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バカとテストと学園都市

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第2話~バカと新校舎と新能力~

 
前書き
新2‐F教室 

 
保健室での測定が終わり、Fクラスに戻るとほとんどが戻ってきていた
それを見た坂本は教壇に上がりFクラス全員に呼びかけた


坂本「ほぼ全員揃ったな
早速だが、各自の能力を書いたものを俺に回してくれ
あのクソババァのことだ、今後の召喚獣戦争に組み込むつもりなんだろ」

それだけ言い、白紙の紙を全員に回した
そして自分の席に戻っていった

島田「ねぇ瑞希、能力なんだったの?」

姫路「私の能力ですか?
Level5の発火能力(パイロキネシス)でした」

島田「level5だなんてすごいじゃない
私なんかlevel3の発電能力だったわよ」

姫路「でも、美波ちゃんもlevel3ですからすごいです」

島田「まぁ、あそこにいるバカに比べたらマシだわ」

そう言って明久のほうを見た

吉井「えっ?」

キョロキョロ

島田「あんたに言ってるのよ!!」

吉井「やだなぁ美波、僕だって本気を出せばlevel3なんて余裕なんだよ
能力測定の時に利き腕を出せって言われて右腕を出したんだけどホントは左利きなのさっ!」

島田「あんたがバカってことはよくわかったわ……………」


しばらく経ち坂本が再び教壇に立ち、紙を回収するように促した

坂本「全員書いたか?
終わったら俺に回してくれ」

紙を坂本に渡したところで吉井があたりをキョロキョロし始めた

吉井「あれ?
姫路さん、ムッツリーニはどうしたの?」

姫路「土屋くんならほかの人に比べて点数が高すぎるので精密検査を受けています」

秀吉「ムッツリーニの保健体育の点数は教師すら凌駕するほどじゃからな」

ガラッ
ドアが開き、土屋が戻ってきた

土屋「………ただいま」

坂本「ムッツリーニか
お前の能力はどうだった?」

土屋「……俺の能力はデュアルスキルと呼ばれているものらしく、学園都市史上初だそうだ」

吉井「デ………って何?」

周りにいた坂本たちがせめてデまでしか言えないとはさすが明久だなどつぶやいていたが聞こえなかったことにした

土屋「……本来なら能力は一人にひとつしか持てない
だが俺のデュアルスキルは二つ以上の能力を同時に扱うことのできる未知の能力だった」

坂本「それでお前が初めてデュアルスキルだと判断され、未知の能力ではなくなったってことか」

コクン

土屋「……ちなみに俺の能力はlevel5の視覚阻害(ダミーチェック)透視能力(クレアポイアンス)
だ」

吉井「ムッツリーニらしい能力だね」

土屋「……これで覗き放題」

坂本「おいおい、覗くのはいいが捕まるなよ」

姫路「そうですよ!
土屋くんが捕まったら誰が明久くんの抱き枕を作ってくれるんですか!?」

姫路さんは言い終わったあとでしまったという風に顔を伏せた

吉井「あれ、姫路さんから聞きなれない単語が聞こえてきたんだけど…」

姫路「き、気にしないでくださいっ」

顔を赤らめながら必死に取り繕っている
そこに坂本が再びFクラスに呼びかけ、姫路さんとの会話は終わってしまった

坂本「とりあえず、Fクラスの能力は把握できた
残念なことにクラスの半分以上はlevel1で戦力としては期待できそうにもない
だが、生かし方次第では強力な武器にもなる能力もあるから安心してくれ
というわけで、当面の目標は前と変わらずにAクラス打倒だ!」

Fクラス「おーーーーーーーー!!!!!」



キーンコーンカーンコーン
放送のためのチャイムが鳴り

「今すぐ体育館に集まれ」

ブツッ
それだけ言い切れてしまった

それを聞いていた島田が坂本のところへかけていった

島田「新しい召喚戦争のルールの説明かしら?」

坂本「おそらくそうだろうな
よし、行くぞ」


それを合図にFクラスは新体育館に向かって行った 
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