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マブラヴ オルタネイティヴ 紅き飛竜の騎士

作者:ピエール
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第十二話 富士教導隊

 
前書き
最近暑いですね(-_-;) 熱中症にお気をつけ下さい

2013/7/15 一部修正 

 
1994年 帝都 日本帝国軍 帝国技術廠第壱開発局 第13格納庫 0900時


翌日、俺は格納庫に行き『イクス』に昨日の事を話すためコクピットに向かった。 コクピットに座り機体の機能を立ち上げると会合一番目に『イクス』とんでもない事を言ってきた。


『昨晩はお楽しみでしたね』


明るいものの微妙に怒気が混ざった口調だった。 兎も角、誤解を招かぬためにも昨日の出来事を話すことにした。

さすがに胸を掴んだ事は言わなかったが如何にか『イクス』は納得してくれた。


『・・・大体の事情は解りました。 マスターが強くなったのは私としても嬉しい事です。』

「まあ終わり方は不本意だったが負けてはいないしな」

『それよりマスター。訓練メニューの件ですけどシュミレーターに新たなデータをインストールしました。 お試しになりますか?』

「ああ、やってみるか」


時間が限られている中、今は少しでも強くなる必要がある。 俺は早速パイロットスーツに着替えてくるとシュミレーターモードで訓練を始めた。

新たな訓練メニューにやや期待していたが、目の前に映る光景にただ唖然とした。

場所は何もない平地ではあるが、目の前にいる機体に驚きを隠せなかった。 リーオーのような四角いカメラアイ、撃震より重装甲なボディに左腕にはダブルガトリングガン、右腕にはビームキャノンを担いでいた。 


「サーペント・・・だと!?」


それだけではなかった。 左右4機ずつ分かれているサーペントの中央に位置する場所にいる機体に目を奪われた。

脚部は白いものの、胴体と肩は暗青緑色で両腕にはダブルガトリングガンを装備していた。 そして、エピオンと同じくツインアイにV字型のアンテナ見間違えるはずもないあの機体の名前は。


推奨BGM 「返り血と火薬の匂いの中」


「ガンダムヘビーアームズカスタム・・・・!!」


目の前の機体に驚いている最中、『イクス』から通信が入った。


『驚きましたかマスター。』

「驚いたもなにもどういうことだ?」

『これから二週間、マスターには相手の攻撃を回避する動作を重点的に覚えてもらいます。』

「難易度高いな・・・・」

『私なり考えた結果、こうでもしないと強くなれませんから・・・』


まあ『イクス』の言うのもわかる。俺は気を取り直して操縦桿を強く握り締めた。 強くなるときめた以上、今更後戻りする気もない。

目の前の機体が戦闘態勢になるのを確認すると此方も戦闘態勢に移る。


「やるぞ『イクス』。強くなるためにも俺に力を貸してくれ!!」

『はい!!マスタ-!!』


こうして2週間後の戦いに向けての特訓が始まった。



同時刻 富士第一基地 第一会議室

此処は富士教導隊が駐屯する基地であり、教導隊は全国各地の部隊との対人戦闘訓練を繰り返し行い士気も連度も高い部隊である。 彼らは上層部から2週間後、富士演習場にて模擬戦を行うことを通達され第一会議室にてブリーフィングを行っていた。

教導隊の隊長である藤岡修一大尉が会議室に居る隊員に号令を掛けた。


「全員集まったな。 これより二週間後に行う模擬戦について会議を始める」


彼の年齢は今年で29歳になるものの、高い技量と数多くの戦場を渡ってきたベテランの衛士であり実力で教導隊隊長に就任した者で、そのため周囲からの信頼も厚く慕われている人物である。 


「模擬戦を開始する場所は富士演習場、敵は帝国技術廠第壱開発局が作り上げた試作機だ。今回の模擬戦は形式としては非公式ではあるものの、煌武院悠陽殿下や上層部の高官が模擬戦を観戦されるそうだ。気を引き締めて掛かれ!!」

「「「「「了解!!!!」」」」」


隊員達が一斉に声を揃えて敬礼する。


「何か質問はあるか?」


そんな中一人の隊員が挙手した。


「隊長、一つよろしいでしょうか?」

「許可する」

「なぜ敵の試作機の名称や武装の情報は公開されていないのですか?」


彼の質問は此処にいる者達も同じ事を考えていた。 各隊員に公開された情報は試作機である以外
なにも載っていなかった。


「その件は上層部に確かめたのだが非公開の一点張りだ。」

「・・・・・解りました」

「質問がなければ模擬戦で行う陣形について話を進めるぞ」


彼らは知るはずもない。 これから戦う相手が戦術機ではないことを。 そして、戦い慣れた地元で戦うということで油断していた事に気づくものはだれもいなかった。


2週間後 1994年 2月30日 1000時 富士演習場


『マスター準備はいいですか?』

「ああ、作戦も考えてきたしバッチリだ」

俺達は、前日の夕方にガンダムエピオンを戦術機輸送車両に搭載し出発した。 あの後、シュミレーターで特訓をし操縦技術に磨きを掛けた。 

最初の頃は、ガトリングで蜂の巣にされるは、ミサイルのシャワーを浴びるはで悲惨だった。 

だが、徐々に攻撃を回避できるようになり、逃げ回るだけでなく相手との間合いをしっかり把握し攻撃できるようになった。 

相手がAIだったからのもあるが、攻撃を完全に回避できるようになり全機撃破するまでになった。もしヘビーアームズやサーペントに乗っていたのがトロワ・バートンだったら確実に此方がやられていただろう。

俺の操縦技術も格段と上がり、エピオンの稼働率も以前までは20%だったのが40%まで上がった。 まだ、半分もいっていないものの中々の数値であった。

そんな時、整備班長から俺に通信が入ってきた。 


「坊主、こっちの準備ができた。何時でも出撃していいぞ」 

「了解です。 少し離れてください」


機体を動かし地面に立たせ開始地点まで移動することにした。


「頑張って来いよ坊主!!」

「はい。行って来ます!!」


親っさんから激励されると開始地点に移動した。 開始地点は此処からおよそ5㎞だ。 折角なので飛行形態で移動することにした。 幸い飛行高度可能な場所でレーザーの心配もない。 それに相手を驚かせるためにも飛行形態で行く事に決めた。 


「行くぞ『イクス』、ガンダムエピオン!!絶対に勝つぞ!!」

『勝ちましょうマスター!!!』


エピオンを飛行形態に変形させると俺達は模擬戦開始位置まで飛翔した。 
 

 
後書き
アンケートですが何時でも受け付けます。 どしどし応募してください\(^o^)/ 
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