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ソードアート・オンライン 穹色の風

作者:Cor Leonis
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アインクラッド 後編
  極夜の入り口

 
前書き
早速風刀スキルを送ってきてくださった先生方、ありがとうございました! 

 
 気が付くと、マサキは白銀の雪原に立ち尽くしていた。視界の左上に表示されたバーは、たった一ドットを残すのみ。目の前にはボスが担いでいた頭陀袋だけが残り、ボスだったものの成れの果てが青白い残り火を撒き散らしながら消えていく。やがて頭陀袋までもが消え失せ、中に含まれていた膨大なコルとアイテムがストレージに流れ込む。
 判然としない意識でマサキはアイテムストレージを開き、《蘇生アイテム》を探した。表示される名前を眺めながら、最大所持限界ぎりぎりまで詰め込まれたストレージをフリックしていく。
 やけに長く感じた数十秒が過ぎ去った後に、おびただしい数のアイテムの中に《還魂の聖晶石》と言う名が埋もれているのを見つけた。瞬間、心臓が今まで拍動を忘れていたのかと疑うくらいに大きく飛び跳ね、朦朧(もうろう)とした思考がぱあっと開けた。

「……あった、のか?」

 不意に、横から尋ねる声。マサキが首を動かすと、キリトが片手剣を背中の鞘に戻すことすらしないまま、こちらを覗いていた。キリトのストレージには《蘇生アイテム》はなかったのだろう(当然といえば当然だが)。
 マサキは小さく頷いて返すと、《還魂の聖晶石》と回復結晶二つをオブジェクト化させた。まずウインドウメニューから《還魂の聖晶石》を選択し、続いて“所有権放棄”アイコンをタップ、虹色に輝く結晶をキリトに向かって掲げた後、投げ捨てた。これで、この虹色の結晶はそこらの石と同じ扱いでしかない。
 マサキは再び蒼風を鞘から抜き放ち、同時に左手の回復結晶のうち一つをキリトに投げた。キリトは無言で受け取ると、同じように鞘から剣を抜いた。数秒後、回復結晶の使用を意味する「ヒール」の呪文が短く唱えられた。共に真紅に色づいた二つのHPバーが一瞬で全快する。
 そして、二人はデュエルの設定はおろか、唯一つの単語も交わさぬままに、同時に足元の雪を蹴った。
 自分がオレンジに堕ちることなど、微塵(みじん)も厭わなかった。
 一人を助けるために一人を殺す。
 そんな明白な矛盾に気付く思考力さえ、もう残されてはいなかった。



 舞い落ちる雪の欠片の中に、二色の光芒が混じった。漆黒に浸かった夜の世界を、二つの剣閃が疾駆する。
 キリトの初手が突進技《ソニックリープ》であることを筋肉の動きから予測していたマサキは、真正面から迎え撃つように走りだす。
 そして、予想通りキリトの《ソニックリープ》が発動しかけたその瞬間。明らかに刀身長(リーチ)が足りないにも関わらず、右手の蒼風を振るった。早すぎるその挙動にキリトの顔に疑念が()ぎるが、すぐに振り払って仄かに色づいた剣先をマサキに向ける。
 そして、次の瞬間。明らかに刀身が伸びた蒼風を前にして、キリトは表情を驚愕に染めた。

 風刀スキル《春嵐(はるあらし)》。連撃と技後硬直の短さに重きを置いた風刀スキルの中では一撃の重さと攻撃力に優れ、刀身の長さを自由に伸縮させることができる単発技。

 刀身を二倍近くまで伸ばしながら肉薄する半透明の刃に一瞬唖然としそうになるキリトだったが、持ち前の反応速度で我に帰ると、《ソニックリープ》の目標をマサキから蒼風へと変更。襲い来る風の刃を弾きつつ高速でマサキとすれ違う。
 数メートルの彼我距離が開いたところで互いに課せられた硬直から一足先に開放されたマサキは、自身のカーソルの色がそれまでのグリーンからオレンジへと変化しているのに気付いた。見れば、キリトのHPは数パーセントほど減少している。先ほどは急に目標を変えて迎撃したため、ダメージを相殺しきれなかったのだろう。力を込めてなどいないはずの奥歯がギリッと音を立て、苦い唾液が口の中に溢れる。
 マサキは溜まった唾液を一気に飲み下すと、何かから逃げ出すように地を蹴った。



「くっ……」

 水色のライトエフェクトに照らされたキリトの顔が、焦るように歪んだ。凄まじい速度と迎撃のタイミングを外す絶妙な緩急を併せ持った斬撃の数々を、己の持つ最大の反応速度でかわし、そして弾く。だが完全な迎撃には至らず、弾き損ねや身体を掠めていく攻撃にHPが僅かずつ、しかし確実に削られていく。しかも、繰り出される連撃は弾かれた後のことまで綿密に計算されているらしく、カウンターを狙うことすら至難の業だ。

 だがその一方で、キリトは無視できない安堵のような充足感を確かに覚えていた。今まさに迫り来る斬撃は、自分のそれよりも遥かに(はや)く、そして正確だ。恐らく一撃の威力ではこちらが勝っているだろうが、それはあくまで筋力パラメータとそれに付随した武器攻撃力の差でしかなく、筋力型の能力構成(ビルド)ではない自分の場合、捨て身の攻撃でも敢行しない限りそれは決定機にはなり得ない。このままいけば、ほぼ間違いなく、自分は彼に殺されるだろう。

 ――だが、それの何処に問題があろう? 自分は何の罪もない五人を殺した殺人犯だ。そんな輩は同じように殺されて然るべきだろう。そして、そのような無意味な死こそ、血まみれの自分に許された唯一の、また自分が望んだ死に方ではなかったか。
 ――そう。問題など何処にも存在しないのだ。このまま自分が死ねば三途の川の向こう岸で、もし仮に、この後自分がマサキを殺したならば、その時はこのだだっ広い氷点下の平原で、彼女の悪罵を聞くことになる。……本質的には、何も変わらない。ならば、死を恐れる理由もない。

「うおぉぉぉぁぁぁぁっ!!」

 キリトは絶叫と同時に、繰り出される連撃への防御を捨てた。がら空きの身体を切り裂いた一撃がHPをイエローに染めるが、そんなことはどうだっていい。重要なのは唯一つ、こちらと向こうのHPのどちらが先になくなるか。それだけなのだから。

 残響を引いて平野にたなびく咆哮の中で、キリトは血色の閃光をマサキへと向けた。



「チッ……」

 なけなしの筋力値で跳び退さりながら、マサキは舌打ちした。わき腹を貫いた《ヴォーパルストライク》の血色の剣閃が、文字通り防御力の存在しないHPを食い散らかしていく。攻略組でもトップクラスの攻撃専門職(ダメージディーラー)たるキリトの捨て身の一撃に晒されたマサキのHPは、レッドゾーンもレッドゾーン、バーの左端にたった一粒のドットを残して消え去った。そして、もうポーション等回復アイテムは一つたりとも残っていない。

「ハァ……」

 そんな絶望的な状況にも関わらず、マサキは一つ溜息を吐いただけだった。まだ余裕だとでも言いたげに頭を掻くマサキに、キリトが若干憮然としつつ問いかける。

「……随分、余裕そうだな」
「いや、そうでもないさ。見れば分かるだろ?」

 言葉とは裏腹に全く焦りのない声色で答えると、マサキは一ドットのみが残った自分のHPバーを指差した。Yシャツとスラックスとは何度見ても似合わない日本刀を構えなおす。

「まあ……」

 そして、次の瞬間。

「――負ける気もないがな」

 マサキは構えなおした蒼風を真一文字に薙ぎ払い、その空気の刃を射出した。弧状に広がる半透明の刃が空色の光を纏いながら駆け抜け、キリトに肉薄する。

「くっ!」

 咄嗟のことで一瞬反応が遅れたキリトだったが、持ち前の反応速度で右にダイブ。刀身を飛ばして遠距離攻撃を行う風刀スキル技《鎌鼬(かまいたち)》をかわす。
 地に這い(つくば)りながらも追撃を警戒してマサキの方を見ると、そこには光の尾を引きながら彗星のように迫る一本の投剣が。

「せ……やぁっ!」

 膝立ちまで体勢を立て直したキリトは、ちょうど顔面の高さで接近してくる投剣を剣で弾き飛ばした。そのままマサキに攻撃を仕掛けようと、雪原に力強く一歩を踏み出す。
 だが。

「――ッ!?」

 投げられた投剣の死角に隠れていた二本目を目の当たりにして、キリトは目を見開いた。距離からして迎撃は不可能。投剣である以上ダメージ自体はそれほどでもないが、麻痺毒でも塗られていた場合はそこで詰んでしまう。一本目の投剣の死角に二本目を隠して投げつける投剣スキル派生スキルMod《ブラインド》をここで使用してきたマサキに、心の中で毒づく。
 ――だが、これくらい――!
 脳神経が灼けつき、時間が凍結(フリーズ)する。そんな、ある意味矛盾した感覚を味わいながらキリトは凄まじい反応速度で体ごと首を捻り、スレスレで投剣を回避した。右手の剣を握り締め、反撃の牙をマサキへ向けようとする。
 そして、キリトの視界が再びマサキを捉えようとしたその瞬間。突如二本目の投剣から煙が噴出した。投剣スキル《スモーク》によって吐き出された白い煙は、たちまちキリトの視界を呑み込んでいく。
 キリトは反射的に《索敵》スキルを使用したが、《スモーク》の煙は目での索敵だけでなく索敵スキルも無効化してしまうことを思い出して諦めた。ならばと足音での探知を試みるが、鼓膜を揺らすのは焦りで大きくなった自らの鼓動と息遣いのみ。それもそのはず、マサキはこの時既に、足音を消す《軽業》スキル派生スキルMod《サイレント・ラン》を取得していたのだ。

「っ……!」

 僅かな逡巡を振り払うと、キリトは一か八か、全力で足元の雪を蹴り飛ばした。《スモーク》の煙の中にいる以上マサキの位置を知ることは叶わないが、同時にマサキもキリトが今の場所に留まっていない限り位置を特定できない。ならば、奇襲を受ける前に煙から抜け出して状況をイーブンに戻す。

 《スモーク》の効果範囲はそれほど広くなく、キリトは数秒程度のスプリントで難なく煙から抜け出した。即座に《索敵》スキルを発動させてマサキを探す。が、スキル自体は何の問題もなく作動しているにも関わらず、マサキの居所を指し示すカーソルは一向に姿を現さない。

「……まさか」

 キリトははっと何かに気付くと、急に首を左右に振り出した。曖昧な記憶を頼りに、雪原に落ちているはずのものを探す。
 幸い、目当てのもの――蘇生アイテム――はすぐに見つかった。自分が煙に巻かれている間に持ち逃げされたのではと一瞬疑ったキリトだったが、杞憂に終わったらしい。

「ふぅ……?」

 虹色の光を放つ結晶を見つけ、一瞬気が緩みかけたキリトの神経を、不意に何者かが駆け抜けた。違和感と呼ぶには微細すぎる、だが何かの間違いだと決め付けるには大きすぎる不快感。
 まるで、見えない刃に狙われているような……。

「…………ッ!」

 肥大化した違和感に耐えかね、ついにキリトが振り返った。疑念の声を上げる理性とは裏腹に感覚は再び加速し、研ぎ澄まされていく。
 振り返った先にあったのは、何の変哲もない雪景色。だが、喉の辺りを射抜く不快感は執拗に何かを訴えかける。
 どうせ、何をしたところで意味なんてない――そんな、ある種の諦念(ていねん)を抱いたキリトが、右手の剣を振り上げて――。

「…………!」
「なっ……!?」

 刃がぶつかり合う派手な音が空気を震わせ、瞬間、何もなかったはずの空間に突如マサキの体が浮かび上がった。《ブラストウイングコート》に秘められた、一日に一度だけ自らの姿を消すことができる特殊能力。
 キリトは予想だにしていなかった現象に体が硬直しそうになるが、手に握った剣にぐっと力を入れ直し、ぶつかり合っている空気の刃を跳ね上げた。筋力値を全く上げていないマサキに抗えるはずもなく、蒼風はマサキの右手ごと打ち上げられ、纏っていた閃光は無残に掻き消える。いつものポーカーフェイスの代わりにマサキの顔面に張り付いた驚愕の表情を見て、キリトは勝利を確信しつつ剣先をマサキに向ける。
 ――だが、しかし。

「……正直、驚いたよ。まさか見えない攻撃にまで反応されるとはな。だが……」

 キリトが向けた刃がマサキの体を今まさに切り裂こうとした、その瞬間。刃が触れていないにも関わらず、マサキの体が青白いポリゴンへと変化し、そして消えた。次いで、状況が把握できぬまま何もなくなった空間を切り刻むキリトの()()()()、何者かの――否、間違えようもない、マサキの声。硬直を消す風刀スキル《夕凪(ゆうなぎ)》と瞬間転移技《瞬風(ときかぜ)》のコンボ。

「――生憎、保険は多くかけておく主義でね」

 冷たく掠れたように響いた声に続いて背後から襲い来る半透明の刃が、キリトの体を切り裂いた。マサキが振るう蒼風は、状況が飲み込めないキリトの無防備な背中を流れるように滑っていく。

「……終わりだ」

 《刃風》の三連撃のうち二撃を難なくキリトに当てたマサキは、短く、か細く呟くと、二撃目で跳ね上げた蒼風を静かに振り下ろした。



 言葉を失って(たお)れゆく身体、何も残さずに散りゆく空色の欠片。何も特別な部分などありはしない、ありふれた無機質な死。もう見飽きた、しかし見慣れることのないいつも通りの非日常。
 まるでコンピュータ内のデータを消すようなあっけない“消去”の光景を思い浮かび、マサキの右手が僅かに強張った。その効果で、振り下ろされる剣速が仄かに鈍る。
 そして、幸か不幸か、その一瞬の差が命運を分けた。キリトの身体に刃が触れる寸前、真紅の盾が間に差し込まれ、強烈な火花と金属音とを散らした。

「……何のつもりだ」
「決着は着いただろう。これ以上、互いに傷つけあう必要もあるまい」

 今度こそ硬直をまともに受けたマサキに、盾でキリトをガードしたヒースクリフは張り付いた能面のようなポーカーフェイスで答えた。ほんの数ドットをHPバーに残したキリトが、雪の上に膝からくずおれる。
 マサキは無言でそれを一瞥すると、硬直が解かれた後に蒼風を鞘にしまった。二人に背を向け、記憶の片隅から引っ張り出した《還魂の聖晶石》の座標に向かう。

「え……?」

 マサキが雪の中から虹色に光る結晶を掘り起こしたとき、ワープポイントからエミとクラインが現れた。マサキのカーソルがオレンジになっていることに気付いたのだろう、愛らしい顔が困惑と驚愕に凍りつく。

「マサキ……手前ェまさか……!」
「安心しろ、死んじゃいない。……ほら、そこに倒れてるだろ」
「ッ……!」

 マサキが雪上に横たわるキリトに視線を投げると、クラインは血相を変えて飛んで行った。

「何で……? 二人は一緒に戦ってたんでしょ? なのに、何で……」
「――黙れよ。……お前には、関係ない」

 困惑で微妙に上ずったエミの声を、掠れたマサキの声が上書きした。向けられたマサキの視線を受け止めかねるように、エミはびくりと反応すると、気圧されて黙り込む。
 マサキは視線を結晶に戻すと、手の中のそれをタップ。
 そして。

「ハハッ……ハハハ……」

 乾ききった笑い声が、銀白の雪原を(むな)しく駆けた。(うつ)ろな目の焦点には、《還魂の聖晶石》の解説ウインドウ。
 ――もう、二度と彼がこの世界に舞い戻ることはないという、何よりの証明。

「……俺には意味がなかった。君が持っていた方がいい」

 マサキはひとしきり嗤うと、虹色の結晶をエミへと差し出した。彼女が戸惑いながら受け取るのを確認すると、マサキはもう一度ふっと噴出すように笑ってワープポイントへ歩き出す。

「――あの!」
「…………?」

 不意に背後からかけられたソプラノにマサキが振り向くと、エミが全身を強張らせながら両手の中の小瓶を差し出していた。

「これ、ポーション……よければ、使って……?」

 マサキは短く迷った後に「どうも」と一言告げながら小瓶を受け取り、そのままぐいと(あお)った。上等とはお世辞にも言えない味だが、何故かこのときだけは悪く感じなかった。……尤もそれは、味覚すらどうでもよくなっただけに過ぎないのだが。

 マサキは空になった瓶を雪の上に投げ捨てると、ふらふらと歩き出した。ワープポイントをくぐる直前、野太い叫び声が聞こえた気がした。



 気付くと、マサキは家のドアノブに手をかけていた。どのような道順を辿ったのかすら記憶にないが、マサキは気にする風もなくドアを開けた。ウィダーヘーレンが圏内村だったならば、オレンジのマサキは既にガーディアンによって八つ裂きにされていただろうが、そんな望外の幸運に気付けるだけの思考さえマサキには残っていなかった。ずるずると這うような足取りで殺風景なリビングに置かれた棚まで歩くと、そこで崩れ落ちる。その振動で、棚の上の写真が写真立てごと落下した。

「ぁ……ぁぁ……」

 意味のない呻きが口から漏れた。一度枯れた涙が思い出したように今更頬を伝う。
 ――もう、箱には何も残っていなかった。彼との希望(エルピス)も、猫の死体さえも。
 頭の中をとめどない絶望と悲壮感がぐるぐると渦巻き、時間だけが過ぎていった。夜の蚊帳に呑まれていた空はだんだんと白み始め、やがて東の窓から曙光が覗く。

「……行くか」

 小鳥のさえずりを聞きながらマサキは呟くと、ふらふらと立ち上がった。意味はない。ただ、とりあえず信用回復クエストを受けて、とりあえず攻略に参加して、とりあえずの日々を過ごす。言うなれば、ただの惰性。

 玄関のドアを開けると、地面の雪に反射した陽の光がマサキの眼を灼いた。マサキは目元に手をかざしながら覚束ない足取りで歩き出す。
 降り積もった柔らかな雪がマサキの足音を静かに消して。――まるで、マサキの存在自体が薄れていくみたいだった。
 
 

 
後書き
うーん、ちょっと微妙ですかね……。戦闘時のテンポなど、まだまだ精進ということでしょうか。
ご意見、ご感想、OSSなどお気軽にどうぞ。お待ちしております。 
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