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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第3章 赤い桜編
  第36話 過去を奏でるメロディー

 
前書き
イエ~イ☆07だよ☆
今回はラブラブカップルVSメロディーの対決だぁーーー!!
リョウは愛しのルーシィを守ることができるのか!?そして、勝つことができるのか!?
リョウ目線で書きますよ☆
それでは、第36話・・・スタート☆ 

 
リョ「グワァァァァァァァァァァッ!!」

ル「アァァァァァァァァァァァッ!!」

俺とルーシィはメロディーと戦っている真っ最中だが、完全に不利な状態。メロディーの魔法、音楽魔法(ミュージック)の雑音が頭を締め付けるような音楽を奏でていて、頭にガンガン響く。立ち上がれないほどだ・・・さっきから俺もルーシィも叫び声を上げてばかりだった。

メ「その叫びも、素敵な、メ~ロ~ディ~♪」

な、なんなんだ、あいつ・・・?さっきから、言ってることが、ちんぷんかんぷんだ・・・

メ「さて、雑音、一時停止。」

・・・と、止まった。さっきまでの雑音が聞こえない・・・

リョ「はぁ、はぁ、ルー、シィ、はぁ、はぁ、大丈夫、か・・・?」

ル「はぁ、私は、平、気、はぁ、はぁ・・・」

かなり時間を潰しちまったからな・・・ここからだぜっ!!

メ「それはど~う~で~しょ~う~?」

リョ「どうゆう意味だっ!!」

メ「すぐにわかりますわ。聖十大魔道のリョウ・ジェノロ。あなたに届けます。過去のメ~ロ~ディ~を~♪」

はっ?さっきから何言ってるんだこいつ?頭ぶっ壊れたのか?その時、

リョ「あ、アァァァァァァァァァァァッ!!!」

俺の頭の中で電撃のような痛みが走る。

ル「リョ、リョウ!?どうしたのっ!?」

リョ「な、なんだ、これ・・・あぁぁ頭が、頭が・・・!!グワァァァァァァァァァァッ!!!」

ル「リョウッ!!!」

メ「さぁ、リョウ・ジェノロ。過去のせ~か~い~へ~♪」

俺の意識はそこで完全に途切れた。

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リョ「・・・ここは・・・いったい・・・あ、?あれ?ルーシィ!?どこだぁ~~~!!」

気がつくと、俺は闇のような真っ黒な不思議な空間にいた。あの過去のメロディーってゆう音楽のせいだ。早く脱出しねぇと、ルーシィが危ないっ!!

?「母さんっ!母さんっ!!」

リョ「え?」

どこからか声がした。声のした方へ行くと・・・

リョ「!!!??」

幼いころの俺がいた。5歳くらいだな。5歳の俺は泣き叫びながら誰かの手を握っていた。

リョ「!!か、母さん・・・!?」

ベッドの上で寝ている・・・いや、死んでいる母さんの冷たい手を握って5歳の俺は泣いていた。そして俺は思い出した。

リョ「これは・・・俺の、過去・・・うあああああっ!!」

また電撃のような痛みが襲ってきた。俺はその場にうずくまり、頭を押さえる。こ、これも、メロディーの・・・魔法、なの、か・・・?このままじゃ、俺は過去に支配されちまう・・・!!

リョ「か、過去のなんかに・・・支配されてたまるかぁ~~~!!」

俺は2本の聖剣(エクスカリバー)を抜くと、

リョ「2剣流・・・星志希切ッ!!」

星のように輝く、希望に満ちた光を纏った聖剣で、真っ黒な空間を切り裂いた。

****************************************************************************************

リョ「!!こ、ここは・・・?」

気がつくと元の場所に戻っていた。

メ「音楽魔法、シ~ン~フォ~ニ~♪」

ル「キャアッ!!」

リョ「ルーシィ!?」

俺が過去の世界へ行ってる間にルーシィとメロディーが戦っていた。ルーシィはすでに傷だらけになっていた。

ル「お、お願い・・・リョウを助けて・・・私の最愛の人を、助けてぇ~っ!!」

ルーシィの頬には一筋の涙が光っていた。俺は握っていた2本の聖剣を持ち直し走り出した。

メ「音楽魔法、雑・・・」

リョ「2剣流、星志希切ッ!!」

メ「!!?」

キィィィンッ!!

すぐに気配を感じたメロディーは、持っていた白くて細い指揮棒で防ぐ。

ル「リョウッ!!」

メ「う、嘘ッ!?過去のメロディーから、脱出したぁっ!?」

でかい目を更にでかくする。驚いて歌うの忘れてやがるぜ。俺は聖剣の刃先をメロディーに向けると、

リョ「お前、泣かせたな、ルーシィを泣かせたなっ!!」

俺は怒りで爆発した。

メ「な、なんなのっ!この魔力ッ!!?」

リョ「俺は、もう、大切な人が、悲しむのを、見たくないんだぁーーーーーっ!!!」

俺は今までで一番でかい声で、

リョ「2剣流、天翔切ッ!!」

青白い光を放った聖剣を思いっきり振りかざす。

メ「キャァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」

形勢逆転ッ!!俺たちの勝ちだぁーーーっと、

リョ「ル、ルーシィ?/////////////////」

ルーシィが俺に抱きついてきた////////////////////

ル「もぅ、心配したんだから・・・」

リョ「/////ゴ、ゴメン・・・////////////」

俺のこと、心配してくれたんだな・・・

リョ「ありがと、ルーシィ。」

俺もルーシィを力強く抱き締めた。

エ「ルーーーシィーーーッ!!」

ショ「リョーーーウッ!!」

ル&リョ「!!」

エルザとショールが向こうから走って来た。俺とルーシィは慌てて離れる。

エ「2人とも無事かっ!?」

ショ「なんかすごい悲鳴が聞こえたから急いで来たんだけど・・・」

リョ「お、おぅ。俺たちは平気だぜ////////」

ル「そうそう。バトルも勝ったしね////////」

エ「そうか。無事でなによりだ。」

ガンッ!!

ル&リョ「硬ッ!!」

や、やっぱり、エルザは怖いぜ・・・

ル「あれ?エルザとショールだけなの?てっきり、ウェンディやグレイたちもいると思ったんだけど。」

そういえばそうだな。

ショ「さっきまで一緒だったんだけど・・・」

エ「いろいろあってな・・・」

リョ「な、何だよ2人して暗い顔しちゃってよ。」

ル「何かあったの・・・?」

ショ「・・・後で、ナツとマヤとハッピーがいるときに話す。」

もったいぶらないでさっさと言えばいいのによ。

エ「ともかく、後はナツとマヤとハッピーの3人がルーモを倒してくれたら、マスターたちは解放される。」

リョ「あの3人なら大丈夫だ。気合とやる気と根性の塊だからな。」

ショ「塊・・・なんだ。」

ル「ナツ、マヤ、ハッピー、頑張って。」

絶対にあの3人なら勝てる。俺は信じ続けた。 
 

 
後書き
第36話終了☆
いや~リョウかっこよかったですね。ラブシーンがありましたがいかがだったでしょうか?
次回はいよいよ最終決戦!!赤い桜のマスター、ルーモ・ラフレーの実力は!?
次回を見逃すな☆ 
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