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孔融君の三国志

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内政チートなんて普通できるわけない

ハア、やっぱり夢おちはなかった。期待していただけに落胆が大きい。こうなったら覚悟を決めてこの世界を生き抜くしか無いかもしれない。まあ、まだ朝早いし二度寝でもするか。




「早く起きてください!孔青州牧様!」
と俺を呼ぶ声がする。仕方ないから起ることにする
「さあこちらへ」
ついて行くと執務室らしきところについた
ああ、そういう事か俺が政務をするんだな。よしっこうなったら内政チートをしてこの世界で無双してやる!









と、思ってた時期が俺にもありました。竹簡に目を通してみると、ちんぷんかんぷんだった。補佐役のおかげで何とかなったものの一日かけて半日分も終わらなかった。こんなんでは領地経営もままならない。それどころか、青州牧をやめさせられることもあるだろう。未来知識で内政チートなんて持っての他だ!!そんなの悠長に試す暇も実力も無いし、よく考えたらそんな知識は具体的なことはなに一つ知らない。大まかなことをしどろもどろになりながらやっと説明出来るくらいだ。よほど内政に詳しい天才でも居ないと到底実験すらできそうにない。こうしている間も半泣きで補佐役の叱咤を受けながら政務を片付けているのだ。

こうなったら俺は、戦場で無双してやるぜ!そんな事を考えながらひたすら政務を片付ける裏で









(うーむ、孔青州牧様は政務の処理能力がおちておられるな。これも記憶障害のせいか‥‥‥‥他にも様々なことを忘れておられる。なんと不憫な‥‥前はあんなに優秀だったと言うのにな。いやだからこそ私が孔青州牧様を支えねばな。)
と、言う感じで補佐役が密かに決意してたりするのだった。
 
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