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ARASHI団~セイギの味方ですけど?~

作者:まの
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第1部
第1章
  我らは生徒会!

「沢霧、そいつらだれだ?」
俺は沢霧に問う。
「お前そんな風に聞いていい相手じゃないぞ」
「は?」
「生徒会だから」
…お、おお。確かにあぶねえな。
「まぁ、お前はいいだろう。今から紹介しよう」
お願いしまーす
       
「んじゃあ、まずは…とりあえず私から」
絶対こいつ言いたいだけだな
「2-A、沢霧椿だ。生徒会長を務めている。」
全部知ってる。
「…えー、じゃあ次は副会長」
絶対恥ずかしくなったなこいつ。
ともあれ、副会長はどいつだ?

「はいっ★黄波ひかる(こなみ)2-C所属の副会長ですっ!!」

…っるせぇ。うるせー!!!!!なんだこのチャラチャラ女は!
ほんとに副会長か、その格好!!
アクセサリーはいっぱいつけてるし、制服もシャツじゃなくてTシャツだし…
髪の毛は金髪!
「金髪には夢と希望が詰まってるんだとさ」
沢霧はあきれたように言う。絶対こいつ金髪興味ねえな。
「ついでに言うと、水原とは気が合わなさそうだな」
俺は確かにこういううるさいやつは嫌いだ。
「でも、書記のやつは別にいいと思うぞ、ほら自己紹介しろ」
沢霧は一人の少女に声をかける

「…花園ルル(はなぞの)、2-A、書記」
低めの声だ。

うんっと…


怖い。怖い怖い怖い。
目つき、怖い。
見た目が怖い。

銀髪、メッシュ、ボーダーソックス、マスク、上の服は黄波もだったがパーカー。

不良…ですかね。

「はっはははははwwwwwなにビビってんだwwあほかwww」
豪快に笑う沢霧。品性がない。

「こいつ、学園長の孫娘だぜ?w」

ああああ!確かに名字、花園…つまり学園名!
すげぇ!
「てことは相当頭いいんだな!」

俺がそう言った瞬間、ピクリとみんなが反応する

「え…?どうした?」
「水原…残念だがな」
「あのねぇ~ルルちゃんねぇ~…」

「「かなりの馬鹿なの」」

黄波と沢霧が声をそろえて言う。

「は?馬鹿って、そりゃ沢霧からするとそうかもしれねーけど」
「いや、学年最下位だけど」
「ていうか、私のほうが君より頭いいよ??」

沢霧と黄波の言葉が俺を突き刺す。

what?
学年最下位?つか俺、あの馬鹿そうな黄波にも負けてんの?

「なんかすげえ失礼だな」

「うちのせいかな」
ルルが言う

「「いや、それはない」」
沢霧と黄波も言う 
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