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少年と女神の物語

作者:biwanosin
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『中華の鍛冶神』編
  第七話

 
前書き
なぜか問題児のほうは思いつかないのに、こっちは思いつく・・・始めたばっかりだからかな?

特に旋律のほうが・・・やっぱり、自分はチートが一番書きやすい。


日曜日は大会で一日山に行くので多分投稿出来ません。

では、本編へどうぞ! 

 
 再び目を覚ますと、そこは昨日俺とアテが泊まったホテルだった。

「俺・・・なんでここに?」
「あ、ソウ兄が起きたよ!」

 すぐ横で立夏が驚く声が聞こえた。
 幻聴かと思い横を見ると、本当に立夏がいた。

「ああ、起きたか。調子はどう・・・って聴くまでもないか。何か欲しいものはあるか?」
「リズ姉もいたんだ・・・とりあえず、食いもんと飲みもんが欲しいかな?」
「そう。今から買ってくるから少し待ってて」

 リズ姉は一人で買い物に出て行った。

 体が食事を求めてるのが分かる。戦うために腹を満たし、体力を回復しようとしている。
 カンピオーネになった影響だろう。それに、体に戦うための力が満ちてくる。ってことは・・・

「アテもその辺にいるのか?」
「はい、いますよ。そうでないと、周りに狂気を与えてしまいそうなので」

 声がしたほうを見ると、アテは立夏が作ったと思われる結界の中にいた。
 立夏作だと分かったのは、呪力の感じからだ。なんとなく、立夏だと思った。

「結界の中にいるのは?」
「神性を取り戻しちゃったからだろうけど・・・アー姉、何にもなしでいると周りに狂気を振りまいちゃうから」

 アー姉というのは、文脈から考えて、アテのことだろう。
 アテはアーテーとも呼ばれてるから、そこから取ったんだろうな。

「なるほど・・・その呼び方ってことは、母さん達から聞いたのか?」
「うん。いやな予感がしたから槍を送ったまではよかったんだけど、やっぱり気になって。教会に行ったんだ」
「で、そこでアテにあって?」
「会って、は少し違うかな。ソウ兄は気絶してるし、女神様に膝枕されてるしでかなり驚いたんだよ~」

 そう言って、立夏はそのときのことを話し始めた。



◇◆◇◆◇



 どうも!今まで大して出番がなかった立夏です!
 と、軽くメタ発言をしたところで、話し始めようと思います。

 私はある神殿でゲイ・ボルグの最後の欠片を受け取り、呪詛を込めてもらっている最中にいやな予感を感じて、とっさにソウ兄のところに未完成のゲイ・ボルグを送ったんだけど、やっぱり心配だったのでソウ兄が最後によると言っていた教会目指して『飛翔』の術で飛んでいました。

 あ、今ので分かったかもしれないけど、私、魔女です!啓示は七割くらいの確立で得られたりします!

 で、たどり着いてみたら教会は一部壁があるだけの状態だし、ソウ兄が銀髪の美人さんに膝枕されてるじゃないですか!

「ソウ兄は一体何を・・・」

 呆れながら、心配しながらに一歩近づくと、私に天啓が降りました。

「その力は人類、神々でさえ狂わせ、狂気を与えるもの・・・ゼウスを狂わせたことにより地上に落とされた、狂気の女神神格化・・・その名は―――アテ」

 何とびっくり、女神様です。
 そして、よく見てみれば昨日の夜にソウ兄が言っていた少女と特徴が一致します。

「う~ん・・・近づくのは危ないよね・・・ママたちなら何か知ってるかな?」

 基本的に、何かあったらママかパパに連絡することになっているので、この状況について知っている可能性は高いです。

「あ、ママ?ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・」
『そう?でも、その前に新しい家族について伝えてもいいかしら?』
「あー・・・うん、いいよ」

 早くソウ兄の状況について知りたいところですが、新しい家族のことも大切です。
 神代にとって、家族は最も優先すべきことなんですから。

『武双が誘った娘なんだけど・・・』

 あれ?もしかして私の疑問って、すぐにでも解決されますか?

『女神なんですって!送ってきた写真を見ても可愛いのは分かるし、もう最高!』
「・・・その女神様って、アテ?」
『あら、正解よ。どうして知ってるの?』
「うん、ちょっとね・・・ありがとう、ママ。もう切るね」
『あら、聞きたいことがあったんじゃないの?』
「大丈夫、解決したから」

 そういって、電話を切りました。

 女神様相手なら近づくことを躊躇いますが、家族相手なら気にする必要はありません。
 遠慮なく、近づいていきます。

「・・・何のようですか、魔女?」

 まあ、さすがに無警戒、と言うわけには行きませんでした。
 とりあえず、説明から始めましょうか。

「こんにちは、私は神代立夏。そこで寝ているソウ兄・・・神代武双と、あなたの妹」
「あなたが、武双の?」
「それと、あなたの、ね。アー姉って呼んでもいい?」

 へんに畏まるのもおかしいので、もう何にも気にせず話します。

「え、ええ。それは構いませんが・・・」
「ありがとう、アー姉!私のことも立夏でいいよ!」
「は、はい。では立夏。あなたはどうしてここに?」
「いやな予感がしたから、かな?ゲイ・ボルグは送ったんだけど、やっぱり心もとなくて」

 ぱっと見た感じだと、ゲイ・ボルグは見えません。
 これなら私が贈ったという証明にはなるでしょう。

「・・・その槍について知っているのなら、間違いないようですね。では、私も自己紹介を」

 アー姉はようやく私のほうを向き、話してくれました。

「私は神代アテ。昨日から、武双やあなたの家族になりました」
「うん、さっきママに聞いた!じゃあ、自己紹介はこれで終わりとして・・・」

 いまだに気絶しているソウ兄を見て、話を続けます。

「ソウ兄がしっかりと休める場所に移動したほうがいいかな?」
「それは、そうなんですけど・・・今私と武双が離れると大変なことに・・・」
「というと?」
「私はまだまつろわぬ神のままですし・・・狂気を振りまく存在なので・・・」

 どうなるのかは分かったけど、なんでソウ兄?愛の力とか、そんなものでどうにかなるものじゃないはずなんだけど・・・

「で、それを抑えるためには、自分自身に宿敵にあったと誤解させ、そちらに意識を傾けるしかないので・・・」

 ん?何か今違和感を感じたぞ?

「宿敵って、神殺しの魔王、カンピオーネのことだよね?」
「ええ、その通りです」
「まさか、ソウ兄は気絶してるんじゃなくて・・・」
「死に掛けの状態で神殺しに成功し、いまだに意識が戻らないだけです」

 ソウ兄が一気に遠い存在になった!?そして、いやな予感の正体はそれ!!?

「・・・驚きすぎて冷静になった。もういいや、離れなければいいんなら、アー姉がソウ兄を運んで?案内とかはするから」
「あ、はい。分かりました」

 アー姉はソウ兄を背負い、立ち上がりました。
 流石は女神様、全然辛そうではありません。

「確かここのはずなんだが・・・お、立夏。それと、始めてみる娘に背負われてるのは武双かな?」
「あ、リズ姉!」

 教会の敷地を出るあたりでリズ姉にあったので、そのまま状況の説明とアー姉の紹介をしながら、昨日ソウ兄が泊まったと言っていたホテルに向かうのでした。終わり!



◇◆◇◆◇



「以上、立夏ちゃんによるハイテンションな説明でした!」
「ほんとにハイテンションだな・・・ま、理解はできたからいいけど」
「おーい、開けれないから誰か開けてくれ」

 ちょうど説明が終わるタイミングで、リズ姉が帰ってきた。
 立夏は結界の作業で忙しそうなので、俺が開ける。

「お帰り、リズ姉」
「ただいま。とりあえず、これだけあれば足りるか?」

 リズ姉はそう言いながら両手で抱えた荷物を見せてくる。

「両手で抱えるほどじゃあ、ドアも開けれないよな・・・多分、足りると思う」

 その量に本能的には満足していないが、これ以上手間を掛けさせるのも気が引ける。

「あ、勘違いしてるみたいだけどこれだけじゃないよ」

 リズ姉はそう言いながら、部屋に入ってきました。大量の、二十人分はあるんじゃないか、と言う量の食べ物と共に。
 いや、さすがにこの量は無理だろ・・・
 
 

 
後書き
では、感想、意見、誤字脱字待ってます。 
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