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緋弾のアリアAA “照準貫通のラピッドショット”を持つ転生者

作者:マンモス
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間宮襲撃

俺がイ・ウーに入って4年がたち、ある日俺はシャーロックに呼ばれた。

「来たか、八雲君」

「シャーロック。仕事の依頼ってなんだ?」

俺がシャーロックに今回の仕事を聞くと、シャーロックは一枚の紙を出してきた。

「イ・ウー特戦隊が日本の茨城にある間宮一族を襲撃することになってね、一人も殺さないように言ってるんだが、君にはある一人の間宮一族の殺しの依頼をお願いしたい」

「へーあんたが殺しの依頼をするなんて珍しいな。いつもはスカウトなのに」

俺が冗談混じりに言うとシャーロックは真面目な顔で口を開いた。

「その殺して貰いたいのは、間宮修蔵。間宮一族の本家の当主だ。彼には僕の顔を見られているんだ」

「OK! 了解した。イ・ウーのボスの顔が日本政府にバレたらマズいしな。今から行くよ」

「助かるよ。健闘を祈るよ『狩人(ハンター)』」

シャーロックは俺の異名を言いながら見送った。俺は装備を準備して『オルクス』に乗り込み、茨城に向かった。


茨城の間宮の里に行くと、結構火事で燃え盛っており、狙撃に使えそうな場所を探していると、間宮一族と思われる女の人が倒れていた。まだ息があるみたいなので、ショルダーホルスターに入れていたCz75を取り出し女の頭に押し付けて質問してみた。

「間宮一族なら一つ聞きたい。間宮修蔵はどこに居る?」

「……お前……あいつらの…仲間ね!…誰が教えるか」

女は教えてくれなかったので、俺はCz75を女の右足を打った。

ドンッ!

「アグッ」

「もう一度聞く。間宮修蔵の場所を教えろ。言うまでお前の体を打ち続けるぞ」

「…分かったわ…言うわ。当主はまだ屋敷に居る筈よ」

「そうかい。情報提供ありがとう」

俺は女の頭に突き付けていた銃をどけて間宮の屋敷に向かった。火事のせいで、道が開いてなかったので、遠回りしながら間宮の屋敷まで歩いて行った。屋敷は焼けて居るがまだ中に人がいるみたいなので俺は狙撃出来る近くのビルの屋上に向かった。まだビルに火は突いておらずすんなり屋上に行けた。屋上のドアを開くとイ・ウーメンバーの夾竹桃が煙管を吸いながら、立っていた。

「あら、八雲じゃない。なんであなたがここに居るのかしら?」

「仕事だよ。間宮修蔵の暗殺の」

夾竹桃の質問に俺は“照準貫通のラピッドショット”をケースから出しながら答えた。

「『教授』の差し金ね。けど困るわ。間宮口伝の秘毒・『鷹捲』の情報を聞き出してないわ」

「それなら、他の間宮に聞け。それは長男長女に伝えられるらしいからな。この紙やるよ」

俺はそう言いながら、シャーロックから貰った紙を渡した。これには間宮修蔵の家系図も乗っている為誰が間宮修蔵の子孫か分かるようになっている。

「あら、嬉しいわね。あ、どうやら出てきたみたいよ。あなたのターゲット。当てられるの?」

夾竹桃が間宮の屋敷を指指すと間宮修蔵が出てきた。

「オイオイ舐めるなよ!まずは何発か打ってこちらを気づかせる」

パンッ!  パンッ!

ラピッドショットはボルトアクションの為連発ができないから『高速装填』をして、二発撃って一発は右肩に当たってこちらに気づいたらしくこちらを見て、間宮修蔵は俺と目が合った。

「こっちに気づいたみたいよ。すごい殺気放ちながら見てるし」

「これでいいんだよ。“こっちを見て認識をしたら、照準貫通のラピッドショットははずさない”」

パンッ!!

俺がラピッドショットで虚弾を打ち出した。弾は間宮修蔵の頭に直撃して間宮修蔵は地面に倒れた。

「楽な能力ね。目が合って互いの場所を認識すれば急所に絶対命中する『視線必中』」

夾竹桃は呆れた顔で下を見ていた。

「そう言うなよ!スナイパーにとって結構なハンデになるんだぜこの能力」

「まぁ私は興味ないから。早く他の間宮を見つけないと」

夾竹桃はそう言ってビルを降りていった。仕事も終わった事だし、俺も帰ることにした。







 
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