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世界忍者戦ジライヤ×スマイルプリキュア!

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第十一話 地球を救え!プリキュアとジライヤがロボニナール!?

深夜日の上らないあるイベント会場にて

「寒い~」

防寒具来て列に並んでいる闘破。

何やら物凄い人だかりで行列が出来ていた。




第十一話 地球を救え!プリキュアとジライヤがロボニナール!?




何で闘破がこんな事をしてるかと言うと数日前

「♪」

やよいたちに呼ばれた闘破が何やらロボッターについて熱く語られている。

その様子にあかねとなおは白けていた。

(まぁ~ふつうは男の子のロマンだからな~学も好きだし~)

と言った感じに闘破が考えていると・・・やよいが・・・

「あの・・・闘破さん・・・その・・・えっと」

「ん?どうした?」

何やら闘破に頼みごとがあるらしいやよいだが言う勇気がないらしい。

すると闘破は腕を組んでドーンと構えた。

「よし!泣くまで待とうホトトギス!・・・・・・・・・・・・・・・れいか!これ誰の事だっけ?」

「徳川家康です」

「そうだ!家康さんだ!」

といってれいかに意味を聞いて納得する闘破。

すると

「て!大の大人が中学生に意味聞くなああ!!」

ハリセンで思いっきり闘破の頭をひっぱたくあかね。

「いって~それなんだよやよい」

「あの・・・闘破さん!明日のロボッターの発売日なんですけど・・・先着100名に限定のゴールドロボッターがあるんです!闘破さんお願いします!!」

という訳で限定100個のゴールドロボッターを買うために日が昇る前から並んでいる闘破。

「ううう~さむ~」

持って来たザックから水筒を出して温かいお茶を飲もうとするが・・・

「・・・無い」

飲みきってしまったらしい温かいお茶。

すると

「どうぞ♪」

隣に居た兄ちゃんが闘破に水筒を渡した。

「あ!良いんですか!?」

「ええ♪困った時はお互い様です」

といって水筒の中の温かいコーヒーを飲む闘破。その様子に兄ちゃんこと田村直人も笑顔になっている。

「いや~助かったよ~あれ?折破?折破じゃないか!君はどうしてここに?やっぱりロボッターのファン?」

「誰ですか?折破って?いや~ある女の子をびっくりさせたくて♪」

「(・・・似ている人か)ふ~ん最近の女の子ってロボット好きなのかな~?」

と言った感じに徹夜組になっている闘破と直人だった。



そして

コケコッコ~

と日が昇ると・・・

「うわ~凄い列だな~」

比較的戦闘の方に並んでいる闘破が後ろを向くと余りの列に驚いているとやってきたやってきた達。

「あ!やよい~みんな~!」

「闘破さ~ん」

手を振って位置を伝える闘破に応えるやよい。

すると直人が顔を隠して隠れ始めた。

「あれ?どうしたの?」

「いえ~ちょっと~」

直人の行為にちんぷんかんぷんの闘破。

そしてやよいたちと合流しやたらとテンション高くロボッターについて話し始めていると・・・

「おらおらどけどけ!どけってんだよ!」

「今日発売のワルブッターの玩具は何処オニ!!」

突然現れたウルフルンとアカオーニ。するとズカズカと割り込み始めたではないか。

「おい!買うんだったら!割り込みしないで順番守れ!!」

ウルフルンとアカオーニの割り込みに激怒する闘破。

するとある事に気が付いた。

「て!お前達わざわざ買いに来たのかよ!暇な奴らめ!」

闘破がウルフルンとアカオーニに呆れていると・・・

「何だと!お前だって暇な大人オニ!!」

「なに!?「「$E%&#&%$#”$EWRTEDTF$%#%$W$W!!!」」」

といって大人げない争いが続き・・・

「シャアラアアアアアップ!!!」

あかねに怒鳴られるのだった。

そしてようやくあかね達に気付いたウルフルンとアカオーニ。

「!お前ら!さてはお前らもワルブッターのファンだな!?」

「なんでやねん!ちゃうわ!」

「そうだよ!ロボッターのファンだよ!」

ウルフルンの言葉に反論するあかねとやよい。

するとマジョリーナがやってきた。

「お前達!寄り道してないでプリキュアを探すだわさ!」

「プリキュアならここにいるオニ」

アカオーニが指差した方を見るとマジョリーナは誤魔化し始めた。

「こ!ここに居ると思っただわさ!」

「嘘つけオニ!」

「だが飛んで火に居る夏の虫だぜ!世界よ!最悪の結末!バッドエンドに染まれ!」

三幹部のやり取りが終わると闇の絵本を発動させる。

バッドエンド空間が形成され周囲の人々が絶望の淵に立たされる。

「大変!街の平和が!」

「プリキュア!今日がお前の最期だ!ついでにジライヤもな!!」

「え?ジライヤさん何処に居るの?」

「わああああああああわああああああああああ!!」

ウルフルンにジライヤが居ると言われてみゆきが周囲を見回すとあかねが止めた。

「そうはさせない!地球の平和を守るために・・・私たちは何度だって立ち上がる」

「「「「「「え?」」」」」」

やよいのテンションが頂点に達するとやよいが全員を引っ張り始めた。

「みんな!行くよ!!」

その前に

「あ!闘破!あんな所に空飛ぶイルカ!!」

「え!どこどこ!?」

変身の誤魔化しの為に闘破の気をそらすあかね。もちろん闘破も空気を呼んで引っかかるが・・・

「さあ!みんな変身や!て!何やってんねん!」

「いないね~空飛ぶイルカ~」

「そうだね~」

闘破に言った誤魔化しの一言を信じてしまったみゆき達が闘破と同じ方向を見て空飛ぶイルカを探し始めてしまった。

みゆき達も一緒にあらぬ方向を見ている為、流石の闘破もこのノリでは誤魔化されるわけにはいかない。

すると

「あ~今日はいい天気だな~」

といって別の方角を見た。

取りあえず変身する瞬間さえ見ていなければセーフである為必死に変身する瞬間を見ないようにする闘破。

そして

「「「「「プリキュア!スマイルチャージ!!」」」」」

5人がスマイルパクトにデコルをセットすると光り輝き・・・

「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」

「太陽サンサン!熱血パワー!キュアサニー!」

「ピカピカピカリン!じゃんけんぽん!キュアピース!」

「勇気リンリン!直球勝負!キュアマーチ!」

「深々と降り積る清き心・・・キュアビューティ」

全員が変身が終わると闘破も少し離れた所に行き・・・

「!!・・・!!・・・!!・・・!!・・・!!」

両腕に手甲を・・・腰にベルトを・・・顔にマスクを・・・身体に胴を・・・背中に磁光真空剣を装着し変身したプリキュアの前に降り立った。

「「「「「五つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!!」」」」」

「戸隠流正統!ジライヤ!!」

五人に合わせるように名乗りを上げる闘破。

「あれ?ジライヤさんいつの間に?」

「まぁ!細かい事はええやん!!」

突然のジライヤの登場に驚くピースを必死に誤魔化すサニー。

「プリキュア!ジライヤ!今日はこれで勝負だわさ!!」

「なにそれ?」

何やら光線銃を取り出すマジョリーナに質問するピース。

「あたしの発明!ロボニナールだわさ!この光線を浴びたら巨大ロボットになれるだわさ!さあ!お前達!」

「な何するんだ!?」

ロボニナールをウルフルンとアカオーニに向けるマジョリーナ。

するとアカオーニが・・・

「へっくしょん!」

クシャミしてしまってマジョリーナが吹っ飛ばされるとロボニナールをプリキュア達に向かって発射してしまった。

「「「「#$%&‘()(’&%$#%&‘()’&%$」)」」

大慌てで散る四人だがハッピーだけ乗り遅れてしまった。

「うわ!みゆき!!」

「や!や~ら~れ~た~」

ハッピーを庇う闘破だがハッピーごと変な光線を浴びてしまう。

「て!何ともないぜ!?」

「なぁ~んだ~」

といって闘破とハッピーが無事を確かめると・・・だんだん膨れ上がり・・・

「え!?なに!?どうしたの!?」

「え!なんだ!?」

外野が目を丸くすると・・・

『『ええええええええええええ!?』』

巨大な二頭身ロボットになってしまったハッピーと巨大なコンパチヒーローみたいになってしまった闘破。

「な!なんやあれ!?」

「ハッピーとジライヤが・・・」

「ロボットになっちゃった!」

「これは予想外の天界です」

仰天するサニーとマーチとウキウキし始めるピースとキョトンとするビューティ。

「ハッピーロボとジライヤロボクル!」

キャンディに命名されてしまうハッピーロボとジライヤロボ。

「プリキュアとジライヤが・・・ロボットになっちまった!」

「何するだわさ!ロボニナールが使えるのは一回きりなのに!」

「何だ使えねえな!まあいこっちにはこれがある」

「「ん?早い者勝ちだ(オニ)!」」

ウルフルンとアカオーニが黒っ鼻を掲げると・・・

「「出でよ!ハイパーアカンベェ!!」」

近くにあったワルブッターの人形に憑依すると・・・

『ハイパー!』

『アカンベェ!!』

ワルブッターの上半身と下半身のロボットアカンベェになった。

「こっちもロボットアカンベェだぜ!!」

「凄い凄い!映画みたい!!」

「・・・何がすごいのか」

「・・・さっぱりわからん」

身体中から星を放つピースにややついていけないサニーとマーチ。

「オイ!アカオーニ!おめえはすっこんでろ!」

「そっちこそ引っ込むオニ!」

登場早々もめ始めるウルフルンとアカオーニにマジョリーナが一喝した。

「どっちでもいいからハッピーロボとジライヤロボを倒すだわさ!!」

「ハッピーロボとジライヤロボを倒した方が勝ちな!」

「負けないオニ!」

ハッピーロボとジライヤロボに向かうウルフルンとアカオーニ。

「敵だけどかっこいい~♪」

『て!来た!』

「ええいこうなったら!行けえ!ハッピーロボ!ジライヤロボ!!」

『よ!よし!』

『こうなったら先手必勝だ!!』

と言ってウルフルンとアカオーニに向かって行こうとするハッピーロボとジライヤロボ。

だが

『ってあれ!?動けない!』

『い!?どうなってんだ!?』

何故か身体が動かないハッピーロボとジライヤロボは先手必勝され吹っ飛ばされてしまった。

「何してんねん!ハッピーロボ!ていうか!ジライヤロボ何やってるんや!!」

『わかんない!身体が全然動かないの~』

『う~ん!う~ん!!』

困った表情になってるハッピーロボと汗かきながら必死に動こうとしているジライヤロボ。

「て!何でロボットが汗かくねん!」

「それは置いておいて!誰かが操縦しないとロボットは動かないんだよ!地雷神だってそうじゃない!」

「それは困りましたねぇ」

ツッコミを入れるサニーを余所にピースがロボットについて説明するとビューティが冷静に困った表情をする。

「興味ないな~・・・」

「すこぶる興味ない!」

操縦する事に白けるサニーとマーチ。

「大変クル!ハッピーロボとジライヤロボがピンチクル!」

「行け!ハイパーアカンベェ!」

応援団二人が異常な盛り上がりを見せていると・・・

『誰かお願い操縦してぇ~』

『俺も俺も~』

困った表情のままのハッピーロボの胸の扉が開くと・・・

「おお~!あれは正しく操縦席!さぁ!みんな!早く乗り込むんだ!!」

身体中の星が更に輝きテンションが上がるピース。

「え?「ええええええええええ!!」」

「あら」
ピースの突然のノリに仰天するサニーとマーチにややちょっと驚いた程度のビューティ。

「我々が!地球の平和を守るのだ!ふん!」

物凄い鼻息を出すピース。

全員がハッピーロボに乗り込むとジライヤロボが叫んだ。

『ちょっと!俺は!?誰か俺に乗ってよ!!』

『ええい!男やったらなんとかしいや!!』

『男でもどうにもできないって!!』

ハッピーロボの中のサニーに激怒されて困った表情になるジライヤロボ。

そんなこんなでハッピーロボのコックピットに入った四人。

「何や此処?」

「ハッピーロボの操縦席のようですね?」

「狭いし機械だらけ」

三人がそれぞれの感想を述べると・・・

「すご~いロボッターそっくり!」

「よっしゃ!ピース!任せたで」

「え?」

サニーに降られてしまい操縦席に座るピース。

『ウルフッフッフッフ!行くぜ!ハッピーロボ!』

『来たよ!ピース!』

するとハッピーロボの目が光り立ち上がった。

『やった!』

『動いた!』

『立ち上がりました!』

だが変なポーズをとるハッピーロボ。

『なにしてんの!?』

アカンベェの攻撃を受けて吹っ飛ばされてしまうハッピーロボ。

『わああ!ピース避けてええ!』

ハッピーロボが慌てると中でピースが操縦席で唸っていた。

「え・えーっと・・・これ?」

ピースがスイッチを押すとハッピーロボのアンテナがクルクル回り始めた。

『回った?』

だがとくに意味があったわけではなく再び吹っ飛ばされてしまうハッピーロボ。

「ピースどうしたの?」

「私・・・操縦できない・・・」

「何で!」

「だって!ロボッターはかっこいいから大好きなだけで操縦なんてわかんないよ~」

「「ええええええええええええ!!」」

ピースの爆弾発言に仰天するサニーとマーチ。

『そんな~』

『というか!俺は!?』

再び困った表情になるハッピーロボとジライヤロボ。

「チャンスだわさ!」

「ハッピーロボ!ジライヤロボ!頑張るクル!」

「楽勝だぜ!」

「楽勝オニ!」

応援席では再び盛り上がりウルフルンとアカオーニが再び攻撃態勢に入った。

「どうしよ!どうしよ!」

涙目のピースがメンバーに振るが・・・

「ううちは無理や!ホンマ機械はアカンねん!」

「ああ!あたしだって!テレビの録画も一人じゃできないし!」

「操縦したいのは山々ですが操縦方法がわかりません」

各々操縦についてもめていると・・・

『ちょっと誰か何とかして~』

とハッピーロボが唸ると急に立ち上がった。

・・・そして踊り始めた。

選手交代

「サニー!?」

コックピット席でサニーがメッチャクチャにボタンを押しまくっている。

「わけわからんけどやるしかあらへん!こういうんはな!身体で覚えるんや!」

変に踊り続けるハッピーロボは自ら吹っ飛ばされて海にダイブしてしまった。

すると

「あああれええええええ!!」

コックピットの蓋が開いてしまい外に飛び出てしまったサニー。

「あかん!思ったより動かへん!自分で戦った方が早いわ!」

『ま!待ってよ!誰かが操縦してくれないと私が動けないよ~』

『ねえ!俺は!?俺!!』

ハッピーロボが水面に浮いていると先程から程よく放置されていたジライヤロボ。

(せや!闘破やったら壊しても怒られ無さそう!)

と言う不純な動機でジライヤロボの元まで泳ぐサニーは・・・

「とう・・・じゃなくて!ジライヤ!ウチが乗ったるからコックピットあけてぇ」

『よし!』

待ってましたと言わんばかりにジライヤロボがコックピットを開けようとするが・・・

「どないした?」

『コックピットが開かない!』

「えええええええええええええ!!」

乗り込めない事に仰天するサニー。

ハッピーロボ操縦不能・ジライヤロボ搭乗不能というロボット物では最悪の事態に陥ってしまった。

『ふん!木偶人形二体が!!』

完全にロボット物の悪役になり切ったウルフルンがハッピーロボに向かうと・・・

再び立ち上がったハッピーロボ。

すると足踏みし始めた。

選手交代

「おお!マーチ凄いやん!」

水面に浮いているサニーが驚くとハッピーロボの中でマーチが物凄く硬い表情をしながらレバーを動かしていると・・・

「マーチ!ハッピーパンチだ!」

ピースが司令官の如く指さすが何も起こらない。

「マーチ?」

「ごめん!今話しかけないで!集中してるから!」

『いつまでやるの~疲れてきたよ~』

「ロボットなのに疲れるんかい!!」

サニーのツッコミもっともであるが足が引きかかって転んでしまうハッピーロボ。

「だめ・・・これしか出来ないみたい」

笑って誤魔化すマーチ。

「こけおどしかよ!」

「踏み潰してやるオニ!俺はジライヤロボをやるオニ」

ウルフルンがハッピーロボにアカオーニがジライヤロボに襲い掛かろうとすると・・・

「ハッピーロボの大ピンチクル」

キャンディが叫ぶとサニーが頭を捻った。

「えっとどうやって乗ったらええんや~」

サニーがジライヤロボへの登場方法を考えていると思いついたが確信が持てない。

「物は試しや!闘気ぃぃぃぃぃ!!」

戸隠流の印を組むとサニーが炎となりジライヤロボの中に入ると地雷神方式で合身した。

すると何やら空間のような場所に立つサニー。

「え?ここってジライヤロボの中?」

『あかね!来るぞ!』

「い!!」

アカオーニが突撃してくると咄嗟に腕を交差させるサニー。

するとジライヤロボも腕を交差させアカオーニの攻撃を防いだ。

「もしかして・・・」

サニーが手をひらひらさせるとジライヤロボも手をひらひらさせポーズをとるとジライヤロボもポーズをとった。

ジライヤロボはモーショントレースらしい。

「なんや?モーショントレースって?」

早い話が乗ってる人が動いたとおりに動きます。

「よっしゃ!それなら簡単や!」

思いっきり拳を叩き合わせるとジライヤロボも拳を叩き合わせた。

「何だよアカオーニの奴だらしねえな!!」

ウルフルンもハッピーロボに襲い掛かろうとするとハッピーロボの目が光った。そして華麗な動きでウルフルンの攻撃を回避し蹴り飛ばした。

「何事だわさ!」

選手交代

「・・・!!」

「「ビューティ!!」」

マジョリーナが仰天するとハッピーロボのコックピット内でビューティが瞳を開いた。

ウルフルンが追撃してくるとハッピーロボは華麗に避け更に反撃する。

『私凄い!』

「何で操縦できるんや?」

サニーの質問にビューティ応えた。

「先程ピースからお借りした本を一読しましたので」

そう言ってロボッター大図鑑を見せるビューティ。

「嘘!あれ全部覚えたん」

「凄い!」

『人間業に凄みを感じる』

思わず感心してしまうジライヤロボ。

「よううっし!二人とも!正義の逆襲だ!!」

ピースのノリに並び立つハッピーロボとジライヤロボ。

『いくで!ジライバスター!!』

腰からジライバスターを抜いてアカオーニを攻撃するジライヤロボ。

「くう!動けるようになったら手ごわくなったオニ!」

ジライバスターを防ぎながらアカオーニが叫ぶとすかさず・・・

『磁光真空剣!!』

磁光真空剣を抜刀しジライヤロボが斬りかかると一閃で吹っ飛ばされるアカオーニ。

『はああ!!』

両拳のコンビネーションでウルフルンを攻撃するハッピーロボ。

行き成り形勢が不利になったウルフルンとアカオーニは・・・

『こうなったらとっておきだ!行くぞアカオーニ!』

『合点オニ!』

『『バッドエンド!ドッキング!』』

「ドッキング?」

『なんやそれ?』

サニーとマーチが白けると・・・

『行くぜ~』

ウルフルンが巨大な上半身となり・・・

『行くオニ!』

アカオーニが巨大な下半身となり一つとなった。

『合体!ハイパーアカンベェ!』

「合体したクル!」

「合体しただわさ!」

行き成り合体したことに目を丸くるキャンディとマジョリーナ。

「合体した~♪」

身体中の星を輝かせるピースに・・・

『合体したな』

「合体したね」

『ちょっと!二人とも白けてる場合じゃないぜ!こういう時あいつ等パワーアップしたんだぞ!』

白けているサニーとマーチにツッコミを入れるジライヤロボ。

更にハイパーアカンベェは大空を飛び始めた。

「飛んだクル!」

「飛んだだわさ!!」

「飛んだ~~♪」

物凄く盛り上がってる三名を覗き

『飛んだな』

「飛んだね」

やはり白けているサニーとマーチ。

『行くぜ!ハッピーロボにジライヤロボ!パンチで決めるぜ!』

『キックオニ!』

『『ん?』』

『チョップで決めるぜ!』

『回し蹴りオニ!!』

『『%&‘()(’&%$#&‘()’&%$#&‘()’&%$』』

何やらどちらが止めを刺すかでもめ始めたウルフルンとアカオーニ。上半身と下半身がバラバラに動き始めた。

『心がバラバラだと合体って意味がないんだな』

ウルフルンとアカオーニの行為に白けるジライヤロボ。

『何してるの勿体ない!合体のかっこよさが台無しだよ~ようし!こっちも!合体だ!!』

『合体?』

『まさか・・・』

『もしかして・・・』

超嫌な予感がするサニーとジライヤロボ&ハッピーロボ。

すると

『超!メルヘン合体!!』

『『ええええええええええええ!!』』

ピースの無茶ぶりにハッピーロボとジライヤロボがバラバラになりパズル合体を披露すると・・・

『スゥゥゥパァァァ!ハッピー!ロボ!!』

ロボッターの様な超ヒロイックなロボットになってしまったハッピーロボ改めスーパーハッピーロボ。しかもコックピットまで変形し四人が座る席まで現れた。

『て!何がどう合体すればこうなるんや!!』

突然合体したことに目を丸くするサニー。

すると

『な!あいつらも合体しやがった!!』

『行きます!!』

ビューティが操縦桿を動かすと飛翔するスーパーハッピーロボ。因みにメイン人格はハッピーロボらしい。

『もめてる場合じゃないようだな!』

こうして合体ハイパーアカンベェ対スーパーハッピーロボの戦いの火蓋が斬って落とされた。

『磁光真空剣!!』

スーパーハッピーロボが磁光真空剣を抜刀するとビューティが剣道の要領で一閃を放った。

『くう!ワルブッター!ダークサンダー!!』

『ジライバスター!ハッピーシャワー!!』

ジライバスターを媒体にしハッピーシャワーを放ち相殺させるスーパーハッピーロボ。

『くそ!』

『今度は俺の番オニ!ワルブッタービーム!!』

合体ハイパーアカンベェから破壊光線が放たれると・・・

『ハッピーバリア!』

ハッピーバリアを展開して完全に防ぐスーパーハッピーロボ。

『ハッピーバリアは無敵なのだ!!』

スーパーハッピーロボが合体ハイパーアカンベェに向かって飛翔すると・・・

「このままでは・・・?」

何かに気付いたマジョリーナ。

『ようし!最後はウルトラハッピーパンチだ!』

『必殺技ですね538ページに書いてありました!』

『そんなによんだん?』

『ハッピーエネルギー!フルパワー!!』

スーパーハッピーロボの右腕が唸りを上げた。

『ウルトラハッピーパァァンチ!!』

『ああ!私の腕があああ!!』

ロケットパンチが放たれると合体ハイパーアカンベェに直撃する寸前で止まってしまう。

するとスーパーハッピーロボが元のハッピーと闘破の姿に戻った。

「手あった!あれえええええええええ!!」

空中を飛んでいた為に当然落下するハッピーと闘破。

そしていつものパターンが・・・

「ぐえ!」

思いっきりにハッピーの下敷きになる闘破。普通に着地する四人。

すると

「一度しか使えないのなら最初っからこうしていれば良かっただわさ!」

マジョリーナがロボニナールを恐し効果を消した。ヒーローものでやってはならぬ必殺技の阻止をしたのである。

「そんな!スーパーハッピーロボが敵わないなんて・・・」

落胆するピース。

その時だった!!

「マクシミリアンガン!!」

『な!?なんだあああ!?』

凄まじいビームが放たれ合体ハイパーアカンベェを怯ませた。

その先に居たのは・・・

「ジバン!!」

「「「「「ジバン?」」」」」

ジバンの登場に目を輝かせるピース。

「第六条!子供の夢を奪い・・・その心を傷つけた罪は特に重い!!」

そしてジバンが叫んだ!

「やよいちゃん!諦めるな!!地球の人々を守るために・・・僕達は何度でも立ち上がる!そうだろ!!」

「・・・直人兄ちゃん・・・うん!!」

ジバンの激励に立ち上がるピースにハッピー達も気合を入れ直し合体ハイパーアカンベェに向かう。

すると闘破が・・・

「そうだ!正義のロボの力見せてやるぜ!!地雷しいいいいいいん!!」

闘破がヒロイックに地雷神を召喚すると地響きが起こり、地下で眠っている地雷神が緑の稲妻を起こしながらその姿を現した。

「「な!!」」

正義の巨人・地雷神の登場に目を丸くするウルフルンとアカオーニ。

「みんな!あの技で決めるよ!!」

「俺達の力を合わせるんだ!!みんな行くぜ!!」

ピースと闘破が叫びプリンセスキャンドルにデコルをセットするプリキュア達。

「「「「「ペガサスよ!私たちに力を!!」」」」」

プリンセスキャンドルの輝きと共にプリキュアの姿が覚醒する!!

「プリンセスハッピー!」

「プリンセスサニー!」

「プリンセスピース!」

「プリンセスマーチ!」

「プリンセスビューティ!」

「「「「「プリキュア!プリンセスフォーム!!」」」」」

プリキュアの真の力が覚醒すると・・・

「よし!俺も!!」

闘破が両肩に金色の肩当を・・・喉当てを・・・ゴーグルを・・・ジライヤパワープロテクターを第二装着し真の力を開放した。

「みんなの力を合わせるクル!!」

ロイヤルクロックにデコルをセットすると針が4を指しフェニックスの正坐を描いた。

「「「「「「闘気ぃぃぃぃぃぃぃ!!!」」」」」」

全員が戸隠流の印を結ぶと闘気が最大限に高まり緑の炎となって地雷神と合身するとフェニックスが地雷神に宿りその背中から炎を翼がマントのようになびいた。

「「「「「「金剛地雷剣!!」」」」」」

六人の叫びと共に地雷神が金剛地雷剣を抜刀するとプリンセスキャンドルの七色の炎が刀身に宿り胸から5つのペガサスのオーラが放たれ一つとなり巨大なペガサスとなった。

「「「「「「はあ!!」」」」」

地雷神が巨大なペガサスに騎乗するとそのままアカンベェに向かって突進する。

「届け!希望の光!」

「「「「「羽ばたけ!未来へ!!」」」」」

「プリキュアとジライヤの合体技!」

「「「「「「ロイヤルレインボー・・・バァァァストォォォ!!!」」」」」」

地雷神の目が光りペガサスとフェニックスのオーラを纏った金剛地雷剣を・・・

「「「「「「バッドエンド!真っ向両断!!!」」」」」」

一気に振り下ろしアカンベェを一刀両断真っ二つにし・・・

「「「「「「!!」」」」」」

横一閃で薙ぎ払った!!

アカンベェが七色の光を放つと地雷神は金剛地雷剣の炎を振り払い・・・

「輝け!」

「「「「「「ハッピースマイル!!」」」」」」

六人の叫びと共に金剛地雷剣を納めると消滅するアカンベェ。

アカンベェの消滅と共にキュアデコルが納められた。

その光景をジバンは見届けた。





戦いが終わりロボッター人形を買いに行こうとするがここで・・・

本日のオチ

「しまった!」

バッドエンド王国と戦っていた為列から出てしまった闘破は限定百個のゴールドロボッターを買い逃してしまった。

「・・・闘破さ~ん」

「ごめんな~」

事態が事態だった為がっかりするやよいに謝りまくる闘破だがその時

「やよいちゃ~ん」

「あ!直人兄ちゃん!」

「はいこれ♪」

何やら紙袋を持って現れた直人。するとその紙袋をやよいに渡した。

「これって!」

ドキドキしながらやよいが紙袋の中を確かめると中に入っていたゴールドロボッターの姿が・・・

「やよいちゃんをびっくりさせようかなって思って」

「直人兄ちゃん!ありがとう!」

思わぬプレゼントに感激するやよい。

(ある女の子ってやよいの事だったんだ~)

すると

「ロボットってただの機械やないんやな~」

「そうですね。ロボットには子供達を笑顔にする魅力を持っているようです」

「それに立ち上がる勇気もくれた。あたしも少しだけ良さがわかったよ」

「みんな・・・」

ロボットの事を考えてくれたみんなに感激するやよい。

「みゆきちゃん!またやろうね!」

「ええ~」

大変だったのか仰天するみゆき。

そんな光景に笑顔になる闘破達だった。

 
 

 
後書き
大変だ大変だ!マジョリーナの発明で闘破とあかねが入れ替わっちゃった!七色ヶ丘中学に通う事になった闘破が起こす奇想天外ドタバタ騒動・・・さらにバッドエンドが来ちゃってプリキュアに変身できないからさあ大変!!その時闘破は・・・

世界忍者戦ジライヤ×スマイルプリキュア!

闘破とあかねがイレカワール!

みんな・・・見てね♪
 
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