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SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド 明日無き未来へ

作者:鳥人間
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第2-3 戦いの戦火

キャリーベースでは、戦闘準備を終えていつでも発進出来る体勢を整えていた。しかし、ザフト軍によってキャリーベースはおろかMSの発進も許可されなかった。

「まあ、普通に考えたら私達をコロニー内に入れることはないですね。」
「でも艦長!私達が行けば少しでも多くの人を助けれるかもしれないんですよ!」
「落ち着いて。私達は、このコロニーの人じゃないわ。向こうからすれば私達は今回のテロリストの仲間の可能性がある。それを否定する術を私達は持ってません。でも、引き続きザフト軍には連絡を続けてください。」

すると、キャリーベース内で激しい揺れにみまわれた。どうやら、コロニーの何処かに大きな衝撃がおきるような攻撃を受けたようであった。
それのほぼ直後、ザフト軍から通信が入ってきた。発信先は、識別番号LHM-BB01ミネルバからであった。急いで通信を開くとモニターには30代の男性が映っていた。

「初めまして。私の名はギルバード・デュランダル。プラントの最高評議会議長をしている者です。」

キャリーベースのブリッジの面々らは、それぞれ驚きを隠せてなかった。まさか、プラントの最高議長が直接通信してくるとは思ってなかったからだ。しかし、楓はその中で落ち着いて対応していった。

「キャリーベース艦長。高垣楓です。まさか、議長自らご連絡してくださるとは思ってませんでした。」
「私はこのプラントの最高責任者でもある。私自ら連絡するのは当たり前の事です。早速ですが本題を伝えます。」

デュランダルは、キャリーベースに奪取されたザフト軍のMS捕獲の手助けをしてほしいとの事であった。現在、テロリストによって軍のMSや艦を発進させることができなくなってしまい現在動けるのがミネルバとそれさに搭載されてるMS1機のみであることを伝えた。

「勿論、報酬は渡すよ。我々に協力してくれないだろうか。彼らにあの機体を渡す訳にはいかないのだ。」
「・・・1つ御聞きしてもいいですか?」
「なにかね?」
「市民の避難状況は?」
「現在も行われてる。しかし、間もなく完了する予定だ。」
「分かりました。協力しましょう。」
「ありがとう。すぐに君達の発艦許可をだす。彼等はコロニーから宇宙にでた。よろしく頼むよ。」

そう言ってデュランダルは通信を切った。そして、デュランダルの言った通りすぐに発艦許可がおりた。

「では、直ぐに発進してください。これより私達は、ザフト軍との共同作戦を行います!」




スティング達は、作戦通りの場所でコロニー内から脱出して宇宙空間にでていた。

「よし!後はネオと合流するだけだな。」
「待った!また、アイツが来たみたいだぜ。」

レーダーに接近してくる機体を察知した。すると、コロニー内からシンが搭乗するインパルスも飛び出してきてきた。しかし、先程とは違いパックパックが変わっていて高機動型になっていると思われた。

「くそっ!逃がすかよ!」

シンは、ブースターを吹かしてスティング達を追っていった。

「スティング!レーダーが更に接近する奴等を捕捉した。遅いでネオと合流しようぜ!」
「分かってる!ステラ!無駄な戦闘はさけて撤退するぞ!」




地球連合軍ファントムペインの母艦であるガーティ・ルーでは、スティング達との合流地点で待機してたがザフト軍に追跡されてることを捕捉した。

「しかし、中々上手くいきませんな。まさか、ザフト軍に追跡されてることになってるとは。」
「まあ、ザフト軍も一筋縄にはいかない事ってことだ。それに、追跡してるのは例の新造艦だろ。さて、少し面白くなってきたな。艦長、頼むよ。」
「ハッ!ダガー隊発進!機関始動!上手く時間を稼げよ!」

艦長の指示によってダガー隊が発進していった。



インパルスがカオス達を捕捉して捕獲するために攻撃しようとするとダガー隊によって阻まれてしまっていた。
シンは、ダガー隊を降りきろうとしたが流石に数では勝てるわけもなかった。

「くそっ!こんな奴らに!」
「シン!落ち着きなさい。援軍が来たわ。」
「援軍?」

艦長からの通信が入ってくると、後方から鷺ノ宮隊がダガー達をインパルスから離していく。

「こちら、キャリーベースの鷺ノ宮だ!コイツらは、俺達に任せて行くんだ!」
「あんた達は・・・」
「議長が彼等に救援の依頼をしなの。だから、貴方はアビス達を追いなさい!」
「りょ、了解!」

シンは、インパルスを操作してスティング達を追っていった。

「さて、あんた達の相手は俺達だ!」
「智恵理!行くよ!」

智恵理は、和也が不在のため一時的に鷺ノ宮隊に入っていた。

「うん!」

智恵理は、距離を取りながらマシンガンで弾幕を張っていく。

「さて、捕獲した機体を早速試してみるよ!」

未央は、先日捕獲したジンに搭乗して智恵理のおかげて足が止まったダガーに照準を合わせてパルス改を放った。ダガーは、一瞬気付くのが遅くなってしまってパルス改を直撃してしまおそのまま爆発してしまった。

「すっごい。今までの機体とは火力が違う。」
「未央!油断しない。それに、その武器はエネルギー消費が大きいから無駄に使用しない!」

凛は、宇宙仕様に換装したリーオでもう1機のダガーを相手しながら未央に注意をしていく。

「未央は、私と合流して智恵理は弦と合流して!」
「「了解!」」



「この!邪魔をするな!」

連合軍のパイロットは、ロケット弾ポットの照準をVガンダムにつけてロケットを発射する。

「くっ!全部で6個か!」

弦は、左腕のビームシールドを展開して前方に構えながら右手のビームライフルでロケットを撃ち落としていく。しかし、4つ落としたが全部は撃ち落とさなかったためVガンダムに迫ったがビームシールドできちんと防御してダメージを最小限にした。

「弦くん!」
「智恵理か!」

そこへ、智恵理が合流して2人は連携をとって戦況を有利に進めようとした。すると、キャリーベースからの緊急通信が入る。

「大変ッス!艦後方から次元干渉数値が増大!ジェネレーションブレイクが起きるッス!」 
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