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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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序章 出会い
  第15話 怪物召喚

 
前書き
こんにちは~♪紺碧の海で~す♪
今回はナツとトーヤの勝負です。トーヤの魔法はいったい!?そしてナツは久々に勝つ事が出来るのかっ!?
トーヤ目線で書きたいと思います。
それでは、第15話・・・スタート♪ 

 
僕が今いるのはマグノリアにある唯一の魔道士ギルド、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルド前です。ここで今からナツさんと勝負します。それにしても・・・初対面の人とバトルなんて人生初です。しかも、ナツさんはかなり燃えています。す、すごく強そうです・・・!
審判は僕より背の低いおじいさん。話によると、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドマスターのマカロフさんという方だそうです。

マ「それでは、始めィッ!」

ナ「先手必勝ッ!火竜の・・・咆哮ッ!!」

ト「あわわわわっ!」

マカロフさんの合図とほぼ同時に、ナツさんが口から炎を噴出しました。こ、これは滅竜魔法!噂で聞いてましたが、ここまでとは・・・!す、すごい破壊力です・・・!もう少しで直撃してしまうところでした。

ル「関心してどうすんのよっ!」

あ、そうでした。僕も戦わないといけませんね。
僕は左手を胸の前に置いて、

ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出て来い!透明人間!」

呪文のようなものを唱えると、僕の左手の甲に何本もの黒い線が浮かび上がり、それと同時に空中に紫色の魔法陣が浮かび上がり、すぐに消えてしまいました。

リョ「あの魔法・・・まさか!」

マ「どうしたのリョウ?素っ頓狂な声上げちゃって?」

リョウさんとマヤさんの会話が聞こえます。
実は僕、通常の人間よりも耳が優れていて、10mほど離れたところの音や声も聞こえるんです。

リョ「俺の目と記憶が正しければ、トーヤの魔法は怪物召喚(モンスターズ)という魔法だ。異世界から契約した怪物を召喚して戦う所持系(ホルダー系)の魔法なんだ。簡単に言えば、マヤの動物召喚(アニマルズ)怪物(モンスター)バージョンって事だ。」

エ「つまり、マヤと同じ召喚系の魔法、という訳か。」

ウェ「そんな魔法があるんですか?」

グ「初耳だな。」

リョ「当たり前だ。」

リョウさんがゆっくりと目を閉じたのが分かりました。





リョ「怪物召喚(モンスターズ)は、失われた魔法(ロスト・マジック)の1つなんだからな。」





ル「失われた魔法(ロスト・マジック)!?」

ルーシィさんの驚いた声が聞こえました。驚くのも無理はありません。僕のような子供が、失われた魔法(ロスト・マジック)を扱っているのは珍しい事ですからね。

ト「よくご存知ですね。流石聖十大魔道のリョウさんです。」

リョウさんが言ったとおり、この魔法は失われた魔法(ロスト・マジック)。そして・・・



()()()()使()()()()()()でもありますから―――――。



ナ「で?お前今何を召喚しぐわぁっ!」

ル「えぇ~!?」

ハ「ナツが吹っ飛んだぁ~!?」

「何を召喚したんだ?」と問おうとしたナツさんが見事に吹っ飛びました。流石透明人間!強いです!

ナ「いってェ・・・な、何だ?気配も魔力も感じなかったぞ。」

そりゃあそうですよ。()()()()なんですから。

エ「ナツが滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)で、いくら目や鼻や耳がよくても、気配や魔力が感じないのなら、この勝負はナツの方が不利だな。」

ショ「面白くなってきたな。」

ショールさん、これからもっと楽しくなると思いますよ。

ナ「おっ!なんだこのにおい?初めてかぐにおいだっ!」

ト「え?」

ユ「どんなにおいなの?」

ナ「よく分かんねぇけど、分かんねぇにおいだ。」

シャ「アンタの言ってる事も意味分かんないわよ・・・」

ハ「それがナツです。」

滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)(ドラゴン)のように視力、聴力、嗅覚が優れていると聞いた事がありますが・・・あれは本当だったんですね。

ナ「このにおい、たぶん透明なんちゃらって奴のにおいだ。」

ト「えぇっ!?」

僕でも分からないお化け達のにおい・・・ナツさんには、分かるんですね。お化け達のにおいっていったいどんなにおいなんでしょうか?

ナ「・・・そこだぁ~!火竜の・・・鉄拳ッ!!」

ト「あっ!」

皆さんには見る事が出来ませんが、僕には見えます。ナツさんの攻撃が今、透明人間のお腹に直撃して、透明人間が倒れたところを。

ト「お疲れ様、ゆっくり休んで。」

透明人間は消えてしまいました。て言っても、僕にしか見えないんですが。

ナ「これで止めだっ!火竜の・・・鉄拳ッ!!」

ト「!」

もう負ける!と思った瞬間、

マ「そこまでェッ!」

ナツさんの炎を纏った拳が僕の顔スレスレの位置のところで、審判のマカロフさんがバトルを中断しました。

ナ「何で止めんだよじっちゃん!」

マ「ナツ、相手はウェンディと同い年くらいの男の子だぞ。少しは手加減せんかっ!」

ナ「・・・・・」

マカロフさんの言ってる事が正論だと理解したナツさんですが、不貞腐れてしまいました。

マ「ところで、トーヤじゃったな?よければこのギルドに入ったらどうかのぉ~?」

ト「え・・・!」

ル「賛成!」

マ「トーヤは?」

僕はしばらく考えてから、

ト「み、皆さんが迷惑じゃなかったら、入ります。」

マ「おし!決まりじゃの。」

ト「お世話になりますっ!」

僕はその後、ミラさんという方に、ギルドマークのスタンプを右腕に押してもらいました。 
 

 
後書き
第15話終了。
トーヤはあっ!!っと驚くような過去を持っています。
次回はトーヤも新たに加わった10人と2匹の最強チームで、闇ギルド討伐へっ!
お見逃しなく! 
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