| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

天使に愛に

作者:蛙男爵
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

3


出会って二年
こんなにも直ぐに別れが来るなんて
僕は考えてもいなかった


ブレーキを握れば
キーッと自転車が鳴いて止まった


暑い


飲み物でも買おうかとコンビニへ入る

クーラーの効いた店内は
タンクトップの僕には少々肌寒い

肌を刺すような温度に
思わず身震いをした



一番奥の飲み物コーナーで
お目当てのお茶を取り レジへ向かう


だがその足は止まった



目線の先には
白い煙を上げるアイスのコーナー










やる気の無さそうな店員の挨拶に背を向けて
コンビニを出た


その手には、お茶とアイス。



結局買ってしまったのだ



そのアイスは棒が二本刺さっていて
真ん中で二つに割ることができる


他にもたくさんあるアイスの中から
これを選んでしまう当たり


彼女との思い出は 今も僕の中で生きているんだと思う





 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧