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虹の軌跡

作者:フゥマ
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第六十話

虹太郎が帰宅した頃、学園では…

バイトがあると言ってはじめが帰ると、より重たい雰囲気が漂う

その沈黙を破ったのは啓一だった

啓一
「あおいちゃん、聞いてほしい話がある。…虹太郎の事で」

あおい
「七橋君の…?」

なにやら意を決したように真面目な表情の啓一

啓一
「あぁ、虹太郎が野球を頑なに拒む原因の話だ」

はじめ
「おい、潮見」

琴莉
「ケイ君、それは…」

口を挟もうとした2人を手で制する

啓一
「いずれ知ることだ。それにアイツも察してるだろうしな」

あおい
「それって、七橋君がキャッチャー出来る事と関係あるかな?」

啓一
「もちろん」

隠すような様子は微塵も無いらしい

啓一
「その代わり、虹太郎を必ずここに呼び戻すこと。これは俺も頑張るけど」

あおい
「わかった、約束する」

矢部
「オイラもやるでやんす。七橋君は大切な仲間でやんす」

ようやく自力で立ち上がり、椅子に座り直す矢部

啓一
「よし、じゃあどこから話そうか……そうだな、虹太郎が東雲に転校してきたとこから話すとしよう」 
 

 
後書き
第3章までご覧頂きありがとうございます

第4章は大半が主人公の過去話になります

続く第5章で、軽く4章に触れるため、この章を飛ばしても比較的読みやすい文を書いていくつもりです

回想が面倒くさいと感じましたら、飛ばして5章へとお進みください

フゥマ 
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