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めだかボックス 〜From despair to hope 〜

作者:じーくw
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第12箱 「わぁーーー!!………誰?」






























めだかちゃんの家の敷地を見ていて……。

「……広すぎだと思うね。」

そう自然に言葉がでちゃったいた。 苦笑



暫くして屋敷が見えてきて。

「…………。やっぱり凄い……。」

「わぁー!おっきやっ!! 僕のお家よりずーーーーっと!!」

善吉は凄く喜んでいた。





(……帰ってそう言うこと言わないでね?善吉君……きっと瞳さんがっかりするから……。)


そう思わずにいられない劉一だった。



「ま……まあ それにしても……ほんとに大きいね〜 500坪くらい……?」

んで敷地は山2,3個分くらい?

「大した事はない!無駄に広いだけだ!」

そうは言ってもね……?

めだかは胸を張ってそう言った。












家の前で車を止め。

「では、お嬢様、お友達の皆様もどうぞ。」

ドアを開けてくれた。

一歩、出てみると……。






「「「「めだかお嬢様!お帰りなさいませ! お友達の皆様も!いらっしゃいませ!」」」」






・・・・・・・・・・・・・

これは、メイドと言うヤツかな?

TVの中でしか見たこと無いけど?

「わぁ!」

さすがに善吉も驚いたようだ。

結構な人数で声量で、ハモったしね。

「ええっと……メイドさん……かな?めだかちゃん?」

確認するように聞いたら・・・

「うむ!家で雇っておる家政婦さん達だ!いつも世話になっておる!」

ハッキリ答えてくれた。

実在するんだね……

こんなお家。



「とりあえず!家に入るがいい!私の部屋で遊ぼう!」



そう言ってめだかは家のでかーい!おおきーい!扉に手をかけた。

「お城みたいだね?りゅうくん!すごいや!!」

「うん。こんなお家実在したんだねぇ……。」

めだかちゃんが扉を開けてくれたその時!





「やあやあ!愛しのめだかちゃん!!おかえりーーー!!」





誰かがめだかちゃん目掛けてダイビングへーッド!!!



誰??って思うまもなく。



「ふんッ!!」




“ドカンッ!!”





めだかちゃんの右フックが直撃!!


(アレ痛いんだよなぁ……。)


って思ってたら。

劉一の方に飛んできた?






って!





「えええ!!わあああ!!」





“ドッガラッ!ガッシャーン!”






縺れ合いながら倒れる。


とりあえず、


突然登場してきた誰か?を受け止めたまでは良かったんだけど。

さすがはめだかちゃんのパンチ!

受け止めきれず………受け止めたまま倒れちゃった。





「!!………………ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!」





……!?

めだかちゃん?それってセリフなの?

怒りのボルテージが上がっていくようなセリフ?を発しながら、こちらを睨みつけていた。

「………ぅぅう」

善吉は圧倒されてさっきまでのテンションが失せ萎縮してる・・・

当然かな? 

「ええっと………めだか………ちゃん?」

恐る恐る声を掛けるけど………

おさまる気配なし。



「ああ!!!めだかちゃん!僕が君とは違う人を抱きしめてるのに嫉妬してるんだね? かわいいなぁ!!もう!大丈夫!僕が愛しているのは君d“ドカーンッ!”げふぅーー!!」

黒神ローリングソバット炸裂!!





“メキョ!!!”





屋敷にめり込んじゃった。

「行くぞ!!」

「う……うん……。」

「めだかちゃん怖い………。」

何事も無かったように めだかは奥へと………。

執事さんや家政婦さん達は微笑んでるだけ。

(………これって恒例行事?なの?)

驚きながらも………。

まるで迷路のような屋敷の中を案内されめだかちゃんの部屋へと向かった。

あの人だいじょうぶかなぁ。



案内の途中、ちらちら後ろを見ていたのに気がついたのか

「どうかしたか?」

めだかが足を止め聞いてきた。

「い………いや あの人大丈夫かなってさ。」

嘘じゃないよ?

だって 家にめり込んでたもん。

心配するじゃん普通。

「心配するな!」

あれ………?


「いつもの事だ。」

「いつもなんだ……… あの人は?」

とりあえず、いつもの事というのは置いといて………。

いいのかな?

「ああ、変態(あれ)はお兄様だ。毎日毎日抱きついてきそうなのでな、ああでもしないと止まらないんだ。」

さも当然のように言い切るめだかちゃん。

「へぇ………お兄さんなんだ ………変わってるって言うかなんと言うか………」

「めだかちゃんのお兄ちゃんか〜 なら 大丈夫だね!」

横で聞いていた善吉は笑顔になった。

何がなら大丈夫なんだろう?

まあ………いいや。

「うむ 私もほとほと困っておるのだ。」

めだかは笑っていた。

(本当にいつもの通りなんだね………)

その様子に苦笑いするしかなかった。












 
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