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俺はシカマルの兄だったようです

作者:白銀猫
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二十章

悠太SIDE

あの後 急いで2人のもとに戻った

サソリには散々文句を言われ

衣夜にはめちゃくちゃ呆れられた

お前等が行ってきて良いって言ったんじゃん

なんて思いながらも、

俺は2人の後に続いて中に入った

「・・・・字の抜けた掛け軸

これか、3代目が書いたと言われる文は」

「『天』なくば智を織り機に備え

『地』なくば野を駆け利を求めん

天地書を開かば危道は正道に帰す

これ即ち≪ ≫の極意・・・・導く者なり 三代目火影」

柚乃が掛け軸に書かれた文を読み上げた

「ねぇサソリ」

「あ?」

「≪≫の中身、何だか分かる?」

「・・・・テメェ、そんなのも分かんねェのか?」

「・・・・私 これでも一般家庭出身なんだけど」

「チッ・・・・『天』とは知識のこと

『地』とは身体のことだ

つまり、知識が無ければ本を読んだりして知識をつけろ

体力がなければ訓練して体力をつけろ

そうすれば危険はなくなる

≪≫に入るのは・・・多分『人』とか『忍』とかの一字だろ」

「おい 巻物開くぞ」

サソリが全てを説明してくれたので

巻物をさっさと開くことにした

「いくぞ・・・・」

俺と柚乃が巻物を手に持って構える

さて・・・・誰が出てくるかな

「1、2の・・・・3!!!」

一斉に開き、巻物を投げ捨てる

現れ出たのは他でもない4代目火影・波風ミナトだった

「やぁ4人共 元気にしてたかい?」

的外れな言葉を投げかけてくる四代目に

俺達はしらける

「あんたが刺客なんて送ってこなきゃ

もう少しは元気に暮らしてただろうよ」

「アハハ そうかい?

それでも生き残ってるあたりは流石だよ、サソリ君」

「チッ・・・・」

「えっと・・・・何の御用ですか?4代目様」

「あっうん 君達に第二試験合格を言い渡すよ

おめでとう」

「やっとね この森、虫が多いから疲れたわよ」

「私は封印術に疲れました」

「悪いな 無理させて」

「あっいえ!良いんです 私のチャクラ量の少なさが悪いんですから」

いや・・・・本当に悪いことしたな

やっぱり俺1人で別の封印術をかければよかったな

ていうかもう、封印術じゃなくて幻術かければよかったんじゃ・・・・

オビトの写輪眼だって封じたんだし・・・・

封印術じゃなくても良かったじゃん!!!!!

なんて馬鹿なこと考えてたら

ミナトから声をかけられた

「封印術・・・・?

どの封印術を、誰に使ったのか

教えて貰うよ 良いね?」

「あ~別に構わねェけど

紫怨封印を、サスケにつけられた呪印にかけた

呪印をつけたのは大蛇丸だ」

「っ!!!子どもたちは・・・・?」

「サスケ以外で言うとリーが危ういかも知れねェ

それ以外は大体大丈夫だ」

「そっか・・・・ありがとう」

「いや 別に良い

俺等はもう行く

あんたも早く、自分の仕事に戻れ」

「あっうん それじゃぁ第3試験も頑張ってね」

そう言って消えた4代目に溜息をつきながらも

俺達は先の部屋に足を進めた 
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