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SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド 明日無き未来へ

作者:鳥人間
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第1-7 次なる目的地へ

サイド7の戦闘が終了すると、アムロ、フリット、キラ達は、いつの間にか消えていた。キャリーベースからの通信によると次元干渉数値が低下したことでそれぞれ本来の時間軸に戻っていったそうだ。

「取り敢えず、危機は去ったでいいかな。えっと、肇。戻ろう。」
「は、はい。」
「・・・」

肇は、オーバーフラッグカスタムの負担が大きそうに見えた。操縦する事は出来そうだが顔色は優れてなかった。そこで、和也はMA形態になり肇の前に機体を置いた。

「艦まで運ぶよ。リゼルのグリップに捕まりな。」
「大丈夫です。自分でいけます。」
「それが、無理そうだから言ってるんだ。その機体、負担が大きいんだろ?」
「・・・分かりました。では、お言葉に甘えさせていただきます。」

観念したのか、肇は大人しくグリップに掴み機体を預けた。和也は、ゆっくりと機体を発進させて帰艦していった。

「キャリーベース。これより、帰艦する。」
「了解です。それで、肇ちゃんは?」
「消耗は激しいみたいだから俺が運んでる。」
「そうですか。一応、医療班を格納庫で待機させときます。」

その後、和也はキャリーベースの格納庫に着艦した。肇の身体も気遣いゆっくりと機体を降ろした。和也が機体から降りると肇も同じく降りてきた。そこへ、医務室で出会った少女が肇に向かっていく。

「肇ちゃん!大丈夫!?」
「ああ・・・美波ちゃん。大丈夫だよ。」

美波と呼ばれた少女は、症状を確認すると少し身体に負担がかかっただけだと安堵の表情をした。そこへ、パイロット達も合流していき肇の無事に安堵した。

「無事みたいですね。」

そこへ、楓もやって来てみんなの無事に安心の顔をしていた。

「和也さんもありがとうございます。お陰で皆無事に帰ってきてくれました。」
「いや、そんな事ないと思うよ。」

和也は、肇の方に近付いていく。

「さっきの戦闘助かった。身体の方は大丈夫か?」
「はい。大丈夫です。」

肇は、弱々しくも笑顔を見せた。美波は、取り敢えず医務室で休ませると言い肇を連れて去っていった。そして、美穂と智恵理が挨拶してきた。

「た、隊長!」
「ん?美穂と智恵理か。どうした?」
「あ、ありがとうございました!隊長のお陰で生きて帰れました。」
「それは、俺のお陰でじゃない。君達の実力さ。」
「そう言うことは此処ではなく別の場所でしましょう。皆、談話室まで行きましょう。」

楓の一言で皆談話室まで向かって行った。談話室に到着すると、それぞれが自由に過ごしていった。和也が座っているテーブルに美穂、智恵理、楓がやって来て座った。

「失礼しますね。」
「「失礼します。」」

そして、楓は改めて先程の戦闘の礼を言った。しかし、本題は別にありそうだった。

「で?本題はなんです?」
「あら。分かります。単刀直入にいいます。私達に協力してくらませんか?」

楓は言った。自分達には人材が足りていない。そして、その艦の乗員の殆どは元々、軍に所属してなく一般人や別企業で働いたいたらしい。

「そこで、軍人であってパイロットとしても優秀な貴方の力を貸して欲しいんです。そして、一緒に世界の異変を解明して解決して欲しいんです。」
「・・・軍人だからこそなおのこと俺は軍に戻らないといけない。それに、俺は元々謎の勢力の存在を伝える筈だった。でも、それが出来なかった事によって統合軍は苦戦をしいられてるはず。速く軍と合流しないといけない。俺にも守るべき人達がいるんだから。」
「それは、十分分かっています。私も、軍人でしたから。」

楓も軍人出身だから和也の言う文も分からなくはなかった。しかし、彼女も引き下がるわけにもいかなった。彼女もまた自分の守る者のために戦ってるのだから。

「私も守る世界のために世界の異変を解決しようとしてます。この世界異変を解決する事は貴方の世界を救う事にも繋がります。」
「・・・分かりました。」
「では!」
「統合軍と合流するまでです。貴女達が言うことも分かる。それは、事実なんだろう。実際にあれを見た後なんだから。」

和也も実感していた。ジェネレーションブレイクを目の当たりにして戦ったのだから。しかし、和也にも守るべき者達の為に軍人になったのだから。

「・・・分かりました。では、それまでの間よろしくお願いいたします。」
「了解だ。しばらくの間よろしくお願いいたします艦長。」

和也は、立ち上がり楓に手を差し出した。楓も立ち上がり和也の手を取り握手した。

「それと、貴方にはその間この艦のMS第2小隊の小隊長をしてもらいます。」
「「よろしくお願いします!隊長!!」」

美穂と智恵理は、同時に立ち上がり挨拶を交わした。和也は、微笑みながら挨拶をした。

「改めてよろしく。俺は、天宮和也。地球統合軍所属。一応、階級は少尉だ。」
「よろしくお願いします!わ、私は、緒方智恵理です。」
「私は、小日向美穂です。よろしくお願いします!」

和也は、2人共にも握手をした。

「それで、これからの事ですが生活用品等は揃えれたのですが弾薬関係の物資はあまり入手出来なかったですね。先程の戦闘でもかなりの消耗してしまいましたからね。」
「それならアーモリーワンに行きませんか?」

すると、そこへ肇がやってきた。一同は、驚き心配していた。

「肇!?貴女もう大丈夫なんですか?」
「はい。少し休んだら元気になりました。それより、物資が少ないのならアーモリーワンで補給しましょう。あそこなら工場プラントも充実してます。十分に補給できると思います。」
「・・・そうですね。分かりました。本艦は、これより準備が整い次第アーモリーワンに向かいます。」

こうして、和也達の次なる目的地が決まった。

 
 

 
後書き
次はアーモリーワンへ向かいます。OWの順番でいくと宇宙いったり地球へいったりと滅茶苦茶になりそうだったので少し順番をいじります。
 
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