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森羅と創世のエターナル真祖

作者:メア
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出会いと別れ

 
前書き
鵺「「ついにやってきましたね」」
咲「しかたないね」
加奈「だね。でも、桜花さん強すぎ」 

 








シオン






 三日後、ようやくまともに動くようになった身体を確かめ、横で寝ている桜花に声をかける。

「で、お前はなんなんだ?」

「うむ、我は……私の家は華道と茶道の家元だったんだ。正確には両親の実家なんだけどね。
 5,6歳くらいまでに両方完全に覚えて新しいの作ったり天才とかいわれてたんだけどね。
 7歳から原因不明の病で長く病院生活が続いてね。
 どこの医者に見せても分からないし症状は酷くなって行くんだ。
 それで、両親はがんばってくれてたけどどうしようもなくなって最後には私の望むものをもってきてくれたんだ。北斗神拳とか修羅の門などの漫画やゲーム、アニメ、小説とかね。
 今までみたこともなかったから暇つぶしにはちょうどよかったね。
 それで12くらいまでは生きられたんだが死んじゃってね」

「結構かるく言ってるな」

「まあ、ここでこうして生きてるしね」

それもそうか。

「それで、気づいたら白い空間にいて、周りを見ると神様がいたんだ。そして病の原因を教えてくれたんだ。私の病の原因は神同士が喧嘩した時に落ちてしまった封印されていた呪いなんだって。神でも解呪できない寿命をどんどん削ってく呪いだったらしくって、手出しできなくてすまないって言ってくれたから別に良かったのに転生の話をだされてね。もう準備できてるから能力もあげるから好きなように生きておいでっていわれたんだ」

「それで、ここに転生してきたのか。」

「うん。どうせなら強く楽しいところっていってね。格闘家みたいなのになりたかったし。もらった力は魔力をなくしてその分気にまわしたね。金剛力無双と超再生能力、全ての技が制限無しの反動なども無しで使える技術。そして、私が選んだ最後の能力は何と!」

「なんと?」

なんだ?

「理の破壊だ!」

「おい!」

「我が拳はありとあらゆる理を壊す! それがたとえ魔法だろうが不死だろうがね!」

「反則すぎだろ。そりゃ森羅と相性悪いな。しかし、4つか俺は魂の関係で三個までっていわれたけど?」

「私の場合神の呪いで魂その物が変質してたみたいでさ。1個もらったのと神様がおまけで千変万化の能力くれたんだ」

ってことは五個かよ。

「それで土蜘蛛に化けてたのかよ」

それにしても……そういことか。俺は妹の分も頼んだし。弱体化はしてるが微妙レンの能力も使える。俺とレンで6個。桜花が5個……微妙な値だな。分離してもたぶん使えるだろうし良い感じだな。

「うん、それで化けたよ。そして、江戸時代で暴れてみたら弱い弱い。それでこれどうしろと?っていうときに酒呑童子達に合って一緒に暴れてみました♪ そしたら、紗代ちゃんやシオン君がかかってくるんだもん。もう、大喜びですよ」

そりゃ弱いだろうよ。

「まあ、それで寿命とかあるのか?」

「あるわけ無いよ。再生能力のお蔭でほぼ無限に生きられるし、自分で自分を殺すことだってできるしね」

「なるほどな。これから一緒にくるんだろ?」

「もちろん。たとえ断っても一緒に行くんだからね。それに恋愛とかデートとか興味もあるし。あ、あと調教されたりもすこし興味あるかな〜」

こいつ、微妙にMはいってるな。

「なら、たっぷり調教してやる」

「わ、やぶ蛇だったかも。じゃあ、私の手足が治るまでたっぷり私を調教するといいのじゃ!」

「なんで口調変えてるの?」

「そうじゃないと力がでないのじゃよ。できると思い切れなくての。なら、口調を変え役になりきってみようって思ったのじゃ」

なるほど、それで変えたのか。

「この口調はいやかえ?」

「いや、どっちにしろかまわんな。桜花には変わりないんだからな。」

「きゅん……や、やさしくしてね?」

「やだ」

チョロ子に優しくする必要などない

「「……」」

「じゃあ、激しくしてね?」

「はぁ・・qq両方ならいいぞ」

「それでお願いするね」

「ああ……ん……」

「……ん、ちゅ……」

これはいいパートナーができたな。対エターナルにも頼れるしな。そうしてレン以外の転生者が仲間に入った。










アテナ









 現在の居場所はれんしゃんの研究室(別荘)です。

「……それでわかったってほんと?」

「はいでしゅ、れんしゃんとシオンお兄ちゃんの分離で確実な方法です」

はい。先日桜花しゃんが仲間になったのでできるのですけどね。

「……おしえて……」

「はい。今までで一番問題だったのは世界の魂の容量……それは、わたしのせいで世界が繋がって増えました」

「……(こくこく」

肯定されて複雑な心境でしゅ。

「それで、分離は可能です……次の問題の肉体でしゅ……」

「……うん……わたしの力に肉体が持たない……」

はい、なんどか実験しましたがホムンクルスが破裂したりしました。

「それで、こないだ紗代ちゃんを見て考えたんですけど……耐えれる身体がないなら耐えれる身体をつくればいいんでしゅよ」

「……ホムンクルスじゃないの?」

「はい、ホムンクルスは限界がありました。クローンもそうでしゅ」

「……ならどうするの?」

ここからです。かなり外法ですけど。

「はい、これはかなり酷い方法でしゅ。そして、少なくとも三人に協力してもらわないといけないんでしゅよ。そこで、そのお三方をお呼びしたでしゅ」

「なんのようじゃ?」

手足がないのに浮いてますね。無空術でしたっけ?

「来てやったぞ。大事な話があると言われたからな」

これでエヴァお姉ちゃん桜花お姉ちゃんがそろいました。

「実はれんしゃんをシオンお兄ちゃんから分離する方法が分かりました」

「ほう、妹君を分離する方法がな……」

「それはなんだ?いくらでも協力するぞ」

「……♪」

この方法聞いてもそういってくれるんでしょうか?

「まず始めに、シオンお兄ちゃんとエヴァお姉ちゃんで子供を作りましゅ」

「子供だと!」

「最後まで聞いてくださしゃい」

「わかった」

「うむ」

「……うん……」

ではいきますよ。

「まず先ほど言ったように子供を作ります。これは真祖の力が必要だからです。そして、この時点でエヴァさんの子宮から桜花さんの子宮に子供を転移させます」

「なに!」

「ほう……」

真祖の力は必須条件です。

「最後まで聞いてくださいね。桜花さんの子宮に移ししばらくした後にレンしゃんに入ってもらいます。この時普通なら力があふれ出して母体が危ないんですが……」

「我の再生能力じゃな」

「はい。それと桜花お姉ちゃん自身のスペックが馬……チートクラスなので大丈夫です」

「今変な事いおうとしておったが、まあよいじゃろ」

あぶなかった。

「そして、桜花おねえしゃんの中でレンしゃんにあわせた肉体ができるということです。あとは普通に出産すればいいです」

「それは、子供の魂はどうなるんだ?」

「はい、術式を使い孕んで貰いますから魂はもとから空の状態ですので、本当にレンしゃん専用の身体になりましゅので問題ないれしゅ」

「私の再生能力じゃたりないのか?」

産む子供をとりあげられるのは嫌ですよね。

「はい、計算したところ真祖の回復力では母体がだめになったあと、子供の身体も吹き飛びましゅ。ウンディーネさんに頼むことも考えましたが、紗代ちゃんの方を頼みますので」

「間に合わぬということか。両方の意味で」

「はい。ごめんなさしゃい……」

「なに、いいさ。レンはいいのか?」

「……エヴァちゃんがいいなら……」

「桜花は?」

あとは、桜花さん次第ですね。

「ふ、かわまぬぞ? 子供も生んでみたいしな。それに、妹君とも戦ってみたいしの」

「……やだ……」

「残念じゃ。それにじゃエヴァ。どうせなら感覚共有して主も出産体験するのもいいんじゃないか?」

「ふむ、それもそうだな。それならたしかに私が生んだようなものだしな」

「じゃあ、そういうわけで良いですか?」

「「「ああ(うん)」」」

シオンお兄ちゃんはどうだろ?

「……おにぃさまは?」

「そうじゃな、主殿はどうなんじゃ?」

「まさか嫌とはいわないよな?」

「“別にお前達がそれでいいならいいぞ。レンに合えるんならなんでもいい”」

「決定だな」

「じゃあ、術式は作っておきますね。あと、変わると位置情報が入れ替わったりするのでチェンジは禁止です。現実に肉体ができてからチェンジすると位置情報が変わると思うので気をつけてください。念話より協力な意思疎通も可能でしょう」

「“つまり、今の状態とすこし変化がある程度だな。分かった”」

さて、こんな感じかですね。

「じゃあ、次は蒼き魔神と白き魔神の特機だね」

「それはもしやあれをつくっておるのかの?」

「そう」

「参加させよ」

さすが転生者。くいついてきますね。

「「「喜んで」」」

「“これは対エターナル用に開発している”」

「エターナルとはまたでかくなったの。じゃあ、武装など生半可なものではだめじゃな」

「そうなんですよね。」

どうしようかなやみます。動力は考えて在るんですが。

「こういうのはどうじゃ?」

「「「「?」」」」

「坑マナを使って作った神剣なんて良さそうじゃ。エターナルじゃ変換できずマナの結合を解除したりできないかの?」

「“あははは、確かにそれは強力な武器になるな”」

「うむ、後は弾丸もそれで作ればどうにかなるんじゃないかの?」

確かにそうですね。なにも相手と同じ土俵で戦う必要は無いんです。

「作りましょう対エターナル兵器を……」

「うむ」

「特機はそれでいいが、MSのほうも開発はつづけるぞ」

「……うん……」

「“ああ”」

こうして、レンしゃんの身体とエターナル用決戦兵器の開発はヒートアップしました。みなしゃんノリがいいですから悪乗りし過ぎそうですが大丈夫ですよね?
ちなみに闇夜の魔○使いを元にした月匣(げっこう)月衣(かぐや)は改良発展型として絶界と名前を決めました。エターナルとの決戦準備はちゃくちゃくとできています。












シオン












 1780年……あれからほぼ50年がたった。俺達は今世界中の近くに作った日本家屋で生活している。

「しかし、紗代……おまえ若いまんまだな」

「ですね」

紗代の姿はあれいらい変化ない。龍神の血かなにかしらんがな。だが、寿命はそのままだ。ちょっと前に生まれたリリとレン……レンは計画通りいった。むしろリリが大変だった。やっぱり力が強くて問題だったのでウンディーネを体内に入れて事なきを得たが。リリとレンは今紗代から母乳もらったりしている。他の人でもいいんじゃないかといったんだが……聞くと他の二人は時間がいっぱいあるけど私には無いからって言ってたな。

「小次郎の子供も赤ちゃん産んだみたいですよ?」

「へぇ、神鳴流教えるのかな?」

「小次郎は教えると張り切ってました」

「それは、楽しみだな。あっちの方はもう良いだろう」

もう、妖怪が大勢集まっての戦争はもうない。俺の膝にのっている九尾の子供をなでてやりながらのんびりとすごす。エヴァや桜花は研究所で研究したり、別荘で遊びまわったりしている。

「平和ですね」

「まあ、ここはね。すくなくともゆっくりすごせる空間だ」

「お茶が入ったなの」

雫からお茶を受け取りまったり時間をすごしてゆく。レンとリリの成長を見ながら……紗代との別れが車で。








 そして、1830年ついにその時が来た。

「ふぅ……さすがにもう無理みたいですね……」

そう、紗代の寿命が尽きようとしていた。

「よくもったほうだろ。龍神の血と力を延命に使ってたんだから」

「そうですね」

既に100年以上生きてたからな。

「それじゃ、リリとレンは我らに任せておけ」

「はい、あとシオン様のこともお願いしますね」

「ああ、心得た」

「まかせておけ」

まったく、あいかわらずだな。

「紗代お姉ちゃん元気でまた会おうね」

「はい。必ずいつの日にか。炎王鬼さん雫ちゃん。リリのことお願いします」

「まかせろ。我が身に変えても守ってやる」

「ふん、我が子も同然だから守るのは当たり前なの」

「そうですね」

そろそろか……未来眼でどう改変しようが無駄だった。眷属などにする事は紗代自身が望んでいないしな。

「まま……いっちゃうの?」

「……さよ……」

リリとレンの二人共、紗代に抱きついている。3歳か4歳くらいまでしか成長していない。言語などは教育して、しっかりと覚えているが。

「はい……私はここまでです。でも、後悔は少ししかあまりありません。それも貴方達の成長した姿を見れないのと咲と加奈に会えなかったことくらいですから大丈夫です。それでもまたいつかきっと会えますから。貴方達にはお父様やお兄様、皆さんがいるんですから大丈夫ですね?」

「「うん」」

「良い子です」

紗代が二人の頭を撫でてやった。二人は泣き出した。

「ああ、紗代と俺の子だしな。後のことは任せておいて、紗代はゆっくり休んでくれ」

「はい……最後にお願いがあります……」

「なんだ?」

「キスしてください」

「わかった。ずっと愛してるよ紗代」

「私も愛していますシオン様」

静かにキスを終えた後……紗代は息を引き取った。その後、俺達は世界樹の近くに墓を皆で立てた。











???Side










 そこはどこかの神殿だった。

「その報告は本当なのかしら?」

私はいましがた受けた報告に耳を疑った。

「はい、間違いありません法皇」

「そんな辺境の場所に高位の永遠神剣が多数あるなんてね……調査はどうなっているのかしら?」

「数名を派遣したところ高位の神剣の反応を多数確認しました。どれも若く力が完全ではないようだったとのことです」

「それは、つまり美味しい餌……まちなさい若いですって?」

馬鹿な、若い神剣など存在するはずが無い。

「調査に行った者達の神剣がそう答えたそうです」

「つまりそこには永遠神剣が作られるような何かがあるってことね」

「恐らくは……そして、もう2つご報告があります」

「なんですか?」

これ以上美味しい報告?
それともまずい報告かしら?

「一つ目はカオスはこの世界に気づいておりません」

「へぇ、それはいいわね♪」

「我らも偶然みつけましたからね。もう一つですが……偵察にいき先走ったものが不思議な結界につつまれ消滅しました」

「なんですって!」

エターナルがすでにいるの?
そんなはずは……でも、可能性はないわけではないわね。ナルの連中かもしれないし。

「そして、助けに行こうと意思を示した瞬間にその者も結界に囚われて消滅しました」

「それは、慎重に調査しないといけないわね。結界がどういうものかどうか。敵兵力がどれくらいかとかね」

「はい。最後の報告では民族衣装のような格好をした少女が我らにこういったそうです。『この世界に手出し無用に願うのじゃ。さもなければ貴様らは灰燼と帰すであろ』と伝言をうけとってきたそうです。」

「……(ばき)……なめた……舐めたことほざいてくれるじゃないですか……ふふふ、いいでしょうその喧嘩買ってあげますわ」

「法皇?」

「今すぐ、調査と平行して兵力を集めなさい。神剣とウサギちゃん狩りよ」

「了解しました。直ちに開始いたします」

ふふ、みてなさいよ!!!!!! 
捕まえてたっぷり犯してやる!!!!




「そういえば変な報告があったな。でてきた少女は神剣の気配がなかったと……でも、まさかな。永遠神剣も無しにエターナルに勝てる存在などいるはずがない。そんな者は理を外れた存在だ」




この判断が間違いであったことを彼らは後に後悔した。











 
 

 
後書き
鵺「お疲れ様でした紗代様」
紗代「はい、ありがとうございます。私の出番はあるのかな?」
メア「もちろんあります」
紗代「よかったです。でも、次ぎ出るのって王道なんですよね?」
メア「もちろん」
紗代「どうなるのかな? みなと会えるならなんでもいいですけどね」
メア「……(にやり」







次回予告



大量の数のロウエターナル
そして目覚めるは蒼き魔神
振るわれるのは破壊の力、そして始まるは大量虐殺
次回「魔装機神!桜花とシオン!」

未来を切り開け魔装機神!!






紗代「たぶん本当です。名前は違いますけど」
 
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