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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第118話 竜狩り(ドラゴンハンター)現る

 
前書き
イエーイ!!07だZ
今回はマグノリアの街に・・・!?
ショール目線で書いていきます。
それでは、第118話・・・スタート!! 

 
夏も終わりに近づき、マグノリアは秋にさしかかろうとしていた。季節が変わろうとしても妖精の尻尾はいつもお祭り状態だ。

シャ「春夏秋冬変わりなくうるさいんだから。」

ル「で、その中で一番うるさいのが・・・」

俺とルーシィとユモとウェンディとトーヤとシャルルは同時に深いため息をつく。

ナ「今何つった?変態野朗、ポジティブ野朗。」

グ「何度でも言ってやんよ、バカアホリョウ、クソ炎。」

リョ「いい加減にしろよ、単細胞、クソ氷。」

額同士をぶつけて睨み合ってるナツとグレイとリョウの3人。それをなぜか楽しそうに見物するマヤとハッピーとフレイ。それと、怒りの黒いオーラをむき出しにしたエルザ。3人はそのオーラが近づくと、

リョ「今日も仲良く行ってみよーーー!!」

ナ&グ「あいさーーー!!」

ハ「おいらの真似しないでよ~。」

エ「うむ。仲が良いのは良い事だ。」

おいエルザ、さっきまでの怒りの黒いオーラはどうしたんだよ?

ユ「ショールとトーヤは絶対喧嘩しないよね。」

ト「僕はお茶を飲みながら喧嘩を見てる方が好きなので。」

ショ「俺もコーヒー飲んでる方が好きだからな。」

ウェ「場と場の空気が違いすぎますね。」

こんなやり取りをしながら今日までずっとギルドで過ごしてきた。まぁ、騒がしいとゆうのが、このギルドのモットーだから、これが自然なのかもしれない。で、今日も入れたてのコーヒーを飲みながら喧嘩を見物していると、

マ「誰か来たみたいだよ。」

フ「依頼人か?」

マヤとフレイの声に全員ギルドのドアの方に首を動かす。喧嘩をしていたナツとグレイとリョウの3人も喧嘩を止めてドアの方に目を向ける。ドアの前にはトーヤが羽織っているのと似たような茶色いローブを羽織った5人の男女がいた。全員、フードを被っているので顔が見えない。すると、1人の男が、

?「このギルドに、ナツ・ドラグニルと、ウェンディ・マーベルと、ガジル・レッドフォックスはいるか?」

その時、俺の頭の中に何かが見えた。『予知』だっ!!あの5人にナツとウェンディとガジルが連れ去られていく・・・!!そこで『予知』は途切れた。シャルルも青い顔をしている。たぶん、俺と同じような事を予知したんだろう。

ナ「俺がナツだ。なんか用か?」

俺は5人に向かって歩き出したナツの手を慌てて摑む。シャルルもウェンディの前に立つ。

ナ「ん?どうしたんだショール?」

ウェ「シャルル?どうしたの?」

シャ「ウェンディ、あいつ等のところに行っちゃダメよ。」

ウェ「えっ?」

ショ「ナツ、ガジル、お前等もだ。」

ナ&ガ「はぁ?」

俺とシャルル以外は全員頭の上に?を浮かべている。

エ「ショール、どういう事だ?」

エルザが聞いてくるが、今はそれに答える暇がない。すると、1人の男が、

?2「リューバ、あの黒髪の男とあの白猫、『予知』が使えるんだ。俺たちの企みがバレタかもしれない。」

ショ&シャ「!!」

リョ「企み?」

何であいつ、俺とシャルルが『予知』が使えるって知っているんだ・・・?

リュ「なるほどな。ならば、俺たちの計画には邪魔だ。ミーシャ。」

ミ「OK。」

ミーシャと呼ばれた女が、俺とシャルルに向かって腕を突きつけると、

ショ「!?ぐわぁっ!!!」

シャ「!?キャア!!!」

見えない何かで吹っ飛ばされた。

レ「ショール、シャルル、大丈夫?」

傍にいたレビィが駆けつける。

リュ「カルロ。」

カ「了解。」

今度はカルロと呼ばれた男が両腕を下から上へ振り上げると、ギルドの床を突き破って土が蛇のように飛び出した。カルロは土を自在に操ると、ナツとウェンディとガジルを捕らえた。

ナ「うおっ!?」

マ&ハ&フ「ナツ!!!」

ウェ「キャア!!」

ル&シャ「ウェンディ!!」

ガ「いきなり何だっ!?」

レ&ジェ&ド「ガジル!!!」

ナツとウェンディとガジルは、カルロと共に瞬間移動(テレポート)して姿を消した。全員唖然呆然状態。

リュ「3人の第1世代の滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)、捕獲完了。」

捕獲だとっ!?

リョ「お前等、竜狩り(ドラゴンハンター)かっ!?」

ト「竜狩り?」

エ「最近、フィオーレ王国中で話題になっている数々のギルドに所属している第1世代の滅竜魔道士を何らかの理由で攫う奴等の事だ。」

リョ「奴等が今まで攫った第1世代の滅竜魔道士の数は20人程。今は評議会でも指名手配されている奴等だ。」

ユ「ナツとウェンディとガジルは第1世代の滅竜魔道士・・・」

狙われる可能性はあったって事かよっ!!

リュ「今攫った奴等を助けたければ俺たちの本部を探すんだな。まっ、今までやって来た奴は1人もいねぇけどな。」

グ「仲間を見捨てたって事かよっ!?」

ル「酷い・・・酷すぎる・・・!!」

リュ「それが人間とゆうものだ。それじゃあな、哀れな妖精さんのみなさん。」

リューバたちは瞬間移動で姿を消した。

ショ「くそっ!!」

俺は拳で床を殴る。『予知』していたのに、分かっていたのに・・・!!

エ「ショール、お前のせいではない。」

エルザは俺の肩に手を置いて言うが、俺は自分が情けなかった・・・

マカ「自分を責めるな、ショール。」

ショ「マスター・・・」

マスターが杖を突きながらドアの前まで歩く。

マカ「竜狩り・・・まさかこの街まで襲ってくるとはな・・・お前たちに最初から話しておけばよかったの。わしの方こそすまない。」

マ「マスターのせいじゃないよっ!!私たちだって、ただ呆然と見てる事しか出来なかったんだもん・・・」

みんな下を向く。

マカ「仲間を助けるのが仲間。最強チーム!!」

マスターに呼ばれ、俺たちは顔を上げる。

マカ「竜狩りの、奴等の本部へ行って、ナツたちを助けに行って来いっ!!そして、他にも捕らわれた滅竜魔道士を助けに行って来いっ!!どんなに時間が掛かってもよい。必ず、仲間を、家族を助けるのじゃぁぁぁっ!!!」

その言葉に、俺たち最強チームの心に火が点いた。

リョ「行くぞっ!!」

リョウの声と共に俺たちはギルドを飛び出した。妖精と竜狩りの戦いが幕を開けた。 
 

 
後書き
第118話終了!!
第1世代の滅竜魔道士を攫う竜狩り。やつらの企みとは・・・!?ナツたちの運命は・・・!?
次回は竜狩りの本部探しを続ける最強チーム。そこで出会ったのは・・・!?
それではSeeyou!! 
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