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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第6章 無限時計編
  因縁の対決!!!コージVSサブ!!!!

「「・・・・・・・・・。」」

俺と奴は睨み合う。そして・・・


タァン、タン、タン、タン・・・


「「うおおおおおお!!!!!!」」

1冊の本が落ちたと同時に攻撃を開始する。

「ライト・スピアガン!!!」

「おらあああああああ!!!!!!」


ダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!


ライト・スピアガンと魔法短機関銃の撃ちあいとなっている。

「光竜の鉄拳!!」

俺は接近し、光竜の鉄拳を放つ。


シュン


「ちっ!」


ダダダダダダ!!!


妖精の球(フェアリースフィア)!!!」

後ろから、銃声の音が聞え、俺は妖精の球(フェアリースフィア)でガードする。
奴の魔法は絶対命中の魔法『ロックオン』。かわしてもあまり意味がない。

「この野郎!!!」

俺は再び接近する。

「無駄だぜ!!」


シュン!!



「どこだ!!!」


ダダダダダダダ!!!!


「っ!!光竜の咆哮!!!!」

俺は上に向けて、光竜の咆哮を放った。奴が上に瞬間移動したからだ。
さらに奴は(エーラ)マントで空を飛んでいた。

「へへっ。」


シュン!


「当たりはしないぜ!」

「こんの野郎ぉぉぉぉ・・・!!!!!」

絶対に当ててやる・・・!!!!!!

「シャイニング・ダート!!!!!」

俺はシャイニング・ダートで奴を攻撃する。


シュン!


「無駄無駄!」

「そっちかぁ!!!」


シュン!!


「ほ~らほら!」

「野郎ォォォォォォォォ!!!!!!!」






























「まずいわね・・・。」

「完全にコージ冷静さを失っているな。」

シャルルとエルザがそう言う。

「・・・て言うかさ・・・ぜんぜんついて行けないんだけど・・・・・・。」

ミントがそう言う。

「お兄ちゃん・・・。」

心配するウェンディ。

「・・・しょうがない、あたしは時計の部品を探してくるわ。」

「私も行くよ~。」

「そうか、頼む。」

「エルザ達は?」

「奴とコージを見ておく。もしもの時は、私が相手をする。」

「わかったわ。それと、これを渡しておくわ。」

カナはそう言い、1枚のカードをウェンディに渡す。

「これは・・・?」

「部品が見つかったら、連絡するわ。」

「わかりました。」

「ウェンディ・・・気をつけてね。」

カナとミントは部品探しに行ったのだった。

「さて・・・・・・一体どうなるか・・・。」

エルザはコージ達の戦いを見てそう言った。

























「このおおおおおおおお!!!!!!!!」


シュン!!!



「無駄なんだよォ!!!」


ダダダダダダ!!!!!


「お前の攻撃もな!!!」


俺はシャイニング・ダートで奴に向かって行く。奴が撃った弾は全て効かない!!


「おっと!!」


シュン!!


「やるなぁ!(よぉーし、弾を変えるぜ!!!)」


シュ、カチ!


「喰らいな!!!!」


ダダダダダダダ!!!


「無駄っつのぉ!!!」

俺はまた奴に接近する。弾はシャイニング・ダートで何とかなると思っていたから。

しかし・・・!!


ドドドド!!シュン!!


「何!?」

シャイニング・ダートが解除された・・・・・・いや、消された・・・か?

「ほらほらぁ!!!」

「っ!妖精の球(フェアリースフィア)!!!!」

俺は仕方なく、妖精の球(フェアリースフィア)でガードした。


ダダダダダ!!!


「ふう・・・ん!?」

妖精の球(フェアリースフィア)をよく見てみると、
先程までヒビなどは無かったが、今はそれがあったのだった。

「弾を変えたか・・・!!!」

「そうさ。魔法無効弾(マジック・キャンセルガン)、魔法を無力化させる弾!
 しっかし、そのバリアみたいなのは、さっきの攻撃してきたのより丈夫だな。
 だが・・・次は当てるぜ・・・!!!」

「その台詞はこっちも同じだ!絶対に当ててやる!!!光竜の咆哮!!!!!!」

俺は光竜の咆哮を放った。


シュン!!


「無駄無駄!!!」


ダダダダダダダダ!!!!!


「ライト・スピアガン!!!!」


ダダダダダダダダ!!!!!


「無駄だってんだよ!!!」

奴の弾により、ライト・スピアガンも無力化されたのだった。

「くっ・・・!!妖精の球(フェアリースフィア)!!!!」

俺は仕方なく、妖精の球(フェアリースフィア)で再びガードする。

「よぉーし!そのバリアを今度こそ壊してやるぜ!!!」


ダダダダダダダダダダダ!!!!!!



バリバリ、バリ、バリィ!!!


「まずい・・・!!!!」

流石の妖精の球(フェアリースフィア)も限界がある!!!!

「(どうにかしないと・・・!!!!あの瞬靴さえ、どうにかなれば・・・)」

妖精の球(フェアリースフィア)が壊される前に、俺は考える。

「(・・・・・・・・・・・・一か八かだ・・・!!!!)」

俺はある賭けに出る。

「混沌モード、30%!!!」

俺はまず混沌モードを発動する。
現在のこの30%は、前の50%以上で、大体75%ぐらいの魔力となっている。


バリィン!!!


「終わりだぜぇ!!!」

「ふ!」


ダダダダダダダ!!!!


「ちっ、かわしたか・・・・・・。」

「ウェンディ!!!エルザさん!!!シャルル!!!」

「「「!」」」

俺は3人に声を掛ける。

「危険だから、妖精の球(フェアリースフィア)を張っておくよ!!!!」

俺はそう言い、3人を妖精の球(フェアリースフィア)で囲った。

「どういう事なの!!?」

ウェンディが俺に聞く。

「ちょっとした、賭けでな。」

「?」

そして、俺はこの技に賭ける。

でたらめな混沌(イレスポンシブル・カオス)!!!!」

俺は、その言葉と同時に、光竜の魔法、闇竜の魔法をそれぞれバラバラに出して、攻撃をした。
ただし、でたらめに出しているから、当たるか当たらないかはランダムであるのが欠点。


ダダダダダダ!!!!ドドドドドド!!!!


「おわぁっ!!?」

奴はその攻撃に驚く。最初は闇の舞蛍とライト・スピアガンであった。

「この!!」


シュン!!


「ぬ・・・わぁ!?」

しかし、移動した所からライト・スピアガンと闇の舞蛍が襲ってきた。

「やべっ!!」


シュン!!


「ふぅ。」


ジュン!!


「うわぁ!!」

今度は闇の茨が奴を襲う。




ダダダダダダ!!!!

「きゃあ!!!」

妖精の球(フェアリースフィア)で守られているとは言え、これは少し危ないな・・・。」

「何ていう魔法を使うのよ!!コージは!!!!」

ウェンディはコージの攻撃が妖精の球(フェアリースフィア)に当たり、驚く、
エルザはコージのこの魔法の攻撃に危ないと思い、シャルルは文句を言っていた。





「くっそぉ!!」


シュン!!


「ここなら・・・」


ギューン!!!


「何だ!?」

光の球が奴に襲ってきた。


ドーン!!


「痛ぇ!!!」

奴にぶつかり、そして・・・


ドォーーーン!!ザザザザザザ!!!


爆発し、光の針が奴を襲いかかる。そう、これはシャイニング・レイである。

「やりやがって!!!」


シュン!!!


「喰らいやが・・・」


ヒューーーン!!!


「おっと!!」

今度は闇の巨手が奴を襲う。しかし、あっさりかわされる。
奴は(エーラ)マントで飛んだからだ。

「危ねぇ・・・!!」

「ち・・・。」

俺は舌打ちする。そして、でたらめな混沌(イレスポンシブル・カオス)ももう終わっていた。

「残念だったな!!さっきの攻撃も当たらなかったぜ!!」

「それは・・・どうかな!!!」

俺はそう言い、カオス・スパイラルスピアを奴に向けて放った。

「無駄なんだよぉ!!」


シュン!!


「あ・・・あれぇ!?」

「ふっ・・・残念だったな!!!!混沌竜の鉄拳!!!!」

俺は奴の居る方へ混沌竜の咆哮を放った。
奴が移動した場所は俺すぐ近くにおった。1メートル右横に。



ドーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!


「ぐわああああああ!!!」

奴は混沌竜の鉄拳を受けた。


「当たったぞ!!!」

「やっとコージの攻撃が通ったわね!!!」

「でも・・・どうやって・・・?」



ドン!ドン!ギィィィッ!!!


「バ・・・バカな・・・一体・・・ん?!」

奴は違和感に気づいた。それの違和感は・・・

「なっ!?瞬靴が・・・!!!」

それは奴の穿いていた瞬靴が片方なかったのだった。

「あの時の攻撃はでたらめにしたんじゃない!!!この靴を取るためさ!!」

俺はそう言い、片方の瞬靴を奴に見せた。

「何ぃ~!!!??」

「やっぱり靴だからな。一足でこそ靴を穿く意味がある。
 瞬靴も、片方だと瞬間移動できても、場所はランダムになってしまうようだな!!!」

「一体、いつのまに・・・!!!!」

「お前が、闇の巨手を(エーラ)マントで飛んでかわす直前に、
 人と同じぐらいの腕の大きさの闇の巨手で取ったんだよ!!!」

「ぐ・・・!!!だが、瞬靴がなくても、俺の銃の腕は変わらないぜ!!!!」

奴はそう言い、弾を変えて、銃を構える。

「喰らいな!!!俺の最強の弾を受けろぉぉ!!!破壊の弾(クラッシュ・ガン)!!!!!」

名前の通り、破壊力最強の弾である。奴の持つ弾で1番強いんだろうな・・・だがな!!!

「(俺は負けない!!!絶対に負けない!!!!ウェンディの為に!!!!)

完全に目的が変わっていた・・・・・・。

「混沌竜の咆哮!!!!!」

俺は混沌竜の咆哮を放った。


ズドォォォォォォォォォォォォ!!!!


「なっ!!?」

奴は驚く。放った破壊の弾(クラッシュ・ガン)が混沌竜の咆哮を破壊できなかった。

そして・・・


ズドォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!


「ぐわあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

奴は混沌竜の咆哮をもろに喰らった。


キィーン!


そして空の彼方へ・・・

「よっっっっっっしゃあああああああああああああ!!!!!!!!!」

勝ったぜ!!!!!勝ったぜぇぇぇぇ!!!!!!

「ちょっとコージ!!!勝ったなら、早く私達を出しなさい!!!!」

「え・・・あ、忘れた・・・。」

ウェンディ達を妖精の球(フェアリースフィア)に囲っていた事を忘れていたぜ。

「今解くよ、解除。」


シュウィン!


「まったく!」

「シャルル、あんまり怒らないで。」

「コージも、我々を守ってやったんだ。」

怒りのシャルルにウェンディとエルザさんがそう言う。

「そういえば、カナさんとミントはどうした?」

「時計の部品を探しに行った。」

「そうか。」

ウェンディの言葉に俺はそう言う。


カサッ


「ん?本か・・・。」

戦いの時落ちたか。

「・・・ん!?」

俺はある事に気がつく。

「これって・・・!!!」

「どうした?」

「この本、見てくれ!!!」

その本の表紙には、後ろを向いた少年と少女、そして・・・

「歯車!!!」

俺が見つけた、あの歯車の絵があった。

「作者もウィル・ネビルだ!!」

「歯車の手掛りだね!!!」

俺とウェンディはそう言う。

「つまり、それにも何かあるのだな。」

エルザさんがそう言う。

「・・・?」

「どうした、シャルル?」

シャルルが何かに気付いたのか・・・?

「(この感覚・・・ルーシィの屋敷でも感じた・・・!!!!)」

シャルルはその感じに思い出す。そしてシャルルはある物が見えた。
周りが灰色になり、絵本の表紙の少女がいなくなり、少年がこっちを向いてきた。

涙を流して・・・

「ダメだよ。」



「っ!!!!」

「シャルル?」

「どうした?」

シャルルが何か驚いていた顔をしていた。屋敷の時も同じだが・・・何か見えたのか・・・?




チリリン!チリリン!

「何だ!?」

「カナさんから!部品を見つけたみたい。」

ウェンディは1枚のカードを出してそう言う。

「本当か。」

「では、行ってみよう。」

「え、ええ・・・そうね・・・。」

「大丈夫か、シャルル?」

「大丈夫よ・・・。」

「・・・。」

そうは見えなかったが、今は急いで、カナさんとミントの元へ行く事にした。
































「ここか?」

俺はそう言う。そこには1つの本棚が倒れており、隠し通路があった。

「行ってみよう。」

エルザさんがそう言い、俺達は奥へ行った。

「コージ!!」

「来たみたいね。」

ミントとカナさんが待っていた。そしてそこには、時計の部品があった・・・・・・・が・・・

「これが・・・・・・部品・・・?」

四つの脚の様な物が上を向いており、丸っぽい金属にくっついていた。
多分これは、時計の1番下の部分の部品でないかと俺は思う。思うけど・・・・・・

「大き過ぎではないですか・・・。」

かなりの大きさであった。

「ホントだよぉ~!!!」

「どうやって運ぶ?」

ミントとカナさんがそう言うと、エルザさんが言った。

「何、私の荷物と運べばいい。」

「大丈夫かな・・・?」

俺はそう言いながらも、エルザさん達と協力し、この部品を運んだ。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です。何とか出す事ができました!!!
サブとの因縁の対決、いかがでしたでしょうか?
次回もできる限り、早く出したいと思います。お楽しみに~!! 
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