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魔法少女リリカルなのは~過去を捨て今を生きる者~

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無印編!
  アルフは猛獣と化した

 
前書き
本っっっ当に遅れてスミマセン!!

今回はしっかりと理由あるんですよ?
まず、木曜日はテストの前日だったからできなくて、次の金曜日はテスト終わって疲れ果てちゃって、今日はPCのコンセントをブチ抜いちゃったからログアウトされてて、しょうがない・・・とか思いながらログインしようとしたらパスワード覚えてないことに気がついて・・・。

そんなしっかりとした理由があったんですよ!
なので見捨てないでくれるとマジ感激です。

それではっ
 

 
少しすると俺たちは海鳴りのビルの屋上にいた。

「フェイト、フェイト!!」

アルフがフェイトを横にして呼びかけるが、フェイトは目を開けずにただ苦痛に顔を歪めている。

「ヤミ、ヒール」
<はい。ヒール、発動します>

俺はまた治癒能力を発動させ、プレシアに付けられた傷を治す。

「アルフ、フェイトの部屋に移るぞ」
「あ、ああ。わかった!」

そして俺はある程度の傷を治し、アルフがフェイトを担いで部屋のベッドに寝かした。


「陽龍、フェイトは大丈夫なんだよね!?」

フェイトをベッドに寝かせるとすぐ、アルフが聞いてきた。
それに対して俺は、

「あ、ああ。とりあえず傷は治したから、そのうちに目を覚ますはずだ」

と、少し戸惑いながら答える。
するとアルフは安心したのか、地面にへたりこんで「よかったぁ・・・」と呟いた。

『兄さん・・・』

「ッ!?」

俺はまたあの声が聞こえ、膝をついて蹲る。

「陽龍!?」

アルフはそんな俺に対し、どうしていいのか分からずに顔を白黒させている。

「アル、フ・・・頼む、身動きできない・・・よう、抱きしめて欲し・・・ッァアアアアアアアァァアァアアアア!!??」
「え、う、うん!!」

なんとかそう言った俺をどうにかしようと、アルフは美愛や両親のように俺を強く抱きしめる。

「・・・もう、大丈夫だ。ありがと、アルフ」

案外発作?は早くに収まり、俺はアルフから少し離れる。

「と、とりあえずもう大丈夫なのかい?」
「ああ。心配かけた」
「そっか・・・フェイトに続いて医龍まで気を失ったらどうしようかと思ったよ・・・」

アルフはそう言ったきり黙ってしまう。
・・・この沈黙がツライ。
ってなわけで俺はフェイトの目が覚めるまでの間、気になっていることを聞いてみることにした。

「アルフ、もしかしてフェイトは以前、同じようにプレシアに鞭で叩かれるようなことがあったのか?」

俺が気になっていたことを聞いてみると、アルフはびっくりしたような顔をした後、辛そうな顔をして「・・・そうだよ・・・」と短く答えた。

「フェイトは前から今回のようにプレシアの願いを叶え続けてきたんだ。地球とは違う世界の、とても寒いところにしか生息しない万能薬とか、樹海に生息しているどんな傷も治ると言われている水を取りに行ったり、前なんか死者すらも生き返ると言われているドラゴンの涙を取りにいけとか言われたり・・・。
フェイトは全て失敗せずにしっかりとやり遂げていたんだ。でもプレシアのやつ、「私の娘なのにこんなに時間がかかるなんて」とか言って鞭で叩くんだ」

アルフは辛そうな顔で続ける。

「アタシだって何度も止めさせようとした。でもアイツ、アタシの話を聞いてくれないんだ。
それに聞かないだけじゃない。アタシを・・・いや、アタシとフェイトのことをただの駒としか思っていないみたいな感じで・・・さすがに耐え切れなくなって昔、フェイトに言ったんだ。「こっそりプレシアから逃げよう」って。でもフェイト、「母さんは不器用なだけなんだ。本当は心の奥で私たちのことを心配してくれている。私はあの人の娘だからわかる」って・・・あいつがそんなこと思うはずがないのに・・・!」

アルフは今まで溜めていたものを吐き出していった。
そして話が一段落したころ、ベッドから物音がした。

<ヒリュー、フェイト様が起きたようです>

ヤミがいち早く気がつき、俺たちに教える。
アルフはそれをきくなりベッドに駆け寄った。

「フェイト、起きたのかい!?傷はもう痛くない!?」

アルフ、お前はどこのオカンだよ。
そんな思いを胸にしまいこみ、アルフの質問攻めに苦笑しつつ「大丈夫だよ、アルフ」と言うフェイトを見つめていた。
うん、心が成長してるんだね!

「あ、そうだ、フェイト」

いつまでもくっついたままのアルフを適当に追い出し、質問攻めにされていたフェイトに声をかける。

「ど、どうかしたの、陽龍・・・ぅわ、アルフ!?どこ触ってるの!?」

アルフは猛獣と化した。
とりあえず放置。

「フェイトはまだジュエルシーぢを集めるのか?」

アルフは俺の質問が真面目なものだと察し、フェイトに変なことをするのをやめ、地面に座り込む。
完全に犬だな。この忠犬ハチ公が。

「えっと・・・うん、私はまだジュエルシードを集め続けるよ。・・・陽龍はもう、イヤ・・・?」

フェイトが心配そうに俺の顔を見る。

「・・・俺もまだやめないさ。フェイトだけを危険に晒したくないから」
「・・・あるがとね、陽龍」
「どーいたしまして。んじゃ、明日は学校あるから放課後、またいつもの屋上に」
「うん。それじゃあね、陽龍」

そう言って俺をフェイトの家を出て、自分の家へと帰っていった。
 
 

 
後書き
陽「眠い・・・そして社会と英語死んだな」
美「私が死んでるのはいつものこと☆
 って、死んだとかいいながらおにぃ、なにげに十位には入ってんじゃん」
陽「まなー。さて、明日もお出かけだから本日は早めに切らせてもらいます!」
美「それではっ」
 
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