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虹の軌跡

作者:フゥマ
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第十一話

振り向くと、そこには瓶底メガネを掛けた男子がいた。


矢部
「はじめましてでやんす。オイラ、パワフル中学出身の矢部明雄でやんす。これから一年よろしくでやんす。」


虹太郎
「あぁよろしく、矢部君」


気さくに話しかけてきた矢部と握手する


矢部
「ところで2人は入る部活は決めたでやんすか?」


啓一
「いや、まだだな。取りあえず仮入部期間もあるし気長に決めるさ」


部活動の紹介されている冊子を手に啓一が答え、隣の虹太郎も同意の頷きをする


矢部
「もし決めてないならオイラに協力して欲しいでやんす。今、同好会を作っているでやんすが、メンバーが集まらないんでやんす」


虹太郎
「同好会?…模型同好会とか?」


矢部の鞄から見えるプラモデルを盗み見しながら尋ねる


と言うか初日から何を持って来てるのだろうか 
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