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ALO×HUNTER×なのは

作者:メア
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試験×勝負×お星様

 ちなみにヒソカの腕は直ぐにくっつけて上げた。その後に飛行船に乗ったしね。もちろん、1000万ジェニーをいただきました。

「改めまして、受験者の皆さんお疲れ様でした。ココにいる43名が第2次試験の合格者です!次の目的地には明朝8時に到着する予定です、次に集合をかけるまで各自自由時間にします」
メンチが会長とネテロの秘書のマーメンが横槍入れながらも受験者に自由時間の連絡をいれ

「では、解散!」

メンチの解散の言葉で受験生がバラバラに移動し始める。


「ゴン!飛行船の中を探険しようぜ」

「うん!」

キルア君は探検に行くようだね。僕はどうしようかな? ポンズやシュテル先生もいるし。
考え事をしていたらキルア君がこちらを向いた。

「ねぁ! ユウキも飛行船探検いかね?」

「ボクは行こうかな」

もう一人の男の子は別の知り合いに声をかけて断られたみたいだ。

「うん! 行って来るよ」

「じゃ、いってくるね」

ボクは二人に出かける事を伝えた後、キルア君についていく。

「元気な奴等…………俺は、とにかくぐっすり寝てーぜ」

「私もだ、おそろしく長い一日だった」

さて、面白い事は起こるかな?





試験官達の休憩室





「ねぇ今年は何人くらい残るかな?」

「合格者って事?」

「そっ、なかなかツブぞろいだと思うのよね。定食を作ったあの三人もなかなか良いオーラしてたし、他にも良いオーラ出してる子もいたし」

「でも、それは、これからの試験内容次第じゃない?」

「そりゃま、そーだけどさぁー、ね? サトツさんどう思う?」

「ふむ、そうですね、ルーキーが良いですね今年は」

「あーやっぱり!? あたしは断然130番と131番ね! 130番の子は、近接戦闘じゃ私も敵わないと思ったわ。131番は得体が知れない」

「あ〜、あの子か。あれは美味しかったね?」

「うん! こんなところで逸材と会えるとはおもわなかったわ」

「私は、断然99番の彼が良い、匂いが違います。素質もありますし、これからを考えると99番ですね」

「あいつきっと我がままで生意気よ、絶対B型! いっしょに住めないわ。ブハラは?」

「そうだねールーキーじゃないけど気になったのは、やっぱ44番かな、メンチも気づいてたと思うけど、あいつ俺たちが姿見せたときからずっと殺気はなってたんだよね」

「もちろん、知ってたわよ、あたしが、ピリピリしてたのは実はそのせい・・あいつずーっとあたしに、ケンカ売ってるんだもん!」

「私にもそうでしたよ」

「サトツさんにも?」

「彼も我々と同じ穴のムジナです、ただ彼は、我々より暗い場所に好んで住んでいる。我々ハンターは心のどこかで、好敵手を求めています。彼にとってハンター試験は賭け試しの場所なのでしょう」

「賭け試し?」

「はるか東のはての空手という格闘技の言葉です。型稽古に飽き足らず街中で強そうな相手を見つけては片っ端から勝負を挑んで腕を磨く、彼は危険です。我々ですらブレーキをかけるところで、ためらい無くアクセルを踏みこめる異端児中の異端児なのです」








「あんまり面白いトコなかったなー」

「そお? 俺は結構楽しかったけど。ユウキもそう思うでしょ?」

ボク達は既に自己紹介を終えているので、問題無い。

「え〜と、微妙?」

だって、自分で飛んだ方が楽しいしね。

「ええっ! あっ、見て見て! うわぁ、すっげぇ! 宝石ばら撒いたみたいだね」

「夜景、見たことなかったのか? ゴン」

「こないだキリコさんに空を運んでもらったけど、こんなに明かりはなかったし。キルアとユウキは?」

「うち、自家用機とかいっぱいあるからな」

「ボク、自分で飛べるし」

「え? 嘘だよね?」

「人が空を飛べるはずないだろっ!」

「さぁ、どうかな…………」

「キルアの、ちょっとムカつく。ユウキはユウキでからかってくるし…………」

「俺は無いと困るんだよ、山丸ごと1個うちの敷地だし。使用人200人くらい居るし」

「キルアん家ってお金持ちなんだ。お父さんとお母さん何してるの?」

「殺し屋」

「へぇ〜、殺し屋かぁ〜」

反応薄いね。まぁ、ゾルディック家の知り合いはいるけど。

「あっははは、面白いなお前、マジ面でそんなこと聞いてきたのお前が初めてだぜ。そこのユウキは普通に流されたしよ」

「えっ? だって本当なんでしょ?」

しかし、六歳の子供の殺し屋なんて、兵器と同じだよね。僕は気にしないけど。

「どうしてわかる?」

「なんとなく、かな」

「おっかしいなぁ、どこまで本気かわかんない子ってのがチャームポイントだったのに」

「チャームポイント?」

「うち、家族全員暗殺家業してんだ。金さえ貰えば誰でも殺す、そん中でも俺すげぇ期待されてるみたいでさ、ガキの頃から殺しの英才教育受けてきたんだけど・・でも俺ヤなんだよね。人にレール敷かれる人生ってやつ?”自分の将来は自分で決める”って言ったら親兄弟キレまくりでさ!俺がいかに人殺しとして素質があるか、涙ながらに力説するんだぜ!? ひでぇ親だろ? 結局、喧嘩になってお袋と兄貴半殺しにして家出してきた。俺ハンターになったらまず、家族全員捕まえて売るんだ。良い値段になりそうだよな?」

「キルアって凄いね。俺はキルアみたいに親父を超えたいとか思ったことないもの」

「そうか。親父捕まえるってことは超えるってことだもんな」

「うん、できるよキルアなら」

「全然、説得力ないぞ? お前、俺の親父のこと知らないだろ?」

「でも、キルアのお父さんでしょ? なんとなくわかるよ」

「兄の方なら知ってるけど、お父さんの方は知らないかな」

「兄貴を知ってんのっ!?」

「うん。護衛の依頼をしてもらったり、治療してあげたりもしたよ。後、そこに隠れてる変態お爺ちゃん、出て来ないと…………切り落とすよ」

「何をじゃいっ!! というか、変態って…………」

「メンチさんのおっぱい、ずっと見てたよね?」

「ぐっ…………そうじゃ、お主達、ちょっと儂と遊んでみんか?」

露骨に話を変えたお爺ちゃんに従って、ボク達はゲームをすることになった。流石にキルア君とゴン君じゃお爺ちゃんの相手にならない。

「さぁ、お爺ちゃん、次はボクの番だよね?」

「マジでやるん?」

「ボール取れたらハンター試験合格だよね?」

「そうじゃが…………」

「ついでだから、星もちょうだいよ」

「いやいや…………流石にそれは…………」

「ボクに勝てたらボインボインなお姉さんを紹介してあげる」

「マジで! 良し、いいじゃろ。星の一つや二つ、くれてやるわいっ!!」

「それじゃ、勝負っ!!」

「来いっ!! ただし、船が壊れるからアレは無しじゃぞッ!!」

「了解ッ!!」

こうして、ボクとお爺ちゃんの仁義なき戦いが始まった。







 パッシブスキルの明鏡止水、コンセントレイションなどをフルで起動させ、ある程度の速度で突撃する。

「うぉっ!?」

さすが、変態なおじいちゃんはボクが突き出した右手を身体を傾けて避ける。

「みっ、見えない…………」

「ありえねー」

キルア君とゴン君の目には、なんとか霞んで見えるくらいかな。

「おぬし、本当に人間か? アレ無しでこの速度とか、ありえんぞ…………」

「失礼な…………ボクは単なるピチピチの11歳の女の子だっ、よっ!」

突き出した状態から身体を回転させ、まわしげりを放つ。おじいちゃんは空中に逃げ、蹴りを放って来る。

「ちょっ、攻撃っ!?」

「ボインボインの為じゃっ!!」

「この変態めっ!」

ボクは容赦なく顔を狙って来る蹴りを首を傾げ、避けると同時に足を掴んで、身体を割り込ませ、遠心力を利用して投げる。

「うぉっ!」

「ちぇりおっ!」

投げたら、瞬時に追い付き、上から、回転し、威力の増したかかと落しを放つ。

「意味ちがっ、ぐぉっ!?」

おじいちゃんは空中で身体を捻って、ボクのかかと落しを両手をクロスさせる事で防ぐが、そのまま地面にたたき付けられ、ボールを離す。

「とっ」

「甘いわっ!?」

瞬時にボールへと向かうボクを追い越し、ボールをとろうとするおじいちゃん。それに対して、ボクは止まる。

「かかったっ!」

「なにっ!?」

「阿修羅覇王拳っ!」

ボクの体術OSSスキルによって、ボクは一瞬でおじいちゃんの背中に追い付き、炸裂させる。おじいちゃんは念を使ってなんとか防いだ事で、吹き飛ばされ、飛行船の壁を破壊し、外へ落ちるだけですんだ。あっ、ちなみにちゃんとボールは確保したよ。

「殺す気かっ!」

巨大な念の砲撃を放ち、それを推進力になんとか戻って来たおじいちゃん。

「残念、殺りそこねた」

「まさかの本気っ!? わしじゃなかったら、確実に死ぬぞっ!」

「まさか、冗談だよ? 半分は」

「ほっ…………って、半分かいっ!」

「まぁ、ちゃんと助けたよ。それに、この程度で死ぬようなら、ハンター協会の代表じゃないでしょ。それより、これでボクの勝ちだよね。ボールもボクの手に有るし、アレも使ったよね」

「そうじゃな。あれぐらいじゃったら、不意打ち以外ならいくらでもやりようが…………いや、それもアレを使ってじゃが…………まぁ、おぬしの勝ちじゃから星をひとつやろうかの」

「一つや二つって言ってたから二つだよ」

「…………実力は問題無いし、構わんか。ただし、試験をちゃんと合格する事と、試験が終った後に、一つの仕事をこなす事じゃ」

「うん、それで良いよ」

「しかし、これはどうするかの?」

「だっ、大丈夫じゃないかな?」

「まぁ、立入禁止かの。わしはこれでゆくぞ。流石にこたえたわい」

「そっか。それじゃ、二人はボクが鍛えてあげようか?」

「うんっ!」

「やってやるよっ!」

「それじゃ、この指輪を付けてね」

アイテムストレージから取出したこの指輪にはある機能がついている。

「うわっ!」

「身体がおもてぇ…………」

「全身に負荷がかかる特別製だよ。到着までそれを着けていてね。到着後は、疲労回復ドリンクを飲んでね」

倒れて、動けない二人を運んで、ボクは仮眠をとった。



 そして、第三次試験トリックタワーに着いたので、二人の指輪機能を停止させ、スタミナポーションを飲ませて回復させた。

「さて、72時間以内に降りるらしいけど、どうしようかな?」

「面倒です。飛び降りましょう」

「いや、二人は行けるだろうけど、私は無理よ」

「じゃあ、ポンズはポンズで頑張ってください。行きますよ、ユウキ」

「は〜い」

ボクとシュテル先生は島の屋上から飛び降り、襲って来る巨大な赤ちゃんをシュテル先生が撃ち落としてくれるので、楽チンだ。そして、下に近づいたら羽根を展開して、地上に着地した。

「さて、問題は門が閉まってる事ですね。これは予想外ですが、破壊しますか?」

「ボクの力で行こ♪」

「わかりました」

ボクはシュテル先生に抱き着いて、ジャンプし、扉の先へ跳んだ。

『130番、131番、所用時間…………16分…………』

「さて、71時間34分、どうしようか?」

「これは…………暇ですね…………」

「料理でもしてる?」

「修行しながらしましょうか。ユウキ、食材の確保をお願いします」

「うん」

シュテル先生はボクがあげたアイテムバックから、念や魔力で動くキッチンや冷蔵庫、電子レンジ、テーブルなどを取出し、エプロンをつけて料理を開始した。

「さて、ボクも食材確保だね」

ジャンプでトリックタワーのある場所に跳ぶ。そこは大量の画面が有る部屋。

「こんにちは」

「何のようだい? 一応、関係者以外、立入禁止なんだがね?」

「食材探しに外に出ても良いかな?」

「そうだね…………残り時間が5時間になるまでなら構わないよ。それと、あそこに見える無人島には行かないように。ああ、料理はボク達も貰えるかな?」

「お金を払えば大丈夫だと思うよ」

「わかった。職員に伝えておくよ。メンチとブハラが認めたんだ、楽しみにしている」

「うん♪ それじゃ、行ってきます」

ボクは食材とお酒を手に入れに向かった。






 
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