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真・恋姫†無双 リウイ戦記

作者:ツカ
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七話


  
  連合軍集結地

董卓軍は地理的関係で早く到着した為、遅参の諸侯を待った。

「あーあ、早く暴れたいなー」
「そうね、いくらなんでも遅いわよね。ねえ、待たずに進軍しない?」
「だめに決まってるでしょう」
「そうだけど、ペテレーネ。貴女何してるの?」
カーリアンはペテレーネが働いてるのを見て疑問を持った。
「ご主人様に言われて、集まってくる人達の名簿を作っています」
「たいへんねー、私には絶対無理だわ」
「リウイ様の配下として当たり前の事よ、安心なさい貴女の手を借りる程、私達は無能では無いわ」
「うるさいわね。あら?リウイは」
「リウイ様は月に付いてと詠と一緒に袁紹の所に行っているわ、貴女達二人は董卓軍の汚点になりそうだから陣から出ないで頂戴」
「わかったわよ」
「はーい」

その間、連合は軍議らしい事は何もせず、総大将を決める軍議で揉めていた。と言うより、袁紹と袁術が自身が総大将に相応しいと争っていた。
リウイはその様子をみて集まった諸侯や袁紹、袁術の人物がどの程度かを理解した。
「董卓さん、どう思います?」
「そうじゃ、他の者の意見も特別に聞いてやろう」
「はい、私達は袁紹さんの名で集まりました。袁紹さんが総大将に相応しいと思います」
「そうですわよね、董卓さんは物事の道理がわかっていますわ」
「ぬぬー、董卓め、麗羽に媚よって」

月の発言により諸侯はようやく軍議に移るのかと安心した。

「では、軍議に入ります。この袁紹の高説をお聞き下さい。都まで真っ直ぐ美しく進軍なさい」
袁紹の言葉に袁術と月、リウイ以外一同が不審を持った。
「そうじゃな、誉ある袁家の進軍じゃ、皆。その様にせよ」
その空気をの中で月が発言した。
「では、袁紹さん、袁術さんの御二人が先陣という事でいいですね」
「なぜですの?」
「そうじゃ、なぜじゃ?」
二人が疑問を持ち、孫策がしまったという顔をした。
「わたし達には、どの様に進軍するかわかりません、そのお手本によろしければ見せて貰ういたいのです。それにこれだけの戦いの先陣はやはり袁家の方にしか務まりません。皆さんもそう思いますよね」
月の発言は衆意を得られ、第一陣が袁術と決定した。
軍議が終わった後、月はリウイらを連れて去ろうとした所、声をかけられた。
「董卓。麗羽に媚びてわらわを貶めよって、この恨み忘れんぞ」
「どういう事です?」
「とぼけるな、あんなに大勢の前でわらわに恥を掻かせて。曹操等よりも真っ先にうちと!?」
袁術が次の言葉を発そうとしたその時、リウイが突如剣を抜き袁術の喉元に刃を向けた
「袁術殿、虫が止まっておりました」
そう言ってリウイは袁術に刃に返してみせ、袁術に虫をみせた。
「…まっ…まあいい。お主らに目にモノ見せてやるわ行くぞ。七乃、雪蓮」
そう言って、袁術は部下を連れ去って行ったが、リウイの剣筋をみた孫策は固まっていた。
「今、どうやったの?」
「何の事だか」
「貴方。今、一体…」
「孫策殿、袁術殿が待っていますよ。今、機嫌を損ねては不味いのでは」
その言葉に孫策はリウイが今、孫策が何を考えてるのか見透かした事がわかった。
「董卓殿。貴女いい部下をお持ちですね」
「はい!ありがとうございます」

孫策が去り、陣地に戻るとリウイと詠は月を労った。
「ご苦労様、月」
「ああ、大変だっただろう?」
「二人と違ってわたしは座っていたから辛く無かったよ」
月の言葉を聞き、リウイは詠に話しかけた。
「前々から思っていたが、…月の器は底が知れんな」
「…そうね、私もそう思う」
「何?、何で内緒話してるの?」
リウイと詠の会話を聞き月は首を傾げた
「いや、月、今日の会議どう思った?」
「?…袁紹さんと袁術さんがまた喧嘩してたと思いますが?」
「いや、君はその二人の間を取り持ったのだが」
「?…わたしそんな事をしたんですか?」
「…ああ、その感想を聞きたい」
「それは、皆、飽きて来たし早く終わらそうと思ったんです」
「そうか…」
「お兄様なんで落ち込んでいるのですか?」
不審そうな月の頭をなでリウイは次の行動にうつった。
「いや、気にしないでいい、それより私達は最後尾だそうだ、急ぐ必要は無いが準備を怠らないようにな」
「そうですね、わかりました。じゃあ、皆にその事を教えます」

こうして反曹操連合は洛陽に向かい進軍した。


 
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