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東方異形録

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第59話 再会

(…噂をすれば何とやら、だな。)
 皆さん御察しの通り、帝が派遣した兵士たちは某パツ金吸血鬼のスタンド能力で時を止められたようにピクリとも動かない。

紫「----境界を操らなければ即死だったわ。」
 「あ、あの紫さん。何処でそのお言葉を…」
紫「? 何か私変なこと言ったかしら??」
 「いや、何でも…」

何処のロリコン大佐ですか、貴女は----そんなことはどうでもいい、重要な事じゃない。帝の兵士が無力化されれば、月の兵士たちは地上に到着するはずだ。
 俺は未だに ? を頭に浮かべている紫をよそに、ホルスターから俺の愛銃であるルガーを取り出した。
side out…

 ・
 ・
 ・
 ・

side(?)

 「----あの武器は…」

私は今、兵士たちに従軍している。 私が目を向けた方には女性と少年が居る。片方が妖怪、もう一人は人間という奇妙な組み合わせだけれど大事なのはそれではない。人間の少年が持っている拳銃だ。
 たしかに、拳銃を技術の遅れた地上の民が持っている時点でおかしいけれど問題なのはその形状。それは紛れもない翔の愛銃だった。 
(…とにかく、確認ね。)
 混乱しかけた思考回路に鞭を打ち、私は地上に降り立った。
side out…



 あれは…、永琳か!

永琳「そこの方、少し良い?」
  「このピストルをどうしたのか、だろ? ----こういう事だよ、永琳。」

 俺は人間の姿から、元の姿に戻った。

永琳「っ?!」

 永琳は口を空いたまま、固まった。 何だかんだ言って、かなり珍しい光景だな。障子の間から見ている輝夜も興味深々にこちらを見ている。
 すると永琳の目尻に、月光に照らされた星のようにも見える水滴が浮かんだ。…すくなくても、俺にはそう見える。

  「永琳、俺も今すぐ喜びたいけど今は待て、お前と話をしたがっている奴が待って居るぞ?」
永琳「----そうね、覚悟しておきなさい。私は貴方をこの手から離さないわ。」

 永琳は屋敷へ向かって歩いていった。



すれ違い様、
     
    「私は貴方のこと、好きよ。」

 そう言った当の彼女の頬は再び会えたことへの感動か、または芽生えた恋心からか。 当の本人以外は知る事も出来ないが、確かに紅く染まっていた。






 but…






 
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