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ソードアート・オンライン 白銀の死神

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番外編
  黒の剣士:1

 
前書き
黒の剣士を書け!!と友人に言われました…

コラボ中ですが、並行してやります 

 
「うーん」
俺は今とある事情で35層、≪迷いの森≫に相棒であるキリトと来てたのだが

「やべぇ、迷った…」
この≪迷いの森≫、名前に違わず、碁盤の目のように分かれた数百ものエリアが一つのエリアに踏み込んでから一分周期で東西南北の連結をランダムで入れ替えると言うえげつない仕様のダンジョンでもあるのだ
それゆえ一度迷ったら、出てくるためには時間内に森を一直線に走り抜けるか、街で売っている高額な地図アイテムを活用するしかない
さらに、転移しようにも街には飛べずランダムに森のどこかに飛ばされてしまう
現在、キリトが地図を持っていて、そのキリトが急に何かを見つけたように走り出してしまったのだ
追いかけたものの、途中で見失ってしまいそのまま迷った…、というわけだ

「急に走り出すなよな…」
とぼとぼ歩いていたその時、

「!!?」
遠くから聞こえるクリティカル音とポリゴンが爆散する音

「なんだ!?」
俺は音が聞こえた方に向かって走り出した



走ること数分、森の中から飛び出すと

「…すまなかった。」

「…いいえ…あたしが…バカだったんです…。ありがとうございます…助けてくれて…」
そんな会話が聞こえてきた

がさっ、と音を立てながら出ていく

「だれだっ!?」

「おいおい、キリト。おいてったくせに何言ってんだよ」

「あ…。ナオ…。…すまない」

「で?何女の子泣かしてんだよ」

「俺が泣かしたんじゃねーよ!!」
その会話を、女の子は少し笑いながら聞いていた
…よかった



「ふーん、ビーストテイマー、ねぇ」

「はい…」
どうやら彼女は自分の使い魔を失ってしまったようだ
目の前で青い羽根がふよふよと浮いている

「心アイテム、か」

「え…?」

「いや、その羽根」
女の子は羽根のアイテム名を確認しているようだった

「…はい。≪ピナの心≫、です」
その子は泣きそうな顔で話す

「なら蘇生の方法はある。47層にある《思い出の丘》って所に咲く《プネウマの花》っていう使い魔蘇生用アイテムがあ「本当ですか!?」・・・ああ」
話ぐらい最後まで聞けよ

「…47層…」

「まあ、君のレベルなら少しきついだろう…だけど」
そういいながら横に立つキリトに目配せ。わかってくれたようで

「俺たちも一緒にいこう…。助けられなかったのは、少し責任があるし」

「え…。でも」

「いーっていーって。なあ、キリト」

「ああ、もちろん」
そんな会話をしながらウインドウを開き、少女が装備できそうな装備を次々とトレードウインドウに入れていく

「キリト、なんかいい鎧あるか?」

「ああ」

「ならそれ頼む」
二人で少女用の装備を選択していく

「えっと…。あの…」

「今渡した分だけで7,8レベル分は底上げできるし、俺たち二人がついていくから大丈夫」

「でも…何で?」

「人を助けるのに理由はいらないだろう?こいつは少し違うがな」

「え…?」

「えっと…、君が…、妹に、似てる、から…」
漫画かよ

「わ、笑うなよ!」

「悪い悪い。んじゃ、これからしばらくよろしくな。俺はナオ」

「俺はキリト」

「シリカ、です」

こうして、三人でパーティを組むことになった 
 

 
後書き
シリカの短編です

書き上げつつコラボを書き、そのあとコラボと本編同時進行しようと思います

感想、評価など、お願いします!! 
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