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バトルロワイアル 七原秋也の章

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第1話 麺は世界を救う

 
前書き
深く考えずただ笑ってあげてください 

 




沼井充は待ち合わせ場所の南の端へと急いでいた


充「はあはあっ・・もう少しだこの先にボスが居る」


突然巻き込まれた生き残りをかけたデスゲームだが
沼井充に恐怖など欠片もなかった


何故なら自分達には不可能を可能にする最強の男
桐山和雄が居るのだから


充「見てろよ政府のクソ野郎ども!! ボスが
桐山軍団がてめぇらをぶちのめしてやるぜ!!」


強き決意を胸に秘め充は南の端へと急ぐ
そしてもう間もなく目的地に到着すると言う処で
前方から見知った人影が走って来るのが見えた


充「あれは!?・・彰じゃねぇか?・・
あんなに息を切らせてどうしたんだ・・
おい彰!! てめぇ待ち合わせはどうした!!」


ハアハア
月岡彰「あら充君そっか充君は無事だったのね」


充「無事?・・どう言う事だ? それより待ち合わせはどうしたんだよ・・てめぇまさか怖気づいて逃げ出したんじゃねぇだろうな」


彰「充君・・悪い事は言わないわ待ち合わせ場所に行くのは止めなさい・・もし行ったら貴方死ぬわよ」


充「何ぃ?」


人影は同じ桐山ファミリーの月岡彰であった
息も絶え絶えで全身汗びっしょりの彼は全く
理解の及ばない意味不明なことを言っていた


彰「とにかく私は忠告したわよ!! それじゃあ
私は行かせてもらうわ」


充「あっ!? おい彰!!・・行っちまった
・・一体何だったんだ?・・まぁ気にするこたぁ
ねぇやな」


全く要領を得ない彰の言葉に頭を捻る充であったが
軈て気を取り直すと待ち合わせ場所に向かう
のであった


  ・・しかし彼は後に自分の判断を酷く
後悔する事になる・・


充「ふぅもう直ぐだ」


  ・・だがその時にはもう遅いのであった・・


充「見えたっあそこだ!!」


  ・・そして彼は後悔と絶望の待つ南の端に
辿り着いた・・


充「なあっ!?」


  ・・沼井充の孤独な戦いが始まる・・






バトル ロワイアル another story 
七原秋也の章 第1話







  ・・沼井充は暖かい微睡みの中にいた・・



  ……あぁ 空が青いなぁ…… 


   ………雲が白いなぁ…… 


   ………自然とはなんと偉大なんだろう……


 充「はぁ 空気が綺麗だなぁ・おれもあの雲
のように自由に空を翔びたい」


沼井充は空を見ていた とても綺麗な空を広大
な雲を 偉大な大自然を感じていた

充の脳裏に初めて偉大なる我らがボス桐山和雄
と出会った時の事が蘇る


あの時の光景は今でも消える事なく自分の中に
焼き付いていた


そして今でも自分を奮い立たせてくれるあの
偉大なる言葉も思い出す事が出来る


  ・・(「充お前を探していた  俺を・・
お前は一体  俺の名前は桐山和雄お前を
迎えに来た  迎えに来た・・俺を?  
そうだ俺にはお前の力が必要だ  俺の力が?
  俺と一緒に来てくれ 暴力のみが支配する
この哀しい世界を俺達の手で変えるんだ  
はい・・喜んで  来てくれるか充  
勿論です俺は一生あんたについて行く  
ありがとう充これからは俺達は兄弟だ  
ボス俺を導いてくれ」)・・


その後新たな仲間黒長博 笹川竜平 そして
月岡彰が加わり俺達はずっと一緒だった


充「あぁ・・本当に空が綺麗だなぁ」


俺はもう1度空を見上げ懐かしい過去に
想いを馳せる


   ……断じて目の前の現実から目をそらした
訳では無い…… 


充「………はぁ~~~」 


沼井充は大きくため息を吐くと、改めて目の前
に視線を向けた 


笹川竜平「赤いきつねッ!!」
ビィシィーー!! (σ≧▽≦)σ


充「・・・・」


まず始めに全身赤で統一され胸元に赤いきつねと
プリントされたスーツを着て 頭にはカップ麺の
かぶり物をつけた笹川竜平が名乗りを上げた


黒長博「緑のたぬきッ!!」
シュバァーー!!  O(≧∇≦)O


充「・・・ぐすん」


続いては全身緑で統一され胸元に緑のたぬきと
プリントされたスーツを着て頭には同じく
カップ麺のかぶり物をつけた黒長博が名乗りを上げた


そして残り2人の姿は充にとっては前の2人以上に
目を反らしたくなる現実だった


金井泉「ペヤングッ!!」
ドドーン!!  “〆(^∇゜*)♪


充「あぁ・・儚い恋だったなぁ・・流れる涙が
止まらないや」
ぐしぐし


何故お前がここにいる……金井泉が全身白で統一
され胸元にペヤングとプリントされたスーツを着て 頭にはカップ焼きそばの
かぶり物をつけて最高の笑顔で決めポーズをしていた


そして最後の一人は


桐山和雄「UFOーー!!」
サイッコォオオオっです!!
ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ


全身ゴールドで統一され胸元にUFOとプリント
されたスーツを着て 頭に同じくカップ焼きそばの
かぶり物をつけた満面の笑顔の我等がボス
桐山和雄であった………ボスなんであんたは
そんなに笑顔なんスか


充「……はぁ~~」


沼井充はもう一度大きく溜め息を吐いた後に
己のバッグに視線を移した………自分のバックには
カレーとプリントされたスーツが入っていた


充「風が気持ち良いなぁ………空が綺麗だなぁ」 


   ……沼井充は再び現実逃避を開始した……… 


竜平 博 泉 和雄
「5人揃ってっ ゴメンジャイ!!!」キラキラキラキラ♪♪ 
(^_^)/▼☆▼\(^_^)


 充「……………ゴメンジャイって……俺もメンバーに
入ってるんすか(泣)」


   …………流した涙はしょっぱかった……………


 
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