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勇者指令ダグオンA's

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第二十一話 地球勇者対宇宙犯罪組織

第二十一話 地球勇者対宇宙犯罪組織
宇宙ヤクザ 宇宙ギャング登場

フェイトは久しぶりに海鳴にて任務があった。任務とは宇宙ギャングが近々現れるというため警戒態勢に入ることだった。

「よりにもよってこの人と組まされるとは」

「なに!?俺がパートナーじゃ不満なのか!?」

フェイトのパートナーこと佐津田刑事。正直フェイトは佐津田刑事のことが苦手である。理由怖いからである。執務官試験前にしごかれそれ以来苦手意識を持ってしまったようだ。

「で今回は宇宙ギャングの抗争らしいですけど・・・佐津田刑事ギャング相手にどうするんですか」

「ギャングが怖くて警官やってられるか」

「ごもっともです」

フェイトと佐津田刑事は捜査を開始した。



一方、力ははやてと共に宇宙ヤクザについての情報を探していた。理由は簡単ノルウェールに頼まれたからであった。因みに別働隊で飛鳥、指揮官としてノルウェールが前線基地に待機し更にチームアルフェリスも行動を開始していた。

『こちらデルタ・・異常無し』

【こちら飛鳥こっちも異常無し】

【了解。引き続き調査を続けてくれ】

『【了解!!】』

飛鳥とデルタは方角を変えた。

「なあじいさん」

【ん?どうしました?】

「良いのかよ俺みたいな札付き使って」

【この任務には君の力が必要だ】

「へいへい」

すると力はダグコマンダーを切った。

「とは言ってもヤクザが地球に来るとはね~」

「文句言うな!!」

ノルウェールの情報によるとここ最近宇宙ヤクザと宇宙ギャングが地球を部隊に抗争を繰り広げようと潜伏していると情報が入り力は借り出された。

「たく地球人の迷惑考えろよ。それにしても漠然とヤクザってだけじゃ・・・」

するとダグコマンダーに通信が入った。

「シャマルさん?」


【力君!その周辺に宇宙ヤクザの組員が居るわ】

「な!なにを突然!?」

するとはやてがあるエイリアンを発見した。

「ヤクザ発見!力君追って!!」

「アイアイサ~ノドッコイサ~!!」

どこかの古いギャグをやりながら力はヤクザを追った。ヤクザは力に気づき逃げるが元陸上部兼化け物並みの身体能力を持つ力にとっては宇宙ヤクザを追い詰めるなど朝飯前だった。

「さぁて逃げられねえぜ」

「この!!」

ヤクザはドスを出した。力は軽く蹴り飛ばしヤクザのドスを蹴り飛ばした。

「トライダグオン!!」

力の身体を水色のダグテクターが構築しフルフェイスのマスクが装着される。

「ブレイブリキ!!」

力が変身すると宇宙ヤクザに向かって飛び出した。

「ブレイブクロー」

「うげえ!!」

等身大宇宙ヤクザを倒した力。

「あっけな」

すると宇宙ギャングを追ってきたフェイトがその光景を目撃した。

「あれは情報にあった宇宙ヤクザを倒したということは・・・宇宙ギャング」

フェイトはバリアジャケットを装着するとバルディッシュを構えた。

「プラズマスマッシャー!!」

「!!」

金色の閃光が力に襲い掛かるが力は咄嗟に回避した。

「あなた!宇宙ギャングの一味ですね・・・逮捕します!!」

「ちょ!ちょっと待て!!」

「問答無用!!」

フェイトはバルディッシュを力に叩きつけた。あまりのスピードに力は避けきることができなかった。

「・・・く!速い!!」

「は!!」

フェイトの高速移動を力はそのまま捌いた。スピードがあるため捌かれただけでも壁に激突してしまう。

「く~鼻打った」

「だいじょぶ?」

「この!!プラズマザンバー!!」

「ちょ!そんな大技!!」

フェイトのプラズマザンバーを力は真剣白羽取りで受け止める。

「な!」

「うおりゃああああああああ!!!」

力はそのままプラズマザンバーごとフェイトを振り回し地面にたたきつけた。

「強い・・・だったら試作段階だけど」

「なんか・・・すごい嫌な予感・・・」

するとフェイトのリミッターが外れたのか後に真・ソニックフォームと呼ばれる形態になった。

「ああ~俺女運無いのね」

「Don’t say four or five!!」

なぜフェイトが知っているのだろうかとはさておき更に加速し二刀流になったフェイト。あまりのスピードに力もついていくのがやっとだがフェイトの一手一手を確実に防いでいた。

(こうなれば一か八か!!)

力はフェイトの真正面にたった。ものすごい激突をする両者しかし力はフェイトを押さえ込んでいた。

「嘘・・・」

「確かに速かったけど・・・俺は頑丈なんでね!!」

自分の防御力を棚に上げ力はそのままフェイトに掴みかかりパイルドライバーに入ろうとしたその時。

「この馬鹿たれ!!!」

「ぐおあ!!!」

はやての蹴りが力に炸裂した。力はそのままアルゼンチンバックブリーカーをかけられ逆えび固め、四の字固め、更にはキン○バスターをお見舞いされ撃墜された。力を血祭りに挙げた後フェイトに土下座体制に入ったはやて。

「すみません!すみません!ウチの馬鹿たれが何しでかしたか知りませんけどとにかく私が謝っておきます!!すみません!すみません!」

「へ?はやての知り合い?ていうか、はやて止めて」

「この落とし前は絶対つけます」

はやてはそれだけ言うとノックアウトされた力を引きずっていった。そしてフェイトははやての意外な一面に唖然とせざるをえなかった。

「おい!フェイト!今情報が入ったぞ!!この先の湾岸地帯で宇宙ヤクザと宇宙ギャングが抗争始めたぞ!!」

「え?」

湾岸地帯では宇宙ヤクザと宇宙ギャングのロボ戦、銃撃戦のオンパレードだった。現場に到着した飛鳥、チームアルフェリス、八神ファミリー、ノルウェール。そしてはやてと無残な姿の力。

「あ~またやられたの」

飛鳥の一言で全員が同情のまなざしで見ていた。

「とりあえずあの抗争を止めればいいんですね」

「いやはやて・・・言葉で通じる奴じゃないって」

ヴィータの説得を無視しはやては拡声器片手に説得を開始する。

『あ~あ~そこのヤクザとギャング!迷惑になるから宇宙でや・・・・』

その途端流れ弾が爆発し黒焦げになり持っていた拡声器が粉々になったはやてさん。

「あの・・・はやてさん」

「ふふふ・・・」

何故か不気味に微笑むはやて。勇者たちは恐怖した。

「実力行使じゃ!!おうおめえら!!これ以上うち等のシマで勝手な真似させへんで」

豹変したはやてに唖然としながら力達は相談体制に入った。

「どうする?」

「これはいつもの手で行くしかないでしょ」

『全くだ』

「いつもの手とは?」

ノルウェールの一言にみんな口をそろえた。

『『『『「「「「「「「後はノリで乗り切るんじゃ(です)!!」」」」」」」』』』』

そう言うと力、飛鳥、八神ファミリーはビークルをコールした。

「なるほど分かりやすい!フレイムライナー!!」

ノルウェールもフレイムライナーをコールすると勇者たちは合体体制に入った。

『鳥獣合体!スカイブレイブダグオン!!』

『超時空合体!スーパーアルフェリス!!』

『超古代合体!ゴッドファルビリオン!!』

『魔導合体!ウィザーダグオン!!』

『炎馬合体!フレイムナイト!!』

勇者たちは合体するとゴッドファルビリオンを筆頭に降り立った。

『うっしゃ!!これ以上うち等八神組のシマ荒らされてたまるかい!!』

(((組化したよ・・・)))

そして何故か下では着流し姿のシグナムが立っていた。

「あの・・・主・・・なぜ私はこのような格好を?」

『ごちゃごちゃ言うな!!うち等八神組の筆頭の力見せたれ!!』

『シグナムさん・・・ここは逆らわないほうが良いかも』

シグナムも諦めたのかレヴァンテインを構え等身大宇宙ヤクザに斬りかかった。

『やったれ!!スカイブレイブダグオン!!』

『へ~い子分その1スカイブレイブダグオン行きます!!』

スカイブレイブダグオンがブレイブソードを構えるとソウルフェニックスの力で増幅された。

『プラズマストライク!!』

スカイブレイブダグオンの一閃が宇宙ヤクザをなぎ払った。

『八神組子分その2!ウィザーダグオン!!ウィザートルネード!!』

ウィザーキャノンから竜巻が発射され宇宙ギャングを打ち上げた。

『今だ!!』

『八神組!リーダー!スーパーアルフェリス!!超光速拳!バリアブルプラズマ!!』

網のような光の軌跡を描いた拳が宇宙ギャングを一掃していく。

『退治てくれようフレイムナイト!』

フレイムナイトのソウルブレードが宇宙ギャング、宇宙ヤクザを切り裂いていく。

一方佐津田刑事とフェイトが駆けつけ等身大の宇宙ギャングを撃破していた。

「おりゃああああ!!!」

佐津田刑事の巴投げが宇宙ギャングに炸裂しフェイトもザンバーフォームで宇宙ヤクザを追い詰める。すると誤解した仁侠映画のようなシグナムと遭遇した。

「シグナムさん」

「テスタロッサ・・・」

「その格好は・・・」

「・・・聞くな」

「似合ってます」

するとシグナムは自棄を起こし等身大宇宙ヤクザを片っ端から切り捨てた。

『よ~しやったろうやないかい・・・』

『おいまさか・・・』

嫌な予感がした一同。ゴッドファルビリオンのはやてが案の定ダグコマンダーツヴァイを出した。

『おい待て!こんな抗争で俺たちに超勇者合体をしろと!?』

『はやて落ち着けって!!』

『うるさい!超勇者合体はつ・・・』

その瞬間ゴッドファルビリオンが光線で撃たれた。撃ったのは飛鳥だった。

『あ、ごめん敵と間違えた』

(((ナイス!!)))

完全に切れているはやてに対し今度はフレイムナイトが。

『八神三等空佐・・・・落ち着きましょう・・・』

風格のある一発が響き渡り思わず黙ってしまうはやて。

((((流石会長!組長を止めた!!))))

八神組会長 ノルウェール就任

気を取り直して戦闘体制に入るゴッドファルビリオン。

『デバイス合体!エクスカリバー・・・ってあれ?』

生成したデバイスの切っ先が無い理由は簡単パイロットにシグナムが居ないため刃の部分が無い。

『われ!!なめとんのかい!!』

ただの鈍器と貸したエクスカリバーでヤクザ組長とギャングボスを殴りつけるゴッドファルビリオン。

『たくしょうがねえな』

スカイブレイブダグオンがブレイブソードを投げつけるとエクスカリバーの刃の部分になった。

『ナイス!ブレイブカリバー!!』

ブレイブカリバーに魔力が増幅されていく。

『ラグナロク!!オーバードライブ!!!』

ゴッドファルビリオンの一閃がヤクザ組長とギャングボスをなぎ払った。周りのヤクザとギャングも抑えられたため鎮圧された。


その後大量の始末書がはやて&フェイトに送りつけられた挙句、フェイトはブレイブリキに新フォームが通用しなかったことによりノイローゼ再発&打倒ブレイブリキを誓ったという。


 
 

 
後書き
はやてがテレビに出るんだって。俺たちの特集?ってこれ俺たちのデータ敵に丸見えじゃないけえ?
次回!勇者指令ダグオンA’s 総集編 勇者の記録
襲われるなよ~
 
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