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学園黙示録 終末と武器商人

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一時の安息の地

高「ああ!もう多いなぁ!!くそ!」

そう言いつつ高茂は近くの奴を掴み投げ飛ばしていく

冴「耐えろ!高城君たちの傍に近寄らせるわけにはいかない!」

平「弾も残り少ない!正確に当てなくちゃ!」

高茂は御別橋にて絶賛奴らに包囲されている。なぜ、こんなことになってしまったのかというと・・・・


~数分前~

あれから皆は御別橋に向けて進路を取っていた。孝達と約束した警察署は橋を渡って向こう側にあるため橋は渡らなければならない

沙「そうそう。高茂」

高「ん?なんだ?」

沙「あんたの戦闘は接近戦みたいだけど、良く近づけるわよね。あんなのに」

高「そりゃあ、仕方ないさ。手元に武器が無けりゃあ素手で行くしかないだろう?幸いにも奴らは鈍感だ。懐に入っちまえばこっちのもんだよ。」

沙「そうなんだ。私は近づきたくもないけどね。あんなのに」

高「だろうな。傍から見たらただの気持ち悪い集団だしなw」

沙「それは言えるわね」


『あああああ~』

全「!!!!!!」

主な原因はこの二人の話声で寄って来たらしい

高「まさか、あんな音量でも来るとは思わなかったよ!」

そう言って回し蹴りをかます。

と、その時だった

ビィィィィィィン!!!!

何かの音が高茂達に向かっていた。

冴「あれは!」

冴子が気が付いたようだ。高茂が振り返ると橋の下には孝と麗が乗ったマウンテンバイクがあった。それはトラックに荷台が車両用の奴になっており、ジャンプ台の役目も果たして二人の乗ったバイクは空中に飛ぶ同時に麗が飛び降りて簡易槍を放つ

麗「やぁ!!」

その時、高茂は見た

高「あっ宮本、パンツ、ピンクだ」

そんなことを言いつつ奴らをぶっ飛ばしていく

そして、奴らのせん滅が完了した

孝「皆、無事でよかった!」

孝が言う

高「おう。お前さんらも無事で良かったよ」

麗「あ、あれ?高茂君、口調が変わってない?」

沙「ああ、この優男は・・・・・・」

沙耶からの説明により二人も高茂が武器商人だということに驚いたが、特に問題視している訳ではなく。高茂の事を許せたのであった

~橋桁~

全員、橋の下に移動し、今日をどうするのか考えた。時刻は五時半前後といった所だ。空は赤く照らされており、すぐに暗くなることは間違いなかった

孝「これ以上進むのは厄介だな。」

冴「確かにな。どこかで寝られる場所があると良いが・・・・・・・・いっその事籠城でもするか?」

近くに有った床主城を見て冴子が笑う

孝「この人数じゃあ無理がありますよ」

孝も苦笑いしながら言う

沙「それに、今日は色々なことありすぎて疲れたわ。シャワー浴びたい」

麗「同じく」

静「あ、あのぉ~」

高「どうかしたんですか?先生」

静「休める場所なら近くにあるんだけど・・・・」

沙「彼氏の家?」

ニヤニヤしながら言う高城

静「ち、違うよぉ!あ、あの、その友達の女の子の家なのぉ!」

高「先生、それじゃあ認めてるようなもんっすよ。」

高茂も笑いながら言う

孝「じゃあ、そっちに移動するか。先生、案内お願いするので後ろに乗ってください」

静「はぁ~い」

そう言って孝の後ろに乗るが大きな双子山が孝の背中にくっつく

高「うはぁ。良いなぁ~はっ!?」

突然大きな殺気を感じ、後ろを振り向く、そこには笑顔の琴魅が立っていた。だが、目が笑っていなかった

北「高茂さん、何見てたんですか?」

高「い、いやぁ、武器はどうするかな~?って思いましてですね。」

北「嘘。静香先生の胸を見てましたよね?」

高「いやぁその・・・・・」

北「問答無用!!」

高「にぎゃーーー!!!!」

河川敷で男性の悲鳴が響いた

~静香先生の友達の家~

高「ここか。」

孝「ああ、そうみたいだ。高茂、一つ質問させてもらっても良いか?」

高「なんだ?」

孝「その、顔に着いた引っかき傷はどうした?」

高「ああ、これか。さっき猫と遭遇してな。そんときに引っ掻かれた。」

孝「そ、そうか」

麗「で、でも、これで。やっと落ち着ける・・・・・」

宮本が空気を変えようとした瞬間にマンションから奴らが出てくる。

高「早速お仕事の時間のようだ」

孝「そうだな。皆、準備は良いか?」

全員に確認すると黙って頷いた

孝「行くぞ!」

そう言って孝達はマンションの制圧にかかった。時間はそれほどまで掛からなかった

孝「うし、これで終わりだな。先生部屋をお願いします」

静「はいは~い」

高「あっそうだ。孝」

孝「なんだ?」

高「この近くに俺の家があるんだわ。俺、そっから武器とかを持ってくるよ。ついでに車両もな。ハンヴィーだけじゃ辛いだろうから」

孝「お、おう。だけど、運転できるのか?」

高「あたりまえだよ。すべての運転免許を取得してるわ。それじゃあ、ちょっくら行ってくるわ。時間はそんなに掛らないはずだから」

孝「分かった。気を付けてな」

高茂はその場を一旦離れ、自宅へと向かった 
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