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リュリュちゃん日記

作者:あちゃ
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ソルムンド暦177年7月7日

私の日課は、パパスお祖父様のお墓掃除です。
毎日、キレイなお花を供える様に心がけてます。
でも、サンタロースの村にはお花が少ないです。
だから本当はいけないんだけど村の外まで摘みに出かける事があります。

今日もオトメユリの花を摘みに村を抜け出しました。
村を出て30分程山を登った所に、オトメユリがいっぱい咲いてる場所があります。
でも今日は何時もと違ってたの!

1匹のドラキーが3匹のガスミンク達に襲われてました!
前に図鑑で読んだ事があります。
飛べなくなったドラキーは、他のモンスターの餌になっちゃうって……

私は落ちてあった枝を拾い、大声を上げながら振り回し、ガスミンク達を追い払う。
そして傷だらけのドラキーを抱き上げ、ホイミで癒してあげる。
最初は不思議そうな顔をしていたけど、私が乱暴をしないと分かると、私に懐いてくれたの!
名前は『ドラきち』って言うんだって。
私の初めてのお友達!

村に帰って、お墓にお花をお供えしてたらお母さんがやって来ました。
お母さんはドラきちを見てすごく驚いていたけど、私がドラきちは優しい良い子だと説明したら分かってくれました。
でも、他の村人さん達には内緒にしなさいって……

「モンスターには、人を襲うモンスターと、襲わないモンスターが居るの。でも、他の人達はリュリュと違って区別が付かないから、全てのモンスターを怖がるのよ。みんなを怖がらせる事は無いでしょ。だから、秘密にしておきなさい」って………
何だか寂しいなぁ……

でもドラきちが、私と仲良く出来ればいいって言ってくれたから、元気出ました。
明日からドラきちといっぱい遊ぶんだ!



 
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