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IS〜闇を宿す青年の物語〜

作者:No.07
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IS学園

side 仙


どうも、仙です
えー、ただいま1年1組の教室にいるのですが、居心地が悪いです
理由?ヤダなー、分かってるくせにー


男 子 が 俺 し か い な い か ら だ よ ! !

覚悟はしてたがこれ程とはッ!
なんだ⁉︎新手の拷問か⁉︎
視線が文字通り刺さってるんだよ!

ジーーーーーー

て擬音が付くぐらいに見られてるんだよ!

(ケケケ!災難ダナ!)

(他人事だと思いやがって………!)

(他人事ダカラナ)

え?俺がいま話してたヤツは誰だって?
紹介しよう!
『ベルフェゴール』だ!俺は『ベル』と呼んでいる

モンド・グロッソで誘拐された時に何故か出てきたんだ
何で出てきたのかは知らないが

『チカラニナッテヤル』

とか言われたからそれ以来ずっと一緒にいるんだ!

(一緒ッテイッテモ流石ニ風呂入ッテル時ト寝テル時ハオ前ノ精神ノ奥デ寝テルケドナ)

まーな
誰が好き好んで風呂と寝てる時も一緒にいなきゃならんのだ

(ン?オイ仙、先公ガ来タゾ)

(マジ?じゃあ『ベル』、おとなしくしててくれ)

(アイヨ)


side out


no side


「皆さん!入学おめでとうございます!」

と元気よく入室してきたのは1年1組の副担任
「山田真耶」
学生と言われても怪しくない可愛らしさと
その顔からは想像できないとても大きなモノをふたつ胸につけている女性

彼女はそのまま教卓の方へ歩いていく

「私はこの1年1組の副担任の山田真耶です!
皆さん1年間よろしくお願いします!」

と元気よく発言するが……

シーーーーーーーーーーーーン

誰も反応しない


これはヒドイ


「じゃ、じゃあ出席番号順に自己紹介をお願いします」

それでもめげずに進める山田先生

強いね!流石だね!

(オマエ、ソンナキャラジャナイダロ)

(自分で言ってて気持ち悪くなってきた)

「では柊君!自己紹介をお願いします!」

っと、そんなくだらない会話をしていたら順番が回ってきた
ここはスタンダードにいこうかな

「え〜と、柊 仙です。
何故かISを起動させてしまってこの度IS学園に入学することになってしまいました
趣味は特に無いね。特技はえ〜と、絵を描く事くらいかな。
1年間よろしく〜〜」

よし、噛まずに全部言えたぞ!反応は⁉︎

『キ………』

「キ?」

『キャアアアアアアアアアアアッ!!』

ノオォォォォォ⁉︎耳がーーーーーー⁉︎

『クール系だけどスゴイ気さくな感じ!』

『髪も白でキレイ!』

『しかも身長も高くてスタイルもいい!』

おー、スゲースゲーめっちゃ盛り上がっとる
この髪の毛小学生の時かなりいじられたから気にしてたけどウケがいいね

そんな事を考えてたら突然頭にとてつもない衝撃が襲った!

スパアァァァァンッ!

「いったあぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

何だ⁉︎誰だ⁉︎
なんて考えてると横から

「この騒ぎの原因はお前か?」

と声が聞こえてきた

こ、この声は………

「千冬姉⁉︎」

「織斑先生だ」

そう言って出席簿で叩く

スパアァァァァンッ!

「痛い⁉︎」

チョー痛い!出席簿が出せる威力じゃねぇぞ⁉︎

そんな俺を無視してちふ……じゃなかった織斑先生は壇上に上がり

「諸君、私が織斑千冬だ。
君たち新人を1年で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ。
私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。
出来ない者には出来るまで指導してやる。
私の仕事は弱冠15歳を16歳までに鍛え抜くことだ。
逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな?」

とんでもねぇ発言したぞこの人

これは流石に

『キャアアアアアアアアアアアッ!』

ウソーん

『千冬様!本物の千冬様よ!』

『ずっとファンでした!』

『あの千冬様に指導して頂けるなんて光栄です!』

『私、お姉様のためなら死ねます!』

いやー、スゴイ人気ですねー
あと最後の娘、命は無駄にしちゃいかんよ

「全く、毎年よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ……」

毎年こんな娘がいるんだな、お疲れ様です

「で?お前はどんな自己紹介をしたらあんな騒ぎになるんだ?」

「いやー、ちょっとフレンドリーにいったらあんなんありました」

これホント、嘘じゃあないよ

「ふんっ、まあいい。さぁ、SHRは終わりだ。
諸君らにはこれからISの基礎知識半月で覚えてもらう。
その後実習だが、基本動作は半月で体に染み込ませろ。
いいか、いいなら返事をしろよ。
よくなくても返事をしろ、私の言葉には返事をしろ」



凄まじい程の鬼教官
さすが『ブリュンヒルデ』

「お前もくだらない事を考えるな」

スパァンッ!

「……了解です織斑先生」


こうしてSHRは無事?終了した

















 
 

 
後書き
1800文字……
頑張ったぞ俺…… 
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