警備の者にも見習わせたいよ』
『「このセリフ……」』

ヴェランドと呼ばれる人物のセリフをどこかで聞いたことがある気がしたジュードとティアナの声が重なる。

『ルドガー!こんなところで!』
『友達?』
『同級生だよ』
エルの質問にヴェルが答える。

「ふーん……同級生かぁ…へぇー」
「あの…はやてちゃん?」
「ど、どうしたですか?」

はやては毒を吐くように喋りながら、ヴェルと呼ばれる女性にガンを飛ばしており、シャマルとリインは遠慮がちにはやてに声をかけるが、特に何も答えなかった。
そうこうしていると、また列車が大きく揺れ、ルドガー達の危機意識を煽る。

『とにかく列車をとめないと』
『他の車両の状況はわかりますか?』

動くにはまず状況を把握する必要があり、ジュードは前車両から来たノヴァに情報を尋ねる。
ノヴァから得た情報は白いコートのテロリストが乗客を無差別に殺害して回ったというもので、ルドガーは特徴がマッチするユリウスの事を思い浮かべるが信じたくはなかった。
その白いコートのテロリストが自分の兄で会ってほしくない。
兄のファンであるノヴァがユリウスの名前を出さないという事はきっと兄ではないということ……そうであってほしかった。

『フ~~ッ!』

最後尾から再び先頭車両のガラスドームスペースにたどり着いたルドガー達。
そこで見たものは、世界が歪む以前に見た光景と同じだったが、何かが決定的に違っていた。
ここに昇る前にに目にしたヴェランドの部下の死体が横たわっていた事?違う……もっと簡単な事だ。それに気付いたルルもその現況に敵意剥き出しで、威嚇している。

『兄さ---』
『来るな!』

死体の中心に立つユリウスに近づこうとするが、拒絶される。

一触即発……この状況を第三者の立場から見守るはやて達はそう感じていた。

『全部俺に任せろ……』

明らかに様子がおかしいユリウス。全部任せろとこの状況で言われても納得できるはずもない。

『何が起こってるのか教えてくれ』
『知る必要はない』

説明をユリウスに求めるも、ユリウスは何も答える気はないようで、冷たい眼光をルドガー達に送る。それでは納得するはずもなく、ルドガーはユリウスに再び説明を求めようとする。

だが……

『必要ないと……』
『!?』
『言っただろう!』

片腕を上げた。

次の瞬間、黒く渦々し姿に変貌したユリウスがルドガー達に襲い掛かる。

『ルドガー!うぐっ!』

ジュードがルドガーを庇うが、2人まとめてガラスドームの中央に弾き飛ばされる。

『うわああっ』
『!?』

空中を舞う中、黒いユリウスが追撃を行う。
ジュードを蹴り飛ばし、ルドガーを掛け声を上げながら落下中に彼の腹部を足で連打し、ルドガーを床に叩きつけると、彼を足場にバックステップで後方に跳び、双剣を構える。

もうこれがユリウスだとは六課メンバーの誰もが思えなくなっていた。

「この感じ……」

はやてはユリウスの姿が以前自分達を襲ったエルツーと酷似している事に気付いた。
痛みを堪え立ち上がり、ルドガーはジュードと共闘して襲い来る黒いユリウスと戦う。

『『双覇連散!』』

リンクアーツを巧みに利用し、ルドガーとジュードはユリウスを退けることに成功するが、やはり心中複雑だろう。動けなくなったユリウスをルドガーに任せ、ジュードが運転席へと向かい、入れ代わりにエルとルルが降りてくる。

『ひっ、何これ!?』

背後から声が聞こえて視線を向ける。
最後尾車両にいたノヴァとヴェランドが現れ惨状を目の当たりにし、言葉を失っていた。

『こいつは……?うちの社員を!おい!さっさと殺せ』

横たわる自社の社員の死体を見たヴェランドは怒りを顕にし、ユリウスを殺せとルドガーに叫ぶ。だが実の兄を殺せと言われてはいそうですかと殺せるわけもなく、ヴェランドの言葉を拒む。

『兄さんを殺せるわけない!』
『かばうのか?この化け物を!?』

どんな姿になろうとも、ルドガーにとってユリウスはただ一人の兄であり、かけがえのない人間だ。ティアナだって、同じ状況ならルドガーと同じように叫ぶと自信を持って言える。

『優しいな……お前は……』

正気に戻ったような一言をユリウスは口にする。どんな恐ろしい姿になってもユリウスは変わらない優しい兄だ。

今まであったことは全て悪い夢だったと……ルドガーは兄を信じたかった。



だが……


『だからっ!』


風と共に一振りの剣がルドガーの真横を突き抜ける。

『ぐうあっ!?』
『……っ!』

振り返った先にはついさっきまで、立っていたはずのノヴァとヴェランドが血を流して絶命していた。
柱に2人の命を文字通り貫いたであろう、双剣カストールの片割れには、赤黒い血が剣身に付いている。


新たに一つの惨状が生まれたのだ……大切な家族であるユリウスの手によって。


『あ、ああ……』

目の前で人が殺された事を幼いながらに理解したエルは無意識に口元を抑え、ルドガーは兄が何の理由もなくノヴァとヴェランドを殺した事実にただ呆然と2人の死体を眺め立ち尽くしている。

「こんなのって……」
「うっ……」
「あっ……」
「いやっ……!」

ルドガーと同様に六課メンバーも目の前で起きた惨劇に衝撃を受けていた。
特に若く、間近で人が殺される瞬間を目にしたフォワード達には酷なものだったのだろう。
ティアナとスバル、エリオはルドガーと同じ様にただ立ち尽くし、キャロはエルと同じ様に口元を手で隠していた。

ルドガーの記憶の中とはいえ、度々人が殺される光景を見た中でも、これはどんな人間から見ても非情な行いだ。

立ち尽くすルドガーへユリウスは、間合いを詰め、首筋に剣を当てる。

『来るなと言ったんだ』

首筋に当てられた冷たさを感じながら、もうルドガーで目の前のモノがユリウスだとは思えなかった。



『やあああ~~!』



現実に耐えられなくなったエルは悲鳴を上げる。


そのエルの悲鳴に呼応するかのように金の懐中時計が輝き出し、ガラスドームを包む程の強力な光を放つ。


光に呑まれたルドガーは金の懐中時計と異空間の中に包まれた。
時計が浮かび、周りに歯車状の魔方陣が浮かび上がり、ルドガーの真下から多数の小さい歯車を放出する。

『フッ!』

金色の歯車が支配する異空間の中で両腕を前に突き出し、それに反応するかのようにルドガーの周囲を歯車が周回し、時計の文字盤風の魔方陣が広がるようにルドガーの前に迫り、彼の中に収縮し体に入る。

それを追うよに周回していた小さい歯車が銃弾のように連発で体に打ち込まれ、両腕を真横に上げたルドガーの眼前に時計が浮き槍状に展開された歯車が展開する。


『うわああああっあああああああああっ!』


「!!」
「きゃっ!!」

それは一気にルドガーの額に突き刺さり、ズブズブと中へと入っていく。
ルドガーの絶叫を耳にして、思わず驚いて声を出してしまったシャーリーとキャロ。
苦しみに天を仰ぐルドガーの両腕は、歯車状の魔方陣が肘間接から指先まで駆け抜け、漆黒の鎧を纏わせる。

『うおわああああああっ!』

異空間を掛け声を上げながら、骸殻を纏ったルドガーが降下し、再びユリウスの前に対峙する。

槍を手にしたルドガーはユリウスを貫く。
肉を貫いた嫌な感触が槍を通じて感じ取れる。

貫かれたユリウスは黒い靄となり消え、槍の先端には黒い歯車を組み合わせたような物体が付いていた。

『ダメだ!ブレーキが壊されて……!』

二階から飛び降りたジュードが、ルドガーの状態を見て驚く。

物体は砕け散り、槍の先に光が出現する。

『な、なにこれっ!?』

光は徐々に大きくなっていき、それに呼応するかのように世界が砕け散った。



『『『うああ~~!』』』




落ちてゆく。

そんな砕けちる世界の中で、ルドガーの意識も次第に闇に落ちていった。



もはや次から次ぎへと起こっていく人知を越した出来事に、魔法という力を持つはやて達ですら理解が及ばなくなっていた。


 
 

 
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