| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

それぞれの旅記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 次ページ > 目次
 

旅記

 
前書き
この旅記シリーズ短編は、
かなりアバウトに執筆しております。
ご意見ご感想宜しくお願いします… 

 
私は目が覚めた、天上は白く、
手足に包帯がびっしりだ…。
右足が膝から下が無くなっている。
どうやら私は助かったらしい。
記憶を巡らせる…

…そうか私は…助かってしまったんだ。

時は1960年夏蝉の鳴き音が五月蝿く思う季節。

私は硫黄島に居た、どうやら大本営のお達しに、
よると大日本帝国防衛最前線らしく、
大量の兵隊が送られているらしい。
まあ私はしがない二等兵…
所謂したっぱだ。
今日もいつも通りに地下防空豪を作っている、
硫黄臭いし泥も汚い、そう。
私は肉体労働は向いていない。
コラァ!そこ!
きびきび動かんかぁ!
チッエリートさんだよ階級が上なだけの中年。
あっ…すいません。
貴様みたいな軟弱者が居るから、
地下防空作業が進まんのだ!
なんだよこいつうっとおしいな

いきなり警報が鳴った
ウーウーウー!

皆騒然とする、その瞬間。
ババババ!ヒュンヒュン!

皆逃げろ!豪に跳びこめ…ババババ!ブシュッ…
さっきまで威風堂々としていた中年が肉塊になって
いた。
被害は甚大なものだった死者86名
次の日私達は普通に瓦礫の撤去作業をしていた
死体の処理も。
私の持ち場は機関射撃ですんでいたが他の持ち場には。
爆弾を放たれたらしい。
納得の数字だ。
これは序章に過ぎない。
もっと酷い状況になると私は直感していた。
逃げ場のない地獄。圧倒的物量の差を思い知る事になる。
今日も私は豪を掘る。
新しい中年に激昂されながら。

1960年○月○日記入。 
 

 
後書き
一応戦争を題材にしてます。
知識は乏しいので、間違っていても。
ご愛嬌お願いしますね。
マイペースに執筆しつ行きたいと思ってます(笑)
それではまた。 
< 前ページ 次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧