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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第6章 無限時計編
  頭脳と1番槍と銃騎士

ハートフィリア邸の1つの部屋にて・・・

「どうだ?」

「見つかんない~!」

「そっか、次はこの部屋にするか。」

がちゃ


部屋に入ると、何やら偉い人が使っていそうな机があった。
部屋も広いし、壁には絵がいくつか飾ってあるし。だが、それ以上に・・・

「大量の本だぁ~!!」

「こりゃあスゲェなぁ・・・!」

凄い量の本が半端なかった。図書館レベルはあるぐらいであった。

「時間掛かりそうだが、探してみるか。」

「そうだね~。」































「あぁ~・・・飽きたぁ~・・・。」

「まだ10分しか経ってないぞ。」

ミントがもう探すのに飽きていた。

「たく・・・・・・ん?」

俺はある1冊の本を見つけた。『TOMY DAUGHTER』で・・・

「『我が娘へ』・・・?」

と、書いてあった。

「・・・あれ?」

ページをめくるが、何も書いてなかった。

「何だ?何か魔法でもかけてあるのか?」

どうも怪しい・・・。


がちゃ



「ん?」

誰か入って来たのか?

「わぁ~!図書館みたい!」

「お父さんの書斎よ。あたし以上に、色んな本を集めていたから。」

この声は・・・!

「ミッシェルさんにルーシィさん!」

「コージ君!」

「先にここにいたのですね。」

「丁度良かった。見てもらいたい本があるのです。」

「「?」」


























「どのページも真っ白。題名は、『我が娘へ』・・・もくづけもなし。」

「何か魔法が仕込まれていると俺は思いますが・・・。」

「・・・ところで姉さん・・・。」

「?」

「ぐぅー・・・。」

「寝てるの?」

「ううん、感じ取ってるの。クル爺なら、何かわかる筈。」

「しかし、変わった星霊ですね・・・。」

俺達の目の前にはルーシィさんが召喚した星霊、クルックスがいる。通称『クル爺』だそうです。
寝ている様だが、ルーシィさん曰く、この本が何かを感じ取っているらしい・・・・・・。

「寝てるんじゃないの~?」

ミントはクルックスの顔をつつこうとした。


パン


「ギィアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーオッ!!!!!」



「ふぇ・・・あ・・・ひぃ・・・は・・・。」

「あが・・・。」

「×#$%&○”*$#(’)’&!?」

クルックスの突然の大声とその顔に俺は驚き、ミッシェルさんは腰を抜かし、
ミントは訳も分からない事を言い、気を失っていた。

「どうお?」

「ホマ。きわめて古い紙の束でしかありません。
 魔法はおろか、あぶり出しも透かしもなく、
 尚且つこれは、お父上お手製の想定にございます。」

「つまりは・・・その紙には何もないと・・・?」

俺は何とか話の内容を聞き、そう言った。ミッシェルさんも何とか話を聞いていた。
ミントは・・・・・・まだ気を失っていた。

「そうですな。」

「そっか・・・他に何かわかった?」

「・・・1つあるとすると、古来、この様な謎かけにはある法則があります。
 例えば・・・この題名。これがアナグラムだとしたら?」

「成程!」

「文字を並べ直すのね?」

「そうなりますね。」

その言葉に俺達は納得した。

「よし!探しているみんなをここへ呼ぼう!」

「でも・・・皆さんどこに・・・」

「俺の魔法を使おう。」

俺はあの魔法を使った。

「闇分身!」

俺は3人の闇分身を出した。

「頼むぞ。」

「「「任せな!!」」」

闇分身たちが屋敷にいるみんなをここへ連れて行くる様にしたのだった。





































「だぁ~はぁ~・・・それっぽいもんたって、さっぱりわかんねぇ~・・・。」

「お腹空いたね・・・。」

「・・・いた!」

俺(闇分身)はナツさんとハッピーを見つけた。

「ナツさーん!ハッピー!」

「あぁ?」

「コージ?」

「俺は闇分身の方です。手掛りになりそうな物を見つけました。」

「おお!本当か!!!」

「ついて来てください。」

「おっしゃ!行くか!!」

「あいさー!!」
































「ここです。」

「ん?なーに遊んでんだよ?」

そこにはナツさんとハッピー以外のメンバーが
紙一枚ずつに書いてある1文字のローマ字を色々と並べていたのだった。
ちなみに、ミントはもう目覚めている。

「あ、ナツさん。」

「静かにしてろ。」

「今考えてんだよ。」

「ご苦労さん。」

「おう、じゃあな。」

ボォン!

闇分身は消えた。

「何?パズル?」

ハッピーが聞いてきた。

「アナグラムの解析よ。」

答えたのはミッシェルさんだった。

「アナグラ・・・?ああ、あれか!」

「まぁ、パズルみたいなもんよ。」

「へぇー、面白そうじゃねーか!俺にも・・・は、は・・・」

「まさか・・・!」

「ハックション!!!」

やっぱりーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

「ちょっと!何してくれるのよ!!!」

「今考えてたんですよ!!!!」

「うお、悪ぃ。」

シュキン!!

「「うおわぁ!!」」

「今閃きそうだったんだ・・・!!!」

「エルザさん、目が本気ですよ・・・(汗)」

「殺気出してるな・・・(汗)」

「あいつ、こういうの集中するタイプなんだ。」

「こっわー!!」

エルザさんの事で俺達は思った事を言うのだった。
ちなみに、ウェンディの頭にナツさんの汚い唾液がついていたので拭いてやった。
あとで殴っておきましょー(無表情で怒り)

「まったくもう!こんなにバラバラにして・・・・・・って、ん?」

「どうした・・・あれ?」

バラバラになった文字で偶然だが、『M』、『Y』、『T』、『H』ができていた。

「「これって・・・」」


































パン

「ギィアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーオッ!!!!!」

また大声で・・・もういいですけど・・・

「その4文字、『MYTH(ミス)』ですな。」

MYTH(ミス)・・・?」

「『神話』って意味ですよね?」

「ホマ。その通りです。」

俺の言葉にクルックスはそう言う。

「それらしくなってきたな。」

「残りの文字で何ができる?」

「ええっと・・・『DUO(デュオ)』、『GREAT(グレー)』、『MYTH(ミス)』・・・。」

「これよぉ!!あるよ、『大いなる2つの神話』って本が!!」

ルーシィさんが大声でそう言って来た。

「作者はウィル・ネビル。1つは『時計仕掛けの人生』って題名で、
 礼の一説が記されていた本ね!」

「姉さん部屋にあった、あの?」

「ええ、すっごい偶然!そして、もう1つの神話が・・・」



































「じゃーん!『星空の鍵』!!」

ルーシィさんが出したのは1冊の絵本だった。

「絵本じゃねーか、それ?」

「単なる絵本じゃないの。」

「と、言いますと?」

「すっごく神秘的で・・・」

「そりゃあともかく、『鍵』って言葉が怪しくねぇーか?」

「うむ。その本の中に、何かヒントがあるかもしれんな。」

皆さん話をどんどん進めていくのだった。

「・・・?」

「どうした、シャルル?」

シャルルが何かに気付いたのか・・・?

「アナグラムの次にアナグラム?なんて訳ないか・・・でも見方を変えれば・・・」

ルーシィがそう言っていた。

「?」

シャルルはある物が見えた。周りが灰色になり、絵本の表紙の女の子がこっちを向いてきた。

「ダメ。」


「っ!!!!」

「シャルル?」

「どうしたの?」

「・・・?」

シャルルが何か驚いていた顔をしていた。どうしたんだ・・・?
シャルルは頭を右手で押さえていた。頭痛か・・・?いや、予知か・・・?

「あの針に関わるかどうかはわからないけど・・・・・・
 この本にお父さんのメッセージが込められているかもしれない。」

ルーシィさんはそう言う。

「・・・で、そこの猫ちゃんは何を持っているのかしら・・・?」

「ウサギとカメの本だよ。この話も取っても神秘的だと思うんだ。」

「それはない。」

ハッピーの言葉に俺がそう言う。
































「その本、僕にくれないかな?」

「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」

誰かの声が聞えた!?

「この本が狙われている!!?」

ハッピーがそう言う。

「はは、面白くない冗句だね、それ。」

ヒュィン、ドォン!!

「な、何だありゃ!?」

「ドアノブが膨らみやがった!?」

「大きくなって、ドアが破壊されたか・・・。」

一体誰が・・・!?

「表現力が乏しいね。ドアノブが倍加した事で、結果、ドアを押し破った、とか言えない訳?」

「嘘!?」

「え!?」

「ん!?」

「あいつ・・・!」

「もしかして・・・!」












































「エクシード!!?」

そこには水色の体で教会の神父の様な服と帽子を身につけて、
眼鏡を掛けている1匹のエクシードがいた。

「でも、エクスタリアにこんな奴いたかな?」

「いなかったと思うよ・・・?」

「違うわ・・・きっと、私達同じ時期にこっちの世界に送られた1人!」

「ふん。」

「テメェ、誰だ!?」

ナツさんが尋ねた。

「レギオン隊の頭脳、サミュル。」

エクシードはそう答えた。

「さっそく嗅ぎつけてきやがったな!」

「だったら針返せぇ!!」

「ヤダね。」

「何ぃ!!!!」

ま、普通にそうでしょうね!

「それにしても、見事なまでに僕の計算通りだったね。」

「何・・・?」

サミュエルは(エーラ)を出し、上へあがる。

「君達は必ずここに来る。そして手掛りを見つける。実際見つけた。さすが僕。」

本を読んでそう言う。

「あいつ、何か癇に障るな。」

「しかけてくる前にやるしかねぇ!!」

「ですね・・・(何か来るかも知れませんが・・・。)」

「エルザさん!」

「ああ。」

エルザさんは換装した。雷帝の鎧を身に纏った。

「アイスメイク槍騎兵(ランス)!!」

「先手必勝!!」

「火竜の咆哮ぉぉぉ!!!」

3人が一斉にサミュエルにめがけて攻撃をする。と、その時!!

シュン!

1人の男性が目の前に現れ、盾で3人の攻撃を止めた。


ドン!


「「なっ!?」」

「っ!?」

驚く3人。盾は3人の技を止め、それを一旦は3つとも一緒に丸い球体になり、そして・・・


ドォーーン!!


爆発した。

「ちょ・・・!」


ドドーーーーーーーーン!


「いやぁーーーー!!!!!!」

3人の技が跳ね返り、この屋敷を壊したのだった。

「何やってんのよぉ!!あたしここ買い戻すって決めた所だったのにーー!!!」

ルーシィさんは怒鳴ってそう言う。

「ちょっと待て!あいつが魔法を弾きやがったんだ!!」

「我こそはレギオン隊1番槍・・・・・・」
































「ダン・ストレート!!見参ぜよ!!!」

そいつは鎧を身につけ、槍と盾を持った男性だった。

「また変なのが来ちゃった・・・。」

ハッピーがそう言う。

「我が盾の力、とくと見たぜぇ?魔法の盾(マジックシールド)、『リコシェ』!
 いかなる攻撃も通さんし、あちこちにばら撒くんじゃ!!」

「『リコシェ』・・・というと・・・」

「跳弾という事か・・・!」

「迂闊に攻撃できませんね・・・。」

厄介な魔法の盾(マジックシールド)だ・・・。

「下手すりゃ、ルーシィは瓦礫の山を買い戻す事になんぞ!」

「メンドくせえ奴ばっか寄こしやがって!!!」

グレイさんとナツさんはそう言う。

「来るよ。」

「何度やろうとも、変わりゃあせんき!」

「弾かれる前にぶっ壊す!!!」

「いや、ちょっと!!」

ナツさんが攻撃をしてしまう。どう考えても・・・!!


ドォーーーーン、ホォーーーー!


「おわぁ・・・!」


ドォーン!!


「「「「どわぁ!!」」」」

「「「「「わぁぁー!!」」」」」

「っ!!」

「だからやめてって!!」

「やっても同じ事の繰り返しです!!」

ナツさんはいつも考え無しで行くから!!!

「ダン。本はあの子が持っている。」

ダンとルーシィさんは目を合わせてしまう。

「ルーシィさん!」

「あたしが外に誘導する!」

「そんな、危ないわ姉さん!!」

しかし、ミッシェルさんの言葉を無視し、ルーシィさんは行動を開始した。

「本はここよ!!奪えるモノなら奪ってみなさい!!」

ルーシィさんはそう言い、外へ出ようとした。

「っ!!」

「?」

何か様子がおかしい・・・?

「ど・・・。」

「ど?」

「ドッッッッッキュゥゥゥン!!!」

ダンは持っていた槍を投げた。


ドン!!


「うえええええ!!!」

槍はルーシィさんの手前で止まった。

「あれ!?いな・・・」


「美しい・・・!」

「え?」

いつのまにかルーシィさんの後ろにいた・・・って、今、美しいって・・・。

「ドッキュン!!」

「ええ!?」

「美しい、美人過ぎる魔導士が今、俺の心の臓を撃ち抜いたぜよ!!!」

「「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」」

ミッシェルさん以外の俺達は唖然となってしまう。

「たまらんきぃ、たまらんきい!!ひしゃげてしまうじゃきぃ!!!
 ところでお名前は?」

「ルーシィ・・・」

「ルーシィ!!たまらんぜよ!!」

何なんだこの人・・・・・・

「ルゥー、シィ!全て、俺のツボじゃきぃ。」

何言ってんだ本当に・・・・・・

「ルーたんで呼んでいい?ルーちゃん?ルーピィ?ルールー?」

「何でもいい・・・。」

「始まった・・・。」

始まったって・・・まさかこれって・・・

「ええっと・・・一応聞きますが・・・これって・・・」

「よくある事だよ・・・。」

「だよな・・・。」


「何でもいい!!」

何故か回転している・・・。

「その声!その目!その口!その髪!その胸!その腰!その足!
 その全てが俺の好み!!ジュワジュワさせるぜよ!!!これぞまさに・・・!!!!」






「L!O!V!E!LOVE(ラブ)ぜよ!」

体全身を使い、L、O、V、Eとルーシィさんに向けて見せ、そして最後の言葉を言った。

「な・・・何なの・・・!?」

LOVE(ラブ)ぜよ!」

ぜよって声がだんだん小さくなるように聞こえてくる・・・・・・
ダメだ、ついて行けない・・・。

「っ!!!」

「ルーシィ!!」

エルザさんがジャンプをし、持っていた槍を投げつけた。ダンはそれをかわす。

「誰だぁ!!横槍入れるんじゃねえぜよ!!!」

ダンは大声でそう言う。エルザさんは着地するとまた換装をした。

「行け!ルーシィ、ミッシェル!!その本を取られる訳にはいかん!!」

エルザさんはそう言う。
エルザさんは何故か豹柄の猫耳とブラの様な上の服を着ていた。

「う、うん!」

エルザさんの言葉に頷くルーシィさん。

「皆は援護を!ここは私に任せろ!!」

エルザさんは俺ったいに向かってそう言う。

「あ、はい!」

エルザさんの言葉に俺は返事をする。

「でも・・・」

「あ、あまりの事に・・・」

「思考が停止してたぜ。」

まぁ・・・そうでしょうねえ・・・。

「へぇ。凄い自信だね。」

「舐めたらいかんぜよ。」

そっちも自信あり・・・か・・・。

「俺にも殴らせろ!」

「お前はルーシィを守ってやれ。」

「ぐ、ぁ・・・。」

「走れ、ルーシィ!!」

「行こう!!」

「はい!」

ルーシィさんとミッシェルさんは走る。

「まだ話は半分じゃしぃ!!!」

ダンはルーシィさんの方へ行こうとしていた!
しかし、ナツさんとグレイさんが魔法で攻撃してくる。
だがリトシェでそれを防ぎ、魔法を跳ね返した!!!


ドォーーーーーーーーーーーン!!!


「壊すなぁーーーーーーーーー!!!!!」

「ひゃああああああ!!!!!」

ルーシィさんとミッシェルさんはハッピーとシャルルにより、飛んで逃げて行った。
ハッピーが今、あのエクシードを見た様だが・・・まぁいい。

「俺達も行きましょう!!」

俺達はこの部屋から出て行った。































「エルザ・・・大丈夫かな・・・。」

「あのエルザだ!大丈夫だ!!」

ルーシィさんの言葉にグレイさんがそう言う。

「急いで屋敷から出ましょう!」

俺がそう言う。



















ダダダダダダダン!!!!


「おわぁ!?」

「ひゃああ!!」

「何だ!!?」

銃弾がナツさんとルーシィさんを襲った。

「逃がしはしないぜ?」

そこには1人の男がいた。

「誰だテメェは!!?」

ナツさんが男に向かってそう言う。

「俺か?俺はレギオン隊の銃騎士・・・」



























「サブ・マーシンだぁ!!」

男はそう言う。

「やっぱり僕の計算通りだね。」

「「「「「「「「「!!?」」」」」」」」」

後ろにはあのエクシードがいた!?

「いつのまに!!?」

「君達がもしあの状況から逃げるとして、
 その時の精神状態とここの構造から簡単にはじき出される答えさ。
 サブ、本はその子が持っているよ。」

「ふん。こーんな奴か。」

男は何やら嫌いな人間がいて、いやーな顔をしているような表情をしていた。

「ルーシィさん!大丈夫でしたか!?」

「うん。あたしは大丈夫よ・・・。」

「ん!!?」

「おい、テメェ・・・」


ヒュン!


「何!?」

いない!?どこにいる・・・












































「う・・・美しい・・・。」

「ふぇ!?」

「!?」

何と、ウェンディの所にいた!?

「美しい・・・可愛い・・・可憐だぁぁぁ!!」

「え、ええ?」

「お嬢さん!!君はこの俺の運命の人だぁ!!!この俺を結婚前提で!!!」


ガァァァァァァァァン!!!!!!!!


「ぐわあああああああ!!!!!!!!」


ドーーーーーーーーーーン!!!!



「ウェンディの・・・手を握るなぁ!!!!!!」

俺は殴った後、そう言うのだった。よくも妹の手を握りやがって・・・!!!!!!

「ああっ!!!何でテメェは!!?」

「俺はウェンディの義兄(あに)だぁぁ!!!」

「な、何と!!?この場合、義弟(おとうと)?それともお兄様・・・・・・」

「誰がだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


ドーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!


「ぐああああ!!!!!」

「俺は、ウェンディの義兄(あに)と・・・・・・
 恋人のコージ・フォレトロスだぁぁぁぁ!!!!!!!!」

俺は大声でそう言うのだった。

「お、お兄ちゃん・・・!!!!///////////////」

ウェンディは顔を真っ赤になっていた。

「ああ!?兄が妹に恋をしていいと思ってんのかぁ!!?」

「義理だ。問題ない!!!」

「義理の兄・・・・・・だと・・・!!!バカな・・・・・・・・・!!!
 そんな小説などの様な事があるのか!!?なんて羨ましい野郎だ!!!!
 あんな子に『お兄ちゃん』と呼ばせているなんて!!!!!
 憎い、憎いぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

奴は血涙を流してそう言った。

「あ~あ・・・こっちもまた始まった・・・。」

「え?また・・・?ね、ねぇ・・・つかの事聞くけど・・・
 あの人って・・・・・・もしかして・・・・・・・・・。」






































「ロリコンだよ・・・かなりのね・・・はぁ・・・。」

「やっぱり・・・。」

「本当にいるのかよ・・・。」

「うわぁ・・・引くわ・・・。」

エクシードの言葉にミント、グレイさん、ルーシィさんはそう言う。

「邪魔すんじゃね・・・」

「ナツさん、こいつは俺が相手します。早く行ってください。」

「ああ!?何言って・・・」

「早く・・・!!!!」

「あ・・・・・・あい・・・!!」

「コージの怒りMAX(マックス)だぁ・・・!!」

「光竜の鉄拳!!!!!」

「おっと!!」


シュン!!


「!?」


ダダダダン!!!


「ふん!」

俺は銃弾をかわそうとする。しかし・・・!


「!?」

弾は方向を変え、再び俺の方へ向かってきた!?

「光竜の砕牙!!!!」


ガガガガ!!!


しかたなく、弾を光竜の砕牙で全て斬った。

「どうだ!!俺の魔法『ロックオン』!!!狙った相手は必ず当てる魔法だ!!!」

「ふん!なら弾をな壊して接近するまでだ!!そしてその銃をぶっ壊す!!」

さしずめ、魔法の銃でしょうな!!!!

「無駄だ!!!」


シュン!!


「またか・・・!」

また移動しやがった!!だが・・・!!!

「そこか!!!」

見つけたぜ!!!

「ふん。」


シュン!!


「な!?」

速い!!!!


ダダダダダダンン!!!!!


「っ!!!」


ガガガガガガ!!!!


「危な・・・!!!」

後ろから攻撃してきて、俺はまた光竜の砕牙で弾を斬った。

「コージより速い!!?」

「どうなってんの!!?」

「お嬢さんの為に教えてやろう!俺の穿いている靴は『瞬靴』!!
 俺の魔力を使い、一定範囲だが、瞬間移動ができる!!!」

「やっかいなマジックアイテムだ!!!」

「お嬢さんと一緒にデートしようと思うが、貴様を倒してからだ!!!」

「テメェ何かに恋人を奪われてたまるか!!!!」

俺は光の速さであの野郎に接近した。

「光竜の鉄拳!!!」

「無駄だ!!」


シュン!!


「くぅ!!」


ダダダダダダ!!!


「おっと!!!」


ダン!!


俺は近くの扉をぶち開け、部屋の中に入り、弾をかわした。
しかし、弾は俺の方へ来る。

「ふん!」


ガガガガガガ!!!


光竜の砕牙でまた、弾を斬った。

「無駄だ!!部屋に入ろうと同じだ!!!」


ダダダダダダダダダ!!!!


ガガガガガガガガガ!!!!


「何度やっても同じだ!!」

「どうかな?」

俺は奴の懐に接近した。

「何!!?く!!」


シュン!!


「ち・・・!」

かわされたか・・・!

「終わりだ!!」


ダダダダダ!!!


「ぐわぁ・・・!!」

「俺の銃の腕とロックオンの前に、敵は無い!」

「・・・ふ。」

「?」


ボン!!


「何!?」

ヒュン!!

「なっ!?」

「残念だったな!あれは闇分身だよ!!!闇竜の鉄拳!!!」


ドーーーーーーーーーーーーーン!!!!!


「ぐわああああああああ!!!!」


ガシャーーーン!!


「あっちゃー・・・窓ガラスやっちゃった・・・(汗。)
 まぁ・・・仕方ないか・・・それより奴を・・・・・・・・・・・・殺そう!!!」

俺は急いで外へ出た。しかしそこであるものを見た。

「!?」

エクシードが本を開き、風詠みの眼鏡を使って、本を読んでいた!?そして閉じた。

「「「はぁーーーーーーーー!!!!!!」」」

ウェンディ、グレイさん、エルザさんが攻撃をしたが、あのリトシェにより防がれた。

「本は返すよ。全部覚えたから。サブ。帰るよ。」


シュン!


「そうかい・・・。」

「・・・。」

俺は奴と目が合う。

「絶対あのお嬢さんを頂く!」

「させないよ!!!」


ドーーーーーーーーーーン!!!

















「ルーたん、またニャー!次は2人きりでデートぜよ!!」

「お嬢さーーーーん!!!またお会いしましょうーーーーー!!!!!!!!」

「ダン・・・また重くなったんじゃない?それにサブ、いい加減、ロリコン直したら?」



































「あいつら・・・!!」

「本を置いて行くなんて・・・!!」

「随分と舐められたものね。」

「くやしい~!」

俺、ウェンディ、シャルル、ミントはそう言う。

「見下しやがって・・・!」

「借りは必ず返す!!」

「てか元に」

「「戻せぇ!!!」」

グレイさん、エルザさん、ナツさん、ハッピーがそう言う・・・・・・
て、ナツさん、何で小さくなっているんですか!!?

「(お父さん・・・・・・何を伝えようとしてるの・・・・・・?)」

ルーシィは屋敷の方を向き、心の中でそう言った。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です。オリキャラ、サブ・マーシン。名前の方は、何となくわかりますよね?
簡単に言いますと、レギオン隊の銃騎士、そしてロリコンである。
コージにとってはウェンディに近寄るくそ男とです。
しかし実力はあります。また出てきてコージと戦う予定です。次回もお楽しみに~!! 
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