| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

緋弾のアリアAA “照準貫通のラピッドショット”を持つ転生者

作者:マンモス
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

屋上での対決 八雲VSライカ

「はぁ、ヤッパリライカの奴、勝手に出ていたことに怒ってるのか」

パンッ!!

ラピッドショットは実弾を入れて撃つと普通の銃の為、こうして狙撃科の狙撃レーンで狙撃練習を練習している。

「……なんか、やる気入んないわ。放課後まで時間あるけど屋上に行くか」

「どこに行くんですか?八雲さん」

後ろでこの狙撃レーンを待っているレキが問い掛けてきた。

「ん、あぁちょっとな、約束があるからもう帰ろうと思ってな」

「そうですか」

「じゃあなレキ。頑張れよ」

「ハイ」

相変わらずのクール口調のレキに応援の言葉をあげ、約束の屋上に向かった。

        
        ー◇◇◇◇◇◇◇◇◇ー


屋上に行くと誰をいない。まぁ当たり前か、俺はフェンスに背もたれてケータイをいじっているとライカと一緒にいたインターンがやってきた。

「おや、ライカと一緒にいたインターンじゃないか。どうした?ライカならまだ来てないぞ」

「あたしはインターンじゃないです!」

「えっ!あーそりゃ悪かった。テッキリライカの戦妹かなんかだと思ってな」

インターンじゃないのにアリアよりチビな奴がいるとは思わなかったな。

「先輩ライカの何なんですか?ライカ、強襲科ですごい荒れてるんです」

「ライカの幼なじみだよ。……来たみたいだな。で、なんでアイツ武装してるんだ」

階段から上がって来たライカの状態は両手に花ではなく、両手にトンファーか、おっかな。

「ライカ。俺は話し合いをしたいんだが」

「あたしはアンタなんかと話し合いなんかするつもりは無い」

「アンタか……昔みたいにお兄ちゃんって言われたいな。俺は」

「なっ……もう子供じゃないだ!」

ヤバい、キレたか。顔がすごい赤くなってるし。けど、寂しいな

「そっか……そいつは残念だ。で、お前は俺を倒したいのか。組み手位ならやってやるよ」

俺が立ち上がって、ライカの前に立つと、ライカは飛び交って来た。相変わらずお前は、左腕の中に仕込んでいた仕込みからタクティカルナイフを取り出してトンファーの攻撃を防いだ。

ガキッン!!

「なっ!!」

「お前は昔から考え無しに突っ込んでくるよな、お前の悪いクセだ!」

俺は右手でライカの目掛けて掌底をするとライカはナイフからトンファーを放し、両手のトンファーで防ごうとするが足がお留守だ。

パシッ バン!

「ハイ、一本。お前に戦い方を教えてやったのは誰だか忘れてないか。途中からはおじさんとおばさんか」

俺は隙だらけであった膝を後ろから蹴り、地面に倒した。ライカは悔しそうな顔でこっちを見てる。この顔も変わってないな。

「ライカ。お前はスジはいいが、俺はそれ以上だ。悔しなら俺の所に来い。ヒマな時ならいつでも相手をしてやるよ」

俺が頭を撫でながら言うと、悔しそうな顔が少し緩くなった。しかしコイツは相変わらず、撫でやすい頭をしてるな。

「てゆうか、狙撃科を余り動かすなよ」

「「狙撃科!?」」

ライカとライカの友達が驚いている。

「そこにライフルケースがあるだろ。……さて帰るか。あっそうだ」

俺はポケットから財布を取り出して210円を取り出してライカの腹の所に置いた。

「昼のサンドイッチ代だ」

俺はライフルケースを取り、背中に背負って屋上から降りて駐輪場に向かった。

(相変わらず、あの悔しそうな顔が可愛かったな。……て、何考えてるんだ!)

俺は平常心を装って、ストリートファイターに跨がり、自室に向かった。
















 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧