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Angel Beats! the after story

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記憶戻しの野球試合②

俺は今、肩をあっためるために日向とキャッチボールをしている。

日向が投げたボールをグローブにおさめながら今日のことを聞く。

「今日の試合って誰と戦うんだ?」

俺はボールを日向に向けて投げながら聞く。

日向はうまくそのボールをキャッチしながら答える。

「この辺で活動している学校とだ。」

再び日向が投げたボールをキャッチしながら聞く。

「近くの大学とかか、なるほど」

(サークルならそのくらいか)と考えていると

「音無お前は大きな間違いをしているぞ俺らが今日戦うのは、」

俺はどうせ高校生っていうオチだなと考えながら聞く。

「大学じゃないんならどこなんだ?」

日向は『ふっふっふっと』不敵に笑いながら自身満々で言う。

「今日俺らが戦うのは」

分かりきったオチに俺はリアクションの準備をする。

「なんと中学生だ!!」

「それはすごいなって子供じゃねーかよ!」

俺の予想の斜め上にいくオチに驚きボールを勢よく日向に投げつける。

日向は『パシィ』と良い音をたてながら余裕でキャッチするのが妙にムカついた。

「お前中学生舐めてんじゃねぇよ、俺らが何回あいつらに悔しい思いをさせられたか思い出すだけで腸が煮えくり返えそうだぜ」

「俺は今のお前に腸が煮えくり返えそうだよ。」

一応、俺は詳しく聞いてみた。

「勝率はどうなんだ?」

よくぞ聞いてくれましたという顔をしながら答える。

「13戦中5勝5敗3引き分けだ!」

「お前ら中学生にどんだけギリギリの戦績になってんだよ!」

俺はツッコミのしすぎで息が荒くなってきている。

「 ギリギリの戦績だからこそ俺らは今日勝たなきゃいけないんだよ…」

深妙な面持ちをしながら日向は答える。

それを察した俺は

「まさかお前ら...」

「ああそうだぜ。今日試合が終わったら俺らは中学のシニアとこれからは戦うんだ。」

「また中学生かよお前らどんだけ中学生をライバル意識してんだよ!」

俺は息を荒げながらツッコむ。

「おいおい音無、試合前にそんなに疲れてちゃ最後まで持たないぞ」

お前が疲れさせたんだろ!と心の中で叫びながら息を整える。

「よし」

ようやく息が整った俺は軽く屈伸をする。

手足をほぐしいる日向に気になっていたことを聞いてみた。

「ところで俺のポジションはどこなんだ?」

日向が思いだしたように言う。

「あーそういえば言ってなかったな、お前はのポジションは
ピッチャーだ」

「ふーん」

「おっ、案外驚かないんだな?」

「まぁな。少しばかり経験がな。」

俺はあっちの世界でやっていた野球の試合でピッチャーをやっていたから
たいして驚きはしなかった。

「それは頼もしいな」

ニコッといつもの笑顔で言う。

俺らは軽くストレッチをしながら会話をしているとき遠くから声が聞こえる。

「日向ーーそろっと時間になるぞー」

日向のサークル仲間が日向に伝えた。

「あんがとよーー」

日向も大きな声で答える。

「よし、だいたいあったまってきたところでいきますか?」

「おう」

俺らはチームベンチに向かう。














俺は日向のサークル仲間たちと自己紹介をしながら軽く談笑をする。

そんな時、野球のユニフォームを着た集団がグラウンドにやってきた。

「来たぜ音無、今日俺らが戦うチームだ」

あらためてよく見るとどの中学生も良い体つきをしている。

「ビビっちまったか?」

日向がそんなことを言ってきた。

俺は正直中学生をなめていた。

ただの子供だと思ったがみんな気迫に満ちていた。

だがそれが俺の心に火をつけたのだろうウキウキしながら答える。

「いや、その逆だウキウキしてきたよ。」

日向は納得した顔で言う。

「だよな、俺も早く試合をしたくってウズウズしてるぜ」

そして日向がベンチの前に立ちそれに続いて全員で円陣を組む。

俺は仲間の表情を見たが全員相手に負けないぐらいの気迫に満ちている。

日向が大きく息を吸い全力で叫ぶ。

「お前ら!今日はぜってーー勝つぞ!!!!」

「「「「「おおーーーー!!!!!」」」」」

チームの心を一つにしてグラウンドに歩きだした。














 
 

 
後書き
次回はやっと試合になります。
いや〜青春みたいなあつい話も書くのが楽しいです。
できることならゆりっぺとかなでちゃんとユイにゃんの
チアガール姿がみたいなー{(-_-)}

 
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